【公式】ボアルース長野

プレイヤーズヒストリー ~Fリーグを戦う選手の歩み~ 普段語られない選手の歩んできた…

【公式】ボアルース長野

プレイヤーズヒストリー ~Fリーグを戦う選手の歩み~ 普段語られない選手の歩んできた道のりや思い・価値観をインタビュー記事でお届けします。

最近の記事

プレイヤーズヒストリー~籔内涼也~

湘南生まれ、湘南育ち。海の似合う若者が、山に囲まれながら武者修行に励んでいる。湘南ベルマーレから期限付き移籍で加わった籔内涼也だ。下部組織も含めて13年間在籍したチームを離れ、自身初となるF2リーグで戦う今季。F1復帰に向けた“助っ人”として、最年少ながら存在感を放っている。 小学1年生から友人の誘いを受けて、湘南の下部組織であるS.B.F.C.LONDRINAへ。6年時にバーモントカップ(全日本U-12フットサル選手権大会)でベスト16入りを果たす。中学まではサッカーとフ

    • プレイヤーズヒストリー 山蔦一弘 監督

      大阪府出身。小学校からサッカーを始め、高校時代は京都府の強豪・東山高でプレーした。同校 は昨年度の全国高校サッカー選手権で準優勝しているが、山蔦氏が在籍した3年間は全国舞台 に恵まれなかった。卒業後は大阪産業大に進学し、サッカー部には入らず、周囲の誘いを受けて フットサルに転身。旭屋、CASCAVEL KANSAI(現CROTALO奈良)を経て、2007年のFリーグ発 足を機に名古屋オーシャンズへ入団した。 Fリーグ発足前から日本代表に選出されて頭角を現した一方、2度の大ケ

      • プレイヤーズヒストリー 田村佳翔 編

        「圧倒的な自信」――田村佳翔にこれまでのキャリアを振り返ってもらう中で、何度も出てきた言葉だ。サッカーにおいても、フットサルにおいても、彼のプレーはいつだって自信に満ちていた。それが安易な過信ではなく、むしろ己の道を切り拓く鍵になっていたことは間違いないだろう。 神奈川県川崎市に生まれ、小学時代は地元のサッカークラブ・さぎぬまSCでプレー。カタールW杯日本代表の権田修一、板倉滉、三笘薫、田中碧ら、数々のプロサッカー選手を輩出している強豪だ。「自分たちの代はスーパーな選手がい

        • プレイヤーズヒストリー 松永翔編

          松永には忘れられない言葉がある。 「人間だっていつかは死ぬんだよ。だから『今が一番大事』。毎日一生懸命悔いのないよう に生きなさい」 彼が 12 歳の時に亡くなった、父親からかけられた言葉だ。 当時はおぼろげにしか理解出来なかったが、30 歳になった現在、1 日 1 日を大事に、フッ トサル人生最高のコンディションでシーズンを戦っている。 東京都調布市出身。3 人兄弟の末っ子で、幼稚園の時、兄 2 人がやっていたサッカーを当た り前のように始めた。入団したのは地元の竹の子

        プレイヤーズヒストリー~籔内涼也~

          プレイヤーズヒストリー 渡辺大輔 編

          港町で生まれ、波に揺られるような人生を過ごしてきた。挫折の連続を乗り越え、ようやく辿り着いたF1の舞台。それでも渡辺大輔は「まだスタートラインに立っただけ」と気を引き締めている。 神奈川県横浜市出身。2歳上の兄に影響を受け、幼稚園からサッカーを始めた。だが、父は野球経験者。「僕は良いグローブを買ってほしいと駄々をこねていたらしくて。それで買ってもらったのにサッカーを始めたので、父は今でもネチネチと言ってくる」と笑って話す。 小学校時代は西本郷FCに所属。近隣にあるFC本郷

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          プレイヤーズヒストリー 田中智基編

          今季のボアルース長野には、一際目立った風貌の選手がいる。Fリーグ初年度からプレーし、今年で37歳を迎える田中智基だ。アフロ、三つ編み、ヒゲ...どうにも顔周りに目がいってしまうが、プレーもインパクトは絶大。左足の華麗なテクニックで見るものを魅了してきた。 サッカー王国・静岡県の沼津市出身。幼稚園からサッカーを始め、その後も地元の沢田小と金岡中でボールを追いかけた。チームのレベルは決して高くなかったが、田中自身は「ずっとプロを目指していた」という。3歳上と4歳上の兄の試合につ

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          ボアルース長野入替戦の激闘

          ~集団で群れとなり泥臭く戦う~ 「〝奇跡〟ではないと思うんですよ。まず選手を誇りに思います。そして対戦相手のしなが わさんに感謝しています。またあの日のことを話せるのは大変光栄に思います」控えめに、そしてこれ以上ないほど丁寧に語るのは、ボアルース長野・柄沢健監督。 今シーズン F1 最下位となったボアルース長野は、3 月 4、5 日に F2 優勝のしながわシティ と入れ替え戦を戦った。第 1 戦に敗れ、第 2 戦も第1ピリオド終了時点で 0 対 2。絶体絶命 の状況の中、第

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          プレイヤーズヒストリー 青山竜也編

          「人生のターニングポイントは?」と問われたら、その出来事や特定の人物の顔・言葉が思い浮かぶだろうか?考えてもなかなか答えが見つからない人、瞬時に思い浮かべる人もいるだろう。 「人生のターニングポイントは?」 青山竜也に問うと、迷いなくあの未曾有の大震災を挙げた。 2011年3月11日 東日本大震災。 あの日、青山は宮城県仙台市にいた。自らも被災した。1ヶ月間、東京の親戚の家に身を寄せる中、震災で命を落とした知人の告別式に出席した。そこで聞いた喪主の言葉こそ、青山がフットサ

          プレイヤーズヒストリー 青山竜也編

          プレイヤーズヒストリー 米村尚也編

          人生は小さな決断の連続だ。幼い頃始めた習い事、中学や高校の進路、そして就職も…。トップアスリートともなれば、その節目節目の多くを自ら「選択」「決断」し、人生という脚本を自分自身の手で描いている選手が多いのではないか。 しかしこの男は事情が違うようだ。 「小さな頃から、親には逆らったことなかったですね」 米村尚也28歳。小さな頃から、父親に言われた通りの道を歩んできたという。しかし、その言葉には続きがあった。 「小さな頃から、親には逆らったことなかったですね。あの時までは」

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          プレイヤーズヒストリー 有江哲平 編

          彼を語るのに欠かせない試合がある。2020年10月26日。フットサルの国内最高峰Fリーグ1部(以下F1)のエスポラーダ北海道戦。0対0で迎えた試合最終盤、残り46秒でロングシュートを決め、ボアルースにF1初勝利をもたらしたのこそ、有江哲平だった。「ボールが僕のところにこぼれてきて、左足で打つ時のキーパーやゴールの位置、打った後のボールの軌道も覚えてます。気持ちよかったですね」。 F1参戦以来39試合、1年5カ月にわたり勝ち星に恵まれなかったチームにあって、40試合目にしてあ

          プレイヤーズヒストリー 有江哲平 編