雑記#4 「はっじまり♪はっじまりと扉がひらくっ♪」と歌って、毎回オザケンのライヴは終わる

5月3日、北の丸公園、武道館に行く。
小沢健二のライヴだ。

オザケンのライヴは2016、2017と行ってるので、3年連続、3回目。

2016年はZeppツアー「魔法的」 小沢健二バリバリ現役です!宣言ライヴツアー。
新曲7曲、ヒット曲も2010年代っぽいアレンジで。
あと、グッズの光る電飾みたいなのをスタッフもファンも付けてたからディズニーランドみたいだった。

2017年、フジロックのホワイトステージ。
パラパラと雨が降るなか1曲目から「今夜はブギーバック」。スクリーンには歌詞、大合唱、黄色い声援、完全なお祭りだった。しれっと新曲やってたけど。

と、まあ毎回オザケンのライヴはなにかしらの驚きがあって、異様に思い出深いものになっている。

で、武道館。
スクリーンはなし、ただただ36人の交響楽団がいたステージ。
ギター、キーボード、リズム隊。ストリングス、管楽器、服部隆之。
そして歌、踊り、歯磨き、打楽器、ギター、なんでもする満島ひかり。

1曲目からいきなり「アルペジオ」。アカペラのラップを始める小沢健二。
ケンドリック・ラマーか。

「ラブリー」、「僕らが旅に出る理由」、「いちょう並木のセレナーデ」。
ガンガン歌う満島ひかり。アレンジも2018年仕様。

「神秘的」、「あらし」、「いちごが染まる」、「フクロウの声が聴こえる」。
36人フル回転の渦を巻く!グルーヴ。満島ひかりも踊るし、語るし、叩く。

再びなヒットメドレーのあとに、「ある光」、「流動体について」。
ギターを弾きまくる。オザケン。
「この線路を降りたら」と歌って姿を消した小沢健二が武道館で「もしも間違いに気がつくことがなかったのなら!」と歌って戻ってきたんだなぁ、と。
まあ、「ある光」が出たとき僕は1歳なんですけどね。

20年という時間の長さ。音に長くやってるだけの深みがあるけど、新しい。不思議な感覚。

アンコール。「流星ビバップ」、「春にして君を想う」、みんなで「ドアノックダンス」。

「日常に帰ろう」と言って終わったと思ったら、「フクロウの声が聴こえる」。

そういえば2016年、2017年のライヴも「フクロウの声が聴こえる」で終わった。

「はじまりはじまりと扉が開く」

という言葉でオザケンのライヴは終わる。

そしてまた、次のライヴを待ちわびてる。



…そろそろアルバム出してください。

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