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【短い言葉でゲームを伝える】(ゲームマーケット)

ゲムマのブースで、ゲームを説明するということ

記事自体は長い

タイトル詐欺のように思いますが、この気付きをできるだけ多くの人に知って理解してもらいたいため、記事は長いです。
ご容赦ください。

ゲーム説明は難しい

2023年春のゲムマは、二日間あわせて、20000人以上の来場があったそうですね。
そんなお祭りの中、結構苦労するのがゲームの内容説明です。
苦労を重ねて作り上げた自分の作品、ぜひ欲しい人にきちんと渡ってほしい…
そう思えば思うほど、丁寧に説明したくなるのが「あるある」なんじゃないかなと思います。

お客さんのブース滞在時間は想定以上に短い

当日、わたしは『説明&試遊担当』でブースに入りました。
開場してから、すぐ目についたのが、お客さんの足の速さです!
ひとつひとつのブースに足を止めて眺める…というよりかは、気になったブース以外は、高速で通過していく感覚です…。

『こんな状況で、声掛けたり説明するの難しすぎないか!?』
そう、思いました。w

でもこれってよく考えたら当たり前なんですよね。
800ブースもあるゲームマーケット、一日で回れる時間は、最大6時間。
そりゃみんな急ぐわけです。
そんな中、わたしは『ちょっとでも時間がないことを理解し、相手に良い印象を持ってもらうこと』を心掛けてみました。

声をかける人の条件づけをする

そして、同時に、以下の点を切り分け基準として、自分の中で声をかける人の選定を行いました。

●自ブースに【5秒】足を止めた人
●肩の向きが両肩とも自ブースを向いている人
 (つまり身体がブースに平行であるかどうか)

それ以外のお客さんについては、全て、ふわっと適切な声量で「コンチワー」を声掛けしてました。w

この切り分け作戦は、良かったようです。
多くの人に警戒なく、その後も滞在してもらったり、『どういうゲームか』とか『どんなルールか』とか『試遊できるか』とか、いろんな質問を貰うことができました。

相手の【理解】に合わせて語り始める

いろいろな質問をもらったりして、興味を持ってくれたとしても、まだ難関があります。
【話す内容】です。

たとえば、『どういうゲームですか?』と聞かれたときに、やった!と思って、隅から隅まで、超具体的に話すとします。
逆の立場だった時、きっとこう思うんではないでしょうか。
『いや…そこまで興味ないし…』
みたいな、明らかな温度差ってやつです。

これ、なぜ起きるかというと、『双方の理解度に大きく差があるから』なんですね。
もう少し詳しく紐解きます。

『知らない』人が聞く『教えることのできる』人の説明

人の理解度は、4段階に分かれるといいます。

知る→わかる→出来る→教える

自ブースに来るお客さんの多くは『知らない』状態です。
一方こちらは、ゲームを作りしスーパー理解者です。
だから人に『教える』ことが出来ます。

『教えることのできる』私たちは、『知らない』お客さんの【理解度】まで目線を合わせて話す。
この動作が特に重要だということを、ゲムマでは肌身を持って感じることができました。

『知る→解る→出来る』に沿った手短な説明

これを踏まえて、当日話していたことは【以下の①②③を、相手の理解にあわせて小出しに話す】ことでした。

①サイコロが50個入った【サイコロヒーロー】というゲームです
 (知ってもらう)

②敵が出てくるので、みんなで協力してバトルし、どんどん倒していく…という内容です
 (システム概要を話し、解ってもらう)

③どうやってバトルするかというと、大量のサイコロを振って…
 (試遊が、出来るようになってもらう)

理解にあわせて小出しに話すことで、こちらから語りかける言葉は短くなります。
短い言葉は、より人の理解を促します。
(ようやくタイトル回収しました)

終わりに

改めて、自ブースでの声かけに、苦労をしている人は多いかと思います。
そんな人たちの、一つの手かがりとして、この記事が参考になれば幸いです。

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