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7日目前編:アイスランド北部(ダイアモンドサークル)

珍しく朝食ビュッフェの写真が残っています。

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ここはパンの種類が多かったり、こんがりベーコンがあったりしてちょっとリッチですね。珍しくサンドイッチせずに頂きました。まあ食べる内容は同じでパンに挟むか挟まないかですが…。

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スーパーで見かけたら必ず買うジュース。特別美味しい訳でもないんだけど、知らない土地で「いつもの」があるだけで安心する。

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フーサヴィークといえばホエールウォッチングの聖地なので宿泊だけ済ますにはもったいない街な気もするけど、船が半端ない揺れらしいので断念。私はとても酔いやすい。

そういえば帰国後に会社絡みの飲み会で「俺はフーサヴィークで獲れたクジラの肉しか食わないんだ」というザ・変わり者のおじさんに出会ったなあ。酔っ払ってて何言ってるかよく分からない上に最後は鼻くそ呼ばわりされたけど、最終的に「鼻くそはいいんだぞ?褒めてるんだよ」と言われたことがある。ザ・変わり者…。

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鼻くそおじさんの話は置いといて、フーサヴィークを出発します。


アイスランド北部の観光名所「ダイアモンドサークル」

今日はフーサヴィークからすぐのミーヴァトン湖周辺を観光します。フーサヴィークや昨日のクヴェリルを含む、この辺一帯はアイスランド北部の観光地が集中する「ダイアモンドサークル」と呼ばれるエリア。

ちなみにレイキャビク周辺で行ったのは「ゴールデンサークル」。アイスランドならではの「地球の不思議」的な景色はこの2つ押さえときゃかなり堪能できます。
こっちのサークルも人は多いっちゃ多いけど、北部まで来る観光客自体が少ないためか、観光地の数が多く人がばらけるためか、ゴールデンサークルのような「車停められませんやん」的な事は起こらなかった。というかゴールデンサークルが異常。マジ観光バブル。


天国と噂に聞く「ミーヴァトンネイチャーバス」へ

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まずはこちらへ。
度々登場しますが、ふかわりょう著「風とマシュマロの国」でふかわくんがオススメしていた温泉施設、ミーヴァトンネイチャーバスです。ブルーラグーンに比べて入場料がかなりお手頃で、人も少なく、自然も近く、一度入れば出られず、時間がないのに翌日もついつい立ち寄ってしまったとのことで、温泉好きの私はよだれを垂らしながら「ここは絶対に行かせてくんろ!」と夫に懇願したのでした。

もはや私にとって理想郷になりつつあったミーヴァトンネイチャーバス。その感想は…

高い!人が多い!全体的にぬるくて寒い!
水着の着用を拒否し続けてきた人生なので、高校生以来に解禁したのですが、「この旅行終わったら捨てよ」ぐらいの安物の水着だったのでハイパーダサく、それが原因で夫ともちょっとだけケンカする羽目に。今思い返しても何なんそのケンカって感じなんですけど。

まあそういう理由で、憧れとは裏腹に良い思い出がまるで無い。きっとふかわくんが行った後に観光バブルが起きて、人は多いわ入場料は高騰するわで秘境感が無くなったのでしょう。
でも、駐車場で飲んだインスタントの味噌汁(日本から持参)が凍えた体と心に染み入って、味は薄いのにすごく美味しく感じた。記憶に残る味なんて割とこんなもん。

中の写真は撮ってないので、こちら貼っときます!温泉とはいえ温水プール的な感じで思ってた方がいいかも。私は期待値が高すぎた…。
https://guidetoiceland.is/ja/book-holiday-trips/myvatn-nature-baths-admission-groups


声に出して言ってみよう、グリョウタギャウ

ミーヴァトンネイチャーバスのすぐ近くにある、グリョウタギャウ。ご覧の通り、大地が派手に裂けています。

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「ギャウ」は北米プレートとユーラシアプレートが動いて出来た、言葉のままですが「地球の裂け目」。そんなもんあんの!?って感じですが、そのプレートたちがアイスランドの裏側でくっついている場所こそが日本。さらに言えば父の生まれ故郷、新潟県・糸魚川市です。

地理については何も分かりませんが、プレートがこことここでくっついてる。地球が動いている。そんな実感も得たくて、ギャウは何とか一目でいいから見たかった。ギャウ、滝、間欠泉、氷河、苔、小さな植物たち。アイスランドでは地球の躍動がそこかしこで感じられます。

ちなみにここの洞窟内には温泉が湧いてます。今は高温すぎて入浴禁止となっていますが、アイスランドよろしく特に柵らしき柵が無く、観光客がレミングスばりにわらわら動いてるので、ぼーっとしてたら突き落とされてダチョウ倶楽部みたいになります。気を付けよう!


中二病要素満載のディムボルギル

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溶岩でできた奇岩群です。日本語に訳すと「暗闇の都市」で、北欧神話ではここにサタンが降り立って悪魔墓地を作ったとされているそうです。

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そう言われてみれば、
~それから1万年の月日が流れ、小さな命が芽吹き始め~
とか言い出しそうな雰囲気がありますね。

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この穴に入って写真を撮るのが最近のトレンドだそうです。この周辺はちょっとしたトレッキングコースになっていて、初心者向けと上級者向けに分かれておりました。手前に地図があるので必ずチェックを!上級者向けの方に行くとなかなか帰ってこれないよ!

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ゲームの世界…?ふと我に帰った瞬間にファンタジーが溢れ出す、それがアイスランド。
ちなみに「ディムボルギル」で調べるとノルウェーのシンフォニックブラックメタルバンドが出てきて盛大に吹き出しました。アルバム名が「暗黒の宮殿」「魔界大憲章」「魔界選歌」で最高だったよ。


ミーヴァトン湖が見えた

途中に車が数台停まっている公園があったので、下調べなしに入って見る。門を開けたいのか閉めたいのか中途半端なところでキィキィなっていたので、入ってから鍵を閉められたらどうしよう。

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私の不安をよそにズンズン進む夫。

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木々はどんどん本気を出してくるが、歩けど歩けど観光地らしき看板も園内地図も見当たらない。もしかしてこれって…私有地!?

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と思ったらこの奇岩群。絶対観光地じゃん!良かった〜!奇岩群を見て安心する日が来るなんてなァ。のちほど調べてみたところ、ミーヴァトン湖にできた溶岩の小島とありました。ディムボルギル(暗黒都市)の仲間かな?

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帰りも不安になりました。


続いて、偽クレーター「スクトゥスターザガル」

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みんな〜ここだよ~

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ぼこぼこしています。上から見ると

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ぼこぼこがこんなにたくさん。
これらはマグマと繋がっていない「偽クレーター」と呼ばれるもの。「偽とは失敬な!」という声が彼らから聞こえて来そうですが、溶岩による爆発で出来たもので、まごうことなき大自然の産物です。
私は「クレーター」って聞くと月しか思い浮かべないから、「そもそもマグマと繋がっていないクレーターって偽なんですか」って思うんですけど。

ミーヴァトン湖周辺の観光はここまで!次はアークレイリへ向かいます。

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