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香りって0.2秒で脳に届いて心と身体に影響する!?なら化学物質と天然由来どちらを選ぶ?

こんにちは、ボブです。
前回、洗濯洗剤や柔軟剤に使われるマイクロカプセルについて書いたのですが、調べる中で香りの重要性を特に感じたので今回お伝えしますね!

香りは0.2秒で大脳辺縁系に届く!嗅覚は触覚より鋭い!!

香りは目に見えませんが、炭素、水素、酸素から形成される芳香分子です。この分子構成の仕方によって香りが決まってくるそうです。
この芳香分子を鼻から吸い込むと、鼻の奥にある嗅上皮の粘膜に付着し、電気信号に変換されて脳へ届きます。そのスピードはたった0.2秒!!実は、脳に近い歯の痛みでさえ、「痛い!」と感じるまで0.9秒かかると言われています。つまり、嗅覚の刺激は触覚より脳へ伝わるのが早いということですね。

香りの情報は脳の大脳辺縁系に届きます。これは「本能の座」と言われ、食欲、睡眠、制欲などを司り、ストレスも完治する「扁桃体」、記憶を司る「海馬」、自律神経や視床下部を調整する「視床下部」、ホルモンを調整する「脳下垂体」、知的活動を司る「大脳新皮質」などへ伝わります。昔よく嗅いでいた匂いを嗅いで「昔の記憶が情景まで甦った!」なんてことは多いものです。

芳香成分は皮膚の保護膜を通過して全身に伝わる

香りを鼻から吸い込んで粘膜で吸収され、血液の流れに乗って全身に回ります。また、肌に付着するものも大切です。皮膚は外側の表面から、表皮、真皮、皮下組織と3層ありますが、表皮と真皮の間には「保護膜」があります。これは水分の放出を防ぎ、紫外線をカットする働きがあります。この保護膜を通過できる物質は少ないですが、例えばアロマオイルの中でも純度の高いエッセンシャルオイルなどは分子が細かいため、このこの膜を通過出来ます。肌の奥まで浸透し、真皮にある血管やリンパの中に取り込まれます。そして血管やリンパ管を通して全身へと送られます。そして最終的には呼気や尿、汗などから体外へ排出されます。

化学物質物質過敏症

これは一旦発症すると、たとえ微量であっても化学物質に再び触れることでカラダがその物質に過敏な反応を示すようになり、自律神経失調やアレルギー症状に似た身体反応を起こすと考えられています。主な症状としては頭痛やめまい、吐き気、倦怠感、精神症状などがみられると言われます。ただ、発症に至る詳しいメカニズムまでは分かっていません。かつてはこのような症状が起こす原因物質の多くは「ホルムアルデヒド」などの毒性の強い有機化合物だったそうですが、昨今の化学物質過敏症の中心は芳香剤などに含まれる化学物質の「香料」が原因とも指摘されています。さらに最近ではコロナの影響も考えられています。

コロナ禍での除菌・抗菌グッズが新たな原因物質に!?

香りつきの除菌スプレーや消毒液など、コロナ禍でもオシャレやエチケットに気をつける方は選ばれるかもしれません。周りに対しての配慮が逆に自分と周りの健康を害してしまうのは本末転倒ですよね。マスクが当たり前になった3年間、呼気から体外へ化学物質が排出されにくい状況となりました。さらに口臭が気になるなど悩みも増え、逆に香りつきのものを選ぶ傾向も増えたかもしれません。ただ、これらの話を聞いてどう思うでしょうか?

身体に取り入れない、身体から出せる力

最終的に呼気や尿、汗から排出されるので、マスクをできるだけ外す、水分をしっかり摂って尿を出す、お腹の調子を整えて便を出す、汗が適切に出せるように石油由来のものを皮膚に塗らない工夫をしていきましょう。またマイクロカプセルなども含め、化学物質の芳香剤を身体に入れないこと。自然由来の香料を選んで「溜めない身体作り」工夫をしていきましょう。


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