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セブンイレブンのCMが反原発だと思ったのはファンだからでしょうか

THE TIMERS の『ディドリームビリーバー

震災からしばらくはTVCMが流れずずっとACジャパンが流れていましたが、復活して最初のセブンイレブンのCMから流れてきたこの曲が
超衝撃でした。
震災前は財津和夫の『青春の影』だったと思う。

CMからはおにぎりのイメージとこの曲で
『暖かい、平和なニッポンを取り戻そう』
というメッセージだなぁとは
わかったけど


これ…反原発だ!
と鳥肌が立ったのでした。


誰かこの事についてツッコんでないかしらとすぐネットで調べてみましたが
そんな記事は全然出てきませんでした。
その時は『まだ反原発って禁句なのかな…すごいなセブン!』とコーフンしたのを覚えています。

今でこそ『反原発』は普通にTVでもどこでも言ってもいいフレーズですが、当時は…


昔々、RCサクセションが『COVERS』というアルバムを出したので、まぁいつものように聴いておりました。

有名曲が全部替え歌になっていたのですが、
プレスリーの『ラブミー・テンダー』が
♪ なに言ってんだ〜 ふざけんじゃねぇ〜
核は〜いらねぇ〜♪ と替え歌に。
全曲、反原発。「すごいなー」くらいに思っていたのですが
(今思い出したけど『サントワマミー』は反原発じゃなかった。『やっぱり猫が好き』の主題歌)

アルバム『COVERS』はあっという間に販売中止。

東芝EMIからたしか
『素晴らしすぎて発売できません』的な発表があって、
あれよあれよと清志郎がヘルメットかぶってサングラスマスクで変装して

THE TIMERS というバンドになって、もっと過激な反原発の曲を出してTVでも大暴れを始めました。
相当オコだったのでしょう。

フジテレビのアレ、観てましたリアタイで。何だっけあの歌番組。

当時は『反原発』は禁句だったから。
事故は絶対起きない』と言わされていた時代だもの。

THE TIMERSで出したアルバムはますます過激な反原発の曲ばっかり。
『メルトダウン』なんて曲もありましたが、言葉の意味を知ったのは震災以降で当時は知りません。

でもアルバムの1曲目は反原発の歌詞じゃなく、
何でだろう?何かのカモフラージュか?と思っていました。

1曲目が『ディドリームビリーバー』です。

当時、「いや、この曲にも反原発要素が隠されてるはず。どこだ?」と歌詞カードから探してみたけど、反原発要素は見当たらなかったのですが

震災からしばらく経ってもまだまだ大変だった東北の映像が、一日中ニュースで流れていたあの時の
あの時のセブンのCMは

ああ、やっぱり反原発じゃん。

と思わせて鳥肌が立ったのでした。


そして(この広告制作スタッフに清志郎ファンが絶対いる。こっそり反原発を訴えてるに違いない)
とひそかに思っていたのでした。ほんとかどうかは知らない。






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