InstagramのARカメラにはエフェクトギャラリーというものがあり、すべてのエフェクトの中からピックアップされたものや、カテゴリーごとにピックアップされたものが掲載されていますが、私のエフェクトもいくつかピックアップされているので「どうやってピックアップされたの？」と聞かれることがありますが、結論から言うとピックアップしてもらう方法はありません。

何を基準にどのようにピックアップしているかも発表されておらず、クオリティの高いエフェクトもあれば、クオリティが低いのまでピックアップされているのでピックアップ基準はわかりません。

ギャラリーに表示されるエフェクトはユーザーによって違う？

多少違いますが、今のところ大きな違いはないようです。
Instagramの検索画面に出てくる投稿は普段見ている投稿やフォローしているアカウントによって、Instagram側でユーザーの好みによって最適化されており、ファッション好きなアカウントではファッション系の投稿が多く表示され、DIY好きなアカウントではDIY系の投稿が多く表示されますが、エフェクトギャラリーにピックアップされているエフェクトはあまり大きな違いはなく、ユーザーごとに表示されないエフェクトもあったりしますが、基本的にはInstagramがピックアップしたものの中からユーザーごとに多少分けているくらいで、大きな違いはありませんでした。

ピックアップしてもらうための最低条件

掲載してもらうにはいくつかの条件があり、エフェクトを申請する際の入力項目にある【Promotional status】にチェックするエフェクトはピックアップされないようです。

これはプロモーション用途で配信している特定の企業のエフェクトだけをピックアップすると中立である立場のInstagramに「なんであの会社のエフェクトはピックアップしてるのに、うちのエフェクトはピックアップしてくれないんだ！」なんてクレームが入りかねないからだと思います。

以前Facebookのイベントでビデオインタビューを受けたことがありますが、帽子に英語が書かれていたので、「これはブランドロゴじゃないか？ ブランドロゴなら帽子を脱いで。」と言われました。

プロモーション利用の基準は？

ビジネスアカウントの時点でプロモーション用途になるので多分ピックアップさせるとこはないと思いますが、プロモーション用途の基準はこちらのページに記載されています。
以前はビジネスアカウントだと【Promotional status】が強制的に入っており、外すことができませんでしたが、最近見たらビジネスアカウントでも外せるようになっていました。ただ上記のページにはビジネスアカウントはピックアップされないと書かれているので、チェックしようがしまいが、実際にプロモーション利用しているエフェクトがピックアップされているのは見たことがないので、多分ピックアップさせることはないと思います。

The content of the effect：An effect is promotional if it includes a:
・Brand name.
・Logo.
・Product name.
・Product image.
-------------日本語訳-------------
効果の内容：以下を含む場合、効果はプロモーションです。
・ブランド名
・ロゴ
・商品名
・商品画像

ピックアップしてもらったらエフェクトのインプレッションは上がるのか？

私が公開していた動物の頭のマスクをかぶるエフェクトが複数、動物カテゴリー内でピックアップされていましたが、一ヶ月ほど前になぜか急にピックアップされなくなり、さらにInstagramのバグでエフェクト名で検索してもヒットしなくなりましたが、ピックアップから外されたからと言ってもインプレッションは大幅に下がっていないので、ピックアップされたからと言って爆発的に延びるというわけではなさそうです。
以下が一番インプレッションの多い牛の頭になるエフェクトですが、多少下がっていますが、今でも一日平均して10万以上はあります。
検索にヒットしないこのエフェクトをどのようにユーザーが使っているかはわかりませんが、エフェクトを保存していたり、ほかのユーザーの投稿を見て使っているんだと思います。

逆に今年の年賀コンテンツで作ったエフェクトが動物カテゴリーにピックアップされていますが、まったくインプレッションはありません。平均して3000前後でシェア数は平均して20ありません。

以上がストーリーのエフェクトギャラリーに関する投稿でした。
クオリティが高く、面白いエフェクトを作れば以前投稿した「制作したInstagramのARカメラを世界中の人に知ってもらう方法は？」の方法で、世界中のユーザーに知ってもらい、使ってもらえることが可能なので、エフェクトギャラリーのことはあまり意識しないほうが良さそうです。

InstagramのARエフェクトに興味がある方はお問い合わせください