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躍動のコウチーニョ。しかし鬼才ビエルサが逃げ切りを許さずドローに


◆前半はエキサイティングな得点と失点。


序盤にダニエル・ジェームズの技ありのノーモーションシュートで失点したヴィラはその後10分は静寂だったものの、今振り返れば逆転のための準備をしていたようにも見えました。バイタルエリアはコンパクトであり、裏抜けをされても確実に一人ついていく。リーズのワントップ起用は想定内だったと思います。ターゲットマンではないジェームズの得点パターンはオフザボール。気になったところは最後の一人、になるまでは少々足に根っこが生えていたことでしょうか。

随所で存在感を放っていたコウチーニョですが彼が試合を振り出しに戻します。前半30分。右サイドからキャッシュのグラウンダークロスを受けたコウチーニョがトラップを足元に収め、ジョレンテの逆を突いて素晴らしいゴール。スコアを1-1としました。


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38分には逆転。直前にブエンディアが拗ねて前線に残っていたので生まれたゴールかもしれません。しかし、ここでもコウチーニョのワンダーボーイっぷりがいかんなく発揮されたといえるでしょう。実質的に2枚のディフェンダーを翻弄したスルーパス。全盛期の、本来の姿に近づきつつある彼をチームサポーターとして応援できることは僕にとって喜ばしいことです。

そして43分に3点目。ショートカウンターからまたもコウチーニョが相手を引きつけ、ハーフスペースを駆け上がってきたラムジーへスルーパス。ここもラムジーは落ち着いてゴール右上隅に決め、スコアを3-1。ジェイコブ・ラムジーはチーム2点目に続いて個人2ゴール目。そして彼の初めて1試合で2点を記録した試合となりました。


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※なんか画像が暗くなってしまいました。見にくくてごめんね。

3-1で後半へ折り返すかと思いきや終了間際に接触のこぼれ球がゴールへ。スコアを1点返されて後半へ。この試合マルティネスの集中力が欠けているように感じます。代表戦帰りが影響しているとは思えませんが、いずれにせよペナルティーエリア内での連携がこの試合のウィークポイントに確実になってしまっています。


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◆後半も見どころはあったが、、、


後半もヴィラはポゼッションからシュートまで。リーズはショートカウンターやロングカウンターを使い分けています。ドレッシングルームでビエルサ監督が入れ知恵したでしょうか。リーズは前半と比べて、決定的に守備がコンパクトになっています。ヴィラはそれゆえ攻めあぐねている様子。コウチーニョは対峙ディフェンスをきりきり舞いにさせていますがなかなか得点には結びつかず。

するとコーナーキックからあっさり1点を返され試合は振り出しに。今思えば2点目、3点目があまりにもスムーズに決まりすぎたこと。前半を3-1で折り返せなかったことが本当に悔やまれます。

コウチーニョは残念ながら途中交代となってしまいましたがその際にジェラード監督が何か伝えていましたが、会話の内容が想像できすぎて胸が熱くなりました。想像の話ですが、きっと、今日はよくやったこと。それから長く活躍をしてほしいから無理をさせたくないことを伝えたのではないかと思います。ジェラード監督とコウチーニョの絆は見ていて美しいものがあります。


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振り返ってみればエキサイティングでインタレスティングだったゲーム。しかし、結果に満足は全くできません。ジェラード監督に提案をするとしたら、コンサとチェインバースを変えてみては、、といったことろです。ビルドアップは確実にスムーズになりますし、CB同士での役割も明確化します。現状はどちらもデュエルモンスター。彼らの1枚をカバーリングが得意なチェインバースに代えればペナルティーエリア内のオフザボールも怖くなくなるのではないかと予想します。結果的にディフェンスが安定するでしょう。次のニューカッスル戦でも前線にはフレイザーやサン=マクシマンなど裏抜けを得意とするプレイヤーが揃っています。ウッドにミングスを対峙させ、積極的につぶしていく。背後にチェインバースを配置し、スルーパスをカットする狙いはいかがでしょうか。ジェラード監督の攻めた起用を期待して、マッチデイを楽しみに待ちたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



◆試合概要

アストン・ヴィラ 3 ー 3 リーズ・ユナイテッド


毎度画像をお借りしています。ありがとうございます。AVFC


◆概要

サムネイル 引用元:アストン・ヴィラ 公式サイト
ハイライト動画 引用元:Youtube
フォーメーション画像 作成元:TACTICALISTA
その他画像 引用元:アストン・ヴィラ 公式サイト


◆あとがき

といっても大したこと書くわけではないのですが。今節がミッドウィーク開催ということで次節は4日後。アウェーのニューカッスル戦となります。オーナー交代。監督交代。選手の積極補強。今のところすべて順調に進んでいる北部のクラブは世代交代をうまくこなしているといえるでしょう。そしておのずと結果もついてきています。今節で降格圏から脱出した彼らにヴィラは手を焼くでしょう。しかし、ヴィラも監督交代を乗り越え軌道に乗っています。先に言っておきますがかなり面白い試合になるでしょう。ジェラード監督の采配。チームのコンディション。現地のサポーターの熱い応援。すべてが必要なゲームを楽しみにしていきましょう。


なんか化粧水のこととか書いたそうですので是非。お手軽で、生活がちょっと楽しくなりますよ。↓



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