【金持ち父さん貧乏父さん】
こんばんは。
本日はロバート・キヨサキさんの著書「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ感想と自分なりの考察を記していきたいと思う。
皆さんも周知のことと思うが、この本は投資とお金のバイブル本になり得るポテンシャルがある。
ビジネス本の名著中の名著である「7つの習慣」を初めて読んだときと同じような感銘を受けた。
1.お金持ちとは
この本が提唱する最終目標は極めてシンプル。
どうやったらお金持ちになれるのか、お金持ちの思考法やマインド、そしてお金を稼ぐことの根本的な間違いを指摘する。
我々がいつまで経ってもお金持ちになれないのはなぜなのか。
その問いに対して金持ち父さんは明確に「貧乏人はお金のために働くからお金持ちになれない」と断言する。
では、どうすればお金持ちになれるのか。
お金持ちとは、お金のために働く人ではなくて「自分のためにお金を働かせる」人たちを言うのだ。
具体的なキャッシュフローの流れを見てみよう。
中流階級以下の人々は
○まず働いて、収入を得る。
○服や食べ物など必要なものにお金を使う。
○負債(家のローン、税金など)を支払う。
○また翌月、収入を得る。(以下、繰り返し)
と稼いでは支払い、稼いでは支払い、といった変化がなく終わらないお金の出し入れ、つまりラットレースに囚われているという。
では、お金持ちのキャッシュフローはどうか。
お金持ちは、
○まず同じく働いて、収入を得る。
○得たお金でさらにお金を生み出してくれるような資産(不動産、株など)を購入する。
○最低限の必要なものにお金を使う。負債にはできるだけお金を使わない。
○資産がお金を作りだすため、どんどん収入が増えていく。
○増えた収入をまた資産に投資する。
といったお金がお金を作り出すシステムを構築していくため、どんどん資産が増えていく。
一見すると、お金持ちのキャッシュフローはそれほど難しいものではないように見える。
ではなぜ多くの人々はお金持ちのキャッシュフローではなく、大多数のキャッシュフローに乗ったまま人生を終えてしまうのか。
2.お金持ちの道を阻む要因
それは私たちのお金に対する無知と恐怖と欲望である。
無知と恐怖とはすなわちお金を知らないために怖がってしまうということ。
私たちは幸運にも日本という先進国に生まれ、世界中のどの国よりも高度な教育を受けることができていますが、学校ではお金のことを一切教えてくれない。
よって、多くの日本人にはお金や投資の知識がほとんどないのだ。
人間は知らないものには恐怖を感じる。
ゆえに、投資だとか、税金の話は皆怖がって考えようとしないのだ。
対して、欲望とは物欲やその他不必要な支出に対する欲望のことである。
最近ではミニマリストという言葉も流行となりやや風向きが変わってきたように思うが、
この本が書かれた1900年代後半などまさに日本人の物欲が最も強い時代だったように感じる。
皆高い車、いいスーツ、大きな持ち家を求めて散財の限りを尽くしていた時代。
こういった欲望から生まれた不必要な支出や負債は我々をお金持ちのキャッシュフローから遠ざける。
お金持ちは常に資産を増やすために行動し、決して負債を抱えない。
3.資産と負債
ここで、資産と負債の違いを明確にしていきたいと思う。
資産とは、ポケットにお金を入れてくれるもの
負債とは、ポケットからお金をとっていくもの
である。
例えば、株式は明らかに資産である。
買った当時より値が高まればそれだけでもうけになるし、配当金という形でポケットにお金を入れてくれる。
では持ち家はどうだろうか。
以前は持ち家は立派な資産だと考えていた人たちも多かったようだが、「金持ち父さん貧乏父さん」の定義でいうと持ち家は負債である。
持ち家を持っていることで入ってくるお金はないのに対し、住んだ時点で物質としての価値は半減し(20年で持ち家の価値は0になると言われている)、固定資産税、住宅ローンなどで我々のポケットから余計なお金をもぎ取っていくからである。
また、お金持ちは概ねビジネスを運営する。
これはビジネスがれっきとした資産であるからである。
ビジネスとは自分の時間やお金を投資して、商品や仕組みを作り、その仕組みと商品に働いてもらいお金をかせぐ方法である。
つまり先ほどの定義からするとビジネスというのはお金持ちにとって立派な資産なのである。
4.リスクの本質
もちろんこういったビジネスを始めたり、不動産、株式への投資はリスクを伴う。
なので安全に一生を過ごすのであれば、一見ラットレースに参加したままのほうが道理を得ているような気もするであろう。
しかし、よくよく考えてみよう。
勤め人の我々は政府や銀行から様々な形で収入を削ぎ落とされ、一生懸命に働いてた。
そしていざ退職して年金生活となった時に果たして政府や銀行は我々の老後を守ってくれるだろうか。
昨今騒がれている2000万円問題しかり、一生懸命政府や銀行のために働いても、結局政府や銀行はあなたを助けてくれないのだ。
チャンスがあった時にリスクを取らなかったツケとして、結局、安定を求めていた大多数が損をすることになるである。
私たちができる最良の選択は、
投資や投機のリスクを最小限とし、投資という未知に対する恐怖を払拭するような金融リテラシーを常に追い求めること
そして
それを実行に移すための強い精神力と向上心を育むこと
そのように筆者は思う。
以下、本文より抜粋
○中流以下の人間はお金のために働く
金持ちは自分のためにお金を働かせる。
→つまり中流以下の人たちは収入、支出、負債のキャッシュフローお金持ちは収入、資産運用のサイクルを繰り返すキャッシュフロー
【具体的なアクションプラン】
お金持ちは収入、資産、支出、負債というキャッシュフロー中の4種類の属性のうち、支出と負債を嫌う。
つまり
負債になるもの(資産運用しないローン、持ち家、車、保険など)を基本的に避けることと
支出(生活費、固定費)を極限まで抑えるある種ミニマリスト的な思考が必要
また、あらかじめ収入の何割を投資に回すかを決めておき、毎月必ず最低その額を投資に回す。(全体の3割くらいが妥当だろうか。)
投資に回すお金を決めてから生活費やその他支出についての支払いを考える。
支払いがとどこおりそうな場合は、どうしたら支払うためのお金をかせぐことができるかを常に考える。
チャンスは常に目の前に転がっていることを強く意識し、行動する。
○感情に対してただ反応する人間ではなく、それを観察して考える人間になることを覚えておくんだ。
→感情にただ反応する人間とは
怖いから勤め人を続けている人間、欲しいから洋服を買ってしまう人間など。
【具体的なアクションプラン】
明確な理由のない恐怖や欲望を感じたときにそれに準じて行動するのではなく、一旦気持ちを受け止めて整理し、それが本当に自分に必要かを考えた上で行動する。
例えば
投資が怖い。→一旦気持ちを受け止め、考える。
投資の何が怖いか。よくわからないが、リスクがあると言われている。
本当に自分のためになる行動とは。
わからないならば調べる。
メリットとリスクを自分で調べた上で論理的に自分のためになる方を選ぶ。
○一番大切なことは資産と負債の違いを知ることだ。その違いが分かったら、次は収入を生む資産を買うことだけに努力を集中する。
資産とはポケットにお金を入れてくれるもの。
負債とはポケットからお金をとっていくもの
【具体的なアクションプラン】
資産を買うことに集中し、負債には手を出さない
持ち家、車などは基本的に負債である
○投資は「買う」ことではない。「知っている」ことの方が大きな役割を果たす。
投資を行うときは、買う瞬間より買う前にどれだけファイナンシャル・インテリジェンスを育めるかが大切。
身につけるべき力は会計力、投資力、市場の理解力、法律力。
【具体的なアクションプラン】
まずはネットで各分野について情報を調べ、必要に応じてyoutube、セミナーなどで知識を深める。
特に投資力と市場の理解力といった力は本書内でもかなりあいまいに書かれていたのでまずこれらがどんな力なのかを具体的に調べることとする。
○残念ながら実際の社会で成功するには、すぐれた才能だけでは不十分だ。
優れた才能があったとしても、周囲からの認知がなければその才能やそこから生み出される商品にはいくばくの価値もない。
【具体的なアクションプラン】
優秀な商品を周囲に認知させるためのスキルを身につける。
具体的にいうとセールスとマーケティング能力、広告に使うコピーライティングなど。
○「もらう」だけではなく、「与える」こともできなければならない。
与えることによって自分の影響力や信頼度を高める。現代風に言うならば信用貯金。
【具体的なアクションプラン】
未定。
○手持ちの金は少ししかないが金持ちになりたいという人にとって必要なのは、バランスをとることではなく焦点を絞ることだ。
NISAやiDeCoは素晴らしい制度だが、老後を安定させたい人のためと言う側面が強い。
若いうちからある程度稼ぎたいならFX、高配当株などの検討。
【具体的なアクションプラン】
未定。
○まず選択すべきは教育に投資することだ。私たちが持っている本当の唯一の資産は私たちの頭脳だ。
そのまんま。
サポート非常にありがたい。あなたのサポートを胸に、これからも邁進していこうと思う。