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11日目後編:アイスランド西部(ブルーラグーン)

アイスランド旅行記書き終えるのやだな…まだ余韻に浸ってたいな…とモジモジしてる間に前回の更新から2ヶ月半が経ち、その間にアイスランドの国民食こと「Skyr(スキール)」が日本に上陸しました。待ってた!!

知人・友人に勧めるなど精力的に布教し、スキールを売り始めた店舗を見つけたらマメに買って「これは求められている商品」とアピールし、一人、草の根運動をしています。最終目標はスキールが口コミで広がり、アイスランドが注目され、需要が増し、アイスランドへの直行便が飛び始めるです。アイドルに課金してる気分だよ。

そんな訳で、スキールを見かけたらどうぞよろしくお願いします。個人的にはプレーンにはちみつとグラノーラをかけて食べるのがおすすめです。では、前回の日記の続きをば…。

入る前が辛いブルーラグーン

結論から言わせていただくと「二度と行かねえ」です。

〜前回のあらすじ〜
旅の疲れと翌日に控えた火山探索(高所恐怖症には苦行)でグロッキーになり、ベッドに伏せていた私に、夫が手作りのパスタで元気付けてくれたのだ!

夕飯を食べて元気になったところで、アイスランド最大級の観光名所こと、巨大な露天風呂こと、ブルーラグーンに出発します。レイキャビクの観光名所とされていますが車で1時間ほどかかります。ケフラヴィーク空港に近いから旅の最初か最後に立ち寄る方が多いらしい。

中にスマホもカメラも持ち込まなかったので、撮った写真はこれ1枚

18時に予約してたものの、途中で予定を組み直して20時に変更してもらう。メールの返信がなかなか無くて焦ったけどちゃんと出来てた。ありがとう。

昔は一番安いプランで「スタンダード」的なのがあったらしいけど、今は無くなってワンランク上だった「コンフォート」が一番安いプランになっています。
入場料、シリカマスク、タオルレンタル、1ドリンク付きで一人一万円近く。たっけ!しかも1時間の制限時間付き。そして一番空いてるであろう時間帯に行っても混雑しまくりの人ミッチミチ。

多分ブルーラグーン公式の画像ですが、これの500倍ぐらいの人がいます。

シャワールームで体を洗って水着に着替えていざ、入浴!なのですが、混雑してるし並ぶという概念も無いし強気にならないと永遠にシャワールームに入れずバスタオル1枚で立ち尽くすことになります。何語か分からんけどめっちゃメンチ切られるし怒鳴られるし。何なんこれ!

何とかシャワーを浴びて入口に出たら、待ちわびた夫が唇真っ青でガチガチに震えている。スマホを持っていないので、先に入ると人がミッチミチで永遠に出会えない仕組みなのだ。何なんこれ!

ブルーラグーンでの楽しいアクティビティ

とはいえ、ブルーラグーンにプカプカ浮いてる時はとても楽しかった。

お風呂の奥の方にシリカマスクを配るコーナーがあって、スタッフさんは爆笑しながら配っていた。半裸の人がウヨウヨ群がってくるのは確かに面白いと思う。そして白塗りになるので、より一層他の人と見分けが付かなくなる。防水ポーチでスマホを持ち込むのが安心です(写真も撮れるよ!)。

拾った画像です。私ではありません。

ブルーラグーンのミルキーブルーはシリカが由来なので、マスクはそのままお湯で落としてOK。二人プカプカ浮きながら今度はドリンクバーへ。ここで買ったドリンク(ビール、ワイン、スキールスムージー、ジュース)はブルーラグーンに浸かったまま飲めます。リストバンド清算なので財布は不要。

ただでさえ物価が高いアイスランド。さらに観光価格で、何の変哲もないスムージーが千円以上する。本当お前ら強気だよな…。
夫はケチって一番安い野菜ジュース(スーパーで売ってるやつ)を注文。あまりにも悲しそうだったので私が頼んだスキールスムージーを分けてあげると「美味しい…美味しい…」と言って飲んでて悲壮感が増した。さらに、このドリンクがチケット代に含まれていたことに気付き、より一層悲しそうだった。せっかくだし贅沢すれば良かったね…。

白濁した体温ぐらいのぬるいお湯にプカプカ浮いてスムージーを飲む。何がそんなに面白いんだって感じですが、これがなぜか笑いが止まらんかった。

入った後も辛かったブルーラグーン

1時間経ったのでブルブル震えながら更衣室に戻ると、私のロッカーに「鍵がかかってなかったからかけといたわ!スタッフに声をかけてね!」との紙が貼られており、え、と近くにいたスタッフのお姉さんに声をかけたら「I don’t know」と一蹴される。

何とか他のお姉さんを捕まえて紙を見せて「何とかしてくれ!」と片言の英語で訴えたら「…はぁっ!」と大きなため息をついてから他のスタッフを呼びに行き、開けてくれた。おいおい何だそのため息は!こっちのミスではあるけど、死ぬほど寒かったしメンタルが相当削られた。ロッカーのシステムがちょっとややこいので、事前に調べてから行ってね…。

なんだかんだでブルーラグーンを出る頃には22時、白夜と言えどもさすがに夜。街灯も無い右も左も真っ暗な道路をハイスピードで真っ直ぐ走るのはなかなか貴重な体験だったかも。道は整備されてるので、夜の回でもご安心を(でも怖いぜ)。

行かなくても良かったかな、ブルーラグーン

アイスランドの観光客に対してやたら強気で金をむしりとろうとするアティチュードが凝縮されている施設だった気がする。なーにが観光立国じゃ!詰め込めるだけ詰め込むんじゃないよ!スタッフの教育ちゃんとしろや!

そして、人は全裸、もしくは半裸だとこんなに心が弱くなるのかと知った。強い態度が必要な時は、服は着ていたいものである。

楽しさより苦い思い出の方が強く残ったので二度目はもう無いだろう。冬ならもっと人が空いてるだろうしオーロラを見ながらプカプカなんてオツだけど、日本とは違ってお湯の温度が体温かそれ以下なので冬に開けて人は死なないのか?とも思う。

まあ一回行くのは良いかもねってことで!私はお風呂は好きだけどプールは嫌いだから、そういう思い違いもあったのかもしれない。今はコロナの影響で混雑状況も大きく変わってるはず。人が少なかったら気持ち良さそうだよなあ…と、下のリンクのサムネを見て思う。


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