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ショート発信:好き勝手に生きていくことへの羨望

もうすぐ70歳になる母が言った

「人生に後悔することはあんまりないけど、しいて言うならば
もっと自分勝手に好きなように生きてみたかった。」

ほら、あのひと、瀬戸内寂聴さんていたでしょ、と。

あの人は若いころから好き勝手にして、そしてしばらくたったら頭を丸めて出家して、本を書いて説法をして、ほんまにあれだけ好き勝手にして長生きした、あんな人生はうらやましい、と。


好き勝手、という言葉はどちらかというと悪い印象を持ってしまうが、うちの母は非常に羨望と尊敬の思いを込めてこの言葉を発していた。

寂聴さんは、しっかりと自分軸で生き抜いた人だと。

自分本位に、自分の好きなことを、好きなように。


ずっと他人軸で生きてきた私にとっても、そのような人には至極憧れの思いがある。

(人生は一度きりだもんな、今からでも遅くない。)

そんな気持ちを、またあらためて心に刻んだ日だった。

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