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【社会人向け】俳優の演技レッスンを体験するWS in 大阪

このたび社会人向けに俳優の演技レッスンを用いた、
コミュニケーション能力を向上するワークショップを行います。


近年、私たちの日常はデジタル技術で埋め尽くされ、
直接顔を合わせるコミュニケーションの機会は減少しています。
コロナ禍の影響で、さらにその傾向は強まりました。
これからの未来においても、AIやロボットが生活の一部となり、
人との繋がりがより貴重になることは間違いありません。
そんな中、Z世代をはじめ、人との関わり方やコミュニケーションに不安を感じる方は少なくないでしょう。
今回お届けしたいと考えている真の「人間力」は、そうした環境の中でも人と深く繋がるための力です。
リアリズム演技に裏づけされた演技指導プログラムを応用。
社会人に向けて、普遍的な人間関係を築くサポートをします。
一緒に、真のコミュニケーションの価値を再発見し、
新しい時代に対応する力を養っていきましょう。
ぜひ、ご参加ください。

【日時】10月22日(日) 16:00~19:00

【講師】ボビー中西

【内容】シアターゲーム、繰り返し練習、即興など

【定員】10名ほど

【申込期限】10月15日(日)

【場所】天王寺区内の稽古場
 (大阪メトロ「谷町九丁目」「日本橋」から徒歩7分)
 参加者に追ってご連絡いたします。

【参加資格】社会人で心身ともに健康である方
(俳優を目指していない学生も参加可能)

【受講料】4,950円(税込)

【受講料以外の必要料金】
・キャンセル料
クラス開始日の7日前からのキャンセル:受講料の50%
クラス開始日当日のキャンセル:受講料の全額
*クラス開始日の前日である10月21日を「1日前」とします。

【支払方法】銀行振込(前払い)
 
【支払時期】お申込みから1週間以内

【申し込み方法】
・件名を「大阪WS社会人」としてbnaw@bobbynact.comまで
 氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、プロフィール、受講動機、写真を
 メールでお送りください。
・お申し込みに際し、BNAW会則(短期WS・コース)をご確認ください。
 お申し込みをされた方は当該会則にご同意いただいたものとみなします。
BOBBYNAKANISHI|株式会社BNAW (bobbynact.com)

【締め切り】定員になり次第締め切り

【ハラスメント防止対策ポリシー】
BNAW講師陣は、外部の団体が実施するハラスメントに関する講習を受講するなど、ハラスメントの未然防止策を講じております。
レペテション練習の性質上、身体接触が起こる可能性があります。心理的に安全と感じられるように、可能な限り配慮をして指導いたします。
不必要な身体接触、暴力、大声で怒鳴り散らしたり罵倒したりすること、侮辱的な発言や差別発言その他人格否定的な発言など、演技指導の枠を超えることはいたしません。また、受講に際し、フィジカルコンタクトを伴う練習内容などについて予め具体的に説明を行い、受講生から事前に同意を取得するようにいたします。

【キャンセルポリシー】
・クラス開始日の7日前からのキャンセルについては、上記【受講料以外の必要料金】に記載のキャンセル料をお支払いいただきます。
・新型コロナウイルス感染症のPCR検査等で陽性又は濃厚接触者になったことを理由とするキャンセルについては、キャンセル料は免除になります。

【必読書】ボビー中西・著『リアリズム演技』而立書房

【講師経歴】
BNAW主宰、演技講師、演出家、全米映画俳優組合員、舞台俳優組合員 NY・アクターズ・スタジオ生涯会員(日本人で2人目)。東京大学・九州大谷短期大学非常勤講師、新国立劇場演劇研修所マイズナー講師、渡辺ミュージカル芸術学院演技講師。高校卒業後、コント赤信号に弟子入り。1990年から2011年までNYを拠点に活動。2007年より演技指導をスタート。大手事務所、瀧内公美など個人レッスン多数。演技コーチとしてNetflix『全裸監督』(森田望智個人レッスン)、飯塚花笑監督『フタリノセカイ』天野千尋監督『ミセス・ノイズィ』日本テレビ『二月の勝者』(市川ぼたん指導)など多くの作品に携わる。2019年、演出を手掛けた『男が死ぬ日(作・テネシー・ウィリアムズ)』でバッカーズ演劇奨励賞プロデュース賞受賞。現在までに多くの日本、世界で活躍をする俳優を指導している。その数は、延べ8000人を超す。

【事業者の名称等】
株式会社BNAW
代表取締役 中西正康(ボビー中西)
住所 東京都中野区野方5-4-13ハイネス野方B1
電話番号 03-6877-2655

【ホームページ】http://www.bobbynact.com/

なお、演技レッスンを用いたワークショップの方法が、人と人のコミュニケーション能力を高め、様々な領域で学ぶ学生や社会生活を営む人たちにも有効であることを示唆するコラムが発表されました。これは講師のボビー中西が東京大学非常勤講師として指導する授業内容を通じて、研究として明らかにされたものです。以下の経済産業省「アートと経済社会について考える研究会報告書」のコラム「総合大学における芸術実践教育の例 東京大学 芸術創造連携研究機構」をご参照ください。

経済産業省:
「アートと経済社会について考える研究会報告書」を公表します (METI/経済産業省)

P195 ~196
コラム 総合大学における芸術実践教育の例 東京大学 芸術創造連携研究機構

東京大学芸術創造連携研究機構は、あらゆる分野の研究者が連携し、芸術家との協働・連携をしながら知性と芸術を結びつけ、未来を切りひらいていくための研究を行いながら、同時に教育として、芸術的な感性を培うことで多様な価値観や創造的な発想力を育むプログラムを展開している。

東京大学ではアートの実技を含む授業が約30科目開講(2022年度)されている。これは、美学美術史や文化政策だけではなく、芸術実技の授業の中では、学生がアート創作を体験するものであり、その結果、芸術作品の鑑賞へのモチベーションも高まるという結果が出ている。

こうした芸術実践教育の受講生は、人文社会系だけではなく、工学系、数理系も含めてすべての学科を対象とされている。必ずしも文化芸術と近いとは言えない学問分野の学生がこうした教育をうけることで、芸術とそれぞれの学問分野でのシナジーを生むことを目指している。
例えば、工学分野においては建築や設計のためのデザイン思考と芸術的感性の育成が、数理分野においては数理科学に基づく芸術創造のための基礎研究と芸術教育の充実が、医学分野においては完成豊かな医療人・医学研究者の育成と医療・福祉への貢献が目指されている。


例えば、演技実践の講座においては、ニューヨークアクターズスタジオで学び、現在は新国立劇場演劇研修所や数々の有名俳優の演技指導を行うボビー中西氏が提供するリアリズム演技の練習が行われる。本講座では、自分自身と向き合い、感性を磨き、共感力、コミュニケーション能力を高め豊かな人間になることを目指す。岡田教授は、こうした演技実技研修の意義について次のように話す。「デジタルツールの進展により、コミュニケーションの方法が貧しくなる。泣いたり、笑ったり、自分の感情や思いを伝えたりする能力は使わなければ退化してしまう。プロの俳優が行う演技レッスンを一般の人が行うことによって、人の豊かな表現が可能になっていく」

具体的な手法は以下のようなものだ。相手の言葉を聞いてそれを繰り返すレペテション練習をすることで、相手の様子、心の態度から気持ちや感情を受け取り、それを自分がどう感じているのかを相手に伝え、情動、感情表現、他者との共鳴など様々なコミュニケーションのあり方を学ぶ。最初、受講生は、堅い身体表現や上手く感情を伝えられなかったりするなど苦慮するが、講座の後半においては、表現することを恐れず、自分の感情や考えをより豊かに表現できるようになっていく場面もみられた。「初めてプロの演技のやり方を学ぶことで、テレビの俳優の演技がこれほどまでに難しいと初めて知った」という声や「心理的安全性が確保された空間で、日常ではできないような感情や自分自身の表現をすることで、親や友達とのコミュニケーションが豊かになった」という声が出た。このような芸術への実践を通した理解は、社会の文化芸術へのリスペクトの増加にもつながっていくし、より多くの人が豊かな生活をおくる一助になると期待される。こうした実践の場が大学だけではなく、企業の研修の場や地域で増えていくことは非常に重要である。


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