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今年の精神的目標

 昨年2022年は私にとって大きな転換の年だった。大量生産・大量消費型の資本主義の経済・社会システムが地球の限界へとぶつかるなかで、紆余曲折を経ながらも人類は持続可能な経済・社会システムへパラダイムシフトしていかざるを得ない。こうしたなかで、社会の組織やシステムも中央集権型から自律分散型へとシフトしていく趨勢にある。そのなかで、私自身の生き方も、自分軸の生き方をできるところからしていかなければならない。

「自分軸」の生き方のスタートとなった2022年

 こうした気持ちを一昨年(2021年)後半あたりから考え始めていたが、去年はその思いが少しずつ現実化しはじめた1年だった。

 昨年4月に前職を退職し、転職+自営業の掛け持ち戦略を打ち出した。その路線にそって、8月に週4日の条件で転職先を確保し、そこで新たな仕事を軌道に乗せつつある。これまでのキャリアを活かしつつ、まったく違う条件での仕事であるが、こちらは毎日が発見で楽しい。

 自営業の方も、これまでお世話になった方々のご支援をいただきながら、新事業のコンセプトを決め、少しずつ収益を確保し、ホームページも作って情報発信を始めた。とくに、ホームページは、自分がぼんやり考えていたことを言語化し、発信していくうえで重要だ。

精神的目標を決めた

 ここを基礎に、2023年は「転職+自営」の事業を本格的に展開していきたい。そのうえで、自分自身の精神的目標をまず決めた。

 目標にはいろいろあって、●●円の売上を上げるとか、「〇〇の新規事業を始める」とか、具体的な目標もあるが、ここでいう「精神的目標」とは、自分自身がこの一年間で、どういう精神で日々を過ごし、行動するか、どういうことに価値観を見出すかという目標である。

 こういうことを自分自身に刷り込むうえでは、言語化することが一番効果的だ。そのため、このnoteで宣言することにした。

 2023年の自分の「精神的目標」は次の6点である。

1,日々、自然と人々に感謝する

 ここまで何とか生きてこれたのも、まずは父母、そして親族、友人、知人、仕事仲間、そして日々、私に食事を与え、健康な生活を送らせてくれる自然環境である。

 ここ1~2年、なぜか家にある仏壇と神棚に毎朝、手を合わせるようになった。そこでは、何かお願いをするというよりも、今日も無事に目を覚まさせていただいたことに感謝することを第一に置いている。

 そして仏壇では、父や祖母に今日もお守りくださいとお願いする。神棚では、どうか世界が平和でありますように、災害や戦争が起こりませんように、持続可能な世界へと進みますようにと世界的なお願いをする。

 朝一番で、神仏に感謝することで、その後の一日、誰に対しても感謝の気持ちで接すことができるようにする。

2.すべての活動は世のため、人のため

 去年、いろいろ迷っていた時に、六波羅蜜寺で引いたおみくじで、次のように書かれていた。

 籠の中にいた鳥が放たれて自由に飛び歩くように苦しみを逃れて楽しみの多い身となる運です。世のため、人のために尽くしなさい。幸いまして名も上がります。
 願い事: 他人を助けよ。人の助けにて、叶います。

六波羅蜜寺のおみくし

 自分軸の生き方をするといっても、その目指すところは、世のため、人のためである。

 いろいろな事業を展開すると、お金の問題はついて回る。カネ勘定に甘いのは良くないが、目先の利益で左右されるのではなく、世のため、人のためを第一に置く。そこに重点を置いていれば、あとからお金が付いてくるーーという精神ですべての行動を考える。

3.自分軸の生き方を貫く

 これは、一昨年あたりから考えてきたことであり、その方向でだんだんと環境が整ってきた。ただ、それが、今のような形になるとは、1年前は想像もつかなかった。

 自分軸の生き方とは何か、これは、実際に実践をして、一歩、一歩、見出していくしかない。そのため、焦らず、騒がず、いろいろな人々と対話しながら、最適な道を見出していくのが良いと思う。

4.To do よりも Have done で評価する

 これは、何かの本からのパクリである。 

 私はこれまで仕事上で  To Doリストを作ることを重視してきた。できるだけ仕事を分解して、細かいToDoリストを作り、それを一個一個消し込むことを重視してきた。それは、それで大事である。

 しかし、ToDoリストは、作れば作るほど、ToDoが増えていく。どんなに効率的にDoを実行し、消込をしたとして、また新たなToDoがどんどんできていくので、それだけを見ていると疲れる。

 だが、ToDoリストを離れて、自分が何をやったかを振り返ってみると、けっこういろいろやっている。私も、昨年末に2022年にやったことリストアップしてみると、「こんなにたくさん、いろんなことをやっていたんだ」とびっくりした。せっかく、いろいろとやっているのに、それを意識しないと忘れてしまう。なので、定期的に自分がやったことを振り返り、それを言語化しておくと、自分の自身につながるし、そこから次の展開も見えてくる。これは、意外に重要だ。

5.まずは小さなところからでも行動に移す

 これは、とくに新規事業にとって大事だ。 私の自営業の方は、高邁な理念を掲げているが、その第一歩は、1万円、2万円の小さな案件からだ。そういうのばかり拾っていても仕方ないという考え方もあるが、たとえ1万円、2万円であっても、実際に経済を動かすことをとおして、いろんなことが見えてくる。新規事業なんて、最初から儲かるわけではないので、まずは、小さな案件からでも動かして、まずは学ぶ。学ぶことから、つぎの展開のヒントを得る。そこから、ちょっとずつ事業を大きくしていくのだ。

6.人事を尽くして天命を待つ

 これは昔の中国のことわざである。

 何かの事業を始めようとすれば、まずは自分自身の努力が必要である。しかし、大部分の事業は自分だけ頑張れば成果を得らえるわけではない。まずは、相手=お客さんや協力者との何らかの合意が得られて初めて前へすすむ。

 しかし、お客さん=相手の意思は相手ぞのみ知るのであって、私がどう騒ぎ立てても、どうにもなるわけではない。しかし、自分自身として、やれることは全部やってみる。やってみたうえで、それが結果を出すかどうかは、相手の都合や要求に合致しているかどうかということもあろうし、ものごとが成就するための客観的な条件がそろっているのかどうかという問題もある。そればかりは、自分ではコントロールできることではないので、まずは自分がやれることは全部やり、ベストを尽くしたうえで、結果を待つ。

 結果が自分の思い道理にならなくても、そこにはこだわらない。結果にはこだわらない。結果にこだわると、苦しむことにある。

 今年の年末には、すべてこうした気持ちでこの1年間やってこれたのか、それを振り返ってみたい。

 

 



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