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すばらしい空の世界 【014 名古屋〜高山〜上高地】

長野県の上高地…以前より行ってみたい場所の一つでもある。 ただ先述の吉野と同様、一度も行ったことの無い場所に一人で行っても…結局は歩き方が分からずに右往左往して時間だけが経ってしまう。 あれこれ考えた末、観光バスのパック旅行を選択した。 それも、名古屋発で…というのも、東京発のパック旅行は中央東線の特急利用。 松本まではマンネリ感が否めない。 その点名古屋発は、東海北陸道を利用…初めて通る道だけに、ワクワクする。 もう一つの理由は、上高地の天候が悪い場合には『高山市内の散策』…どちらの結果になっても、十分満足出来る内容である。
ということで、まずは名古屋へ…JRバスの『新東名スーパーライナー』で向かう。

途中の足柄サービスエリアで休憩。周辺では土砂降りの雨。 2階建バスの車窓より、雲の様子が良く見える。

名古屋に到着して、一泊。 上高地ゆきツアーの集合時刻が早いので、21時過ぎに就寝の翌朝5時起き。 集合時刻は7時40分…遅刻は許されない。

名古屋駅桜通口側にある、ホテルの窓より。 6月下旬の5時台…朝陽が眩しい。 『#朝イチリポート』を送信。

集合時刻までに、名鉄バスセンターに到着。 待ち時間に、ウェザーニュースLIVEを見ていると…どうやら関東北部で気温が上がるらしい。 職場では日勤者が、外で勤務している。 申し訳無い気持ちでいっぱいである。 

今回お世話になる、名鉄観光バス。 東海北陸道・
ひるがの高原サービスエリアにて。 予定より早く到着。

定刻通りに、名古屋を出発。 途中の一宮での渋滞も懸念されたが、サクサクと東海北陸道へ…バスの車内で、上高地の散策マップが配布される。 初めて行く場所なのでイメージするのは難しいが、どうやら定番の散策コースらしい。 とにかく指示された通りに動けば、間違いは無い…そこが観光バス旅行の強みであることは、私の経験則から導かれた結論である。 ひるがの高原サービスエリアで休憩をした後、一度高山で昼食となるが…予定より早く進んでいるので、『道の駅 ななもり清見』で再度時間調整のための休憩となった。

岐阜県北部は涼しいと思ったが、高山でも30℃との
情報が…それでも、自家用車で訪れる方が多い。
お食事前なので、軽く『五平餅』を…八丁味噌が
なんとも言えない、深い味わいである。

バスに戻り、昼食会場の高山に向けて出発する。
立ち寄るのは『飛騨高山まつりの森』…観光バスの団体旅行客を受け入れる広さの食堂と、お土産を販売する施設のある建物である。

『飛騨高山まつりの森』…普段は停まっている観光バスが
10台程あるが、訪問時は土曜日にも係わらず2台のみ。
当日の昼食。 左上の小鉢にある『飛騨牛しぐれ煮』は
オススメですと、スタッフが声をかけてきた。

食事を済ませバスに戻ると、1時間15分程で上高地・大正池に到着する。 今でこそこの時間で到着するが…平成9年に『安房トンネル』が開通するまでは、もっと時間がかかった。 名古屋周辺より上高地に向かうには、それ以前はいわゆる『安房峠道路』を通らなければならなかった。
その当時どれだけ大変な上高地観光であったかということを、ガイドさんが振り返っていた。
もしご興味があれば、『安房峠道路 観光バス』で検索してみて頂きたい。 如何に過酷な道路状況であったか、お分かり頂けると思う。
国道158号線を進むと、『宿儺(すくな)かぼちゃ』というヘチマの形をしたかぼちゃや『飛騨トマト』などの畑近くを通過する。 もし現地の道の駅などを訪れた際には、お手にとって確かめて頂きたい。
そうこうするうちに、『安房トンネル』に差し掛かった。 以前は『上高地仕様』の車長が短く、車高の低い専用のバスが峠道に挑んでいたが…トンネル開通後は、通常サイズの観光バスがたったの5分で駆け抜ける。
トンネルを抜けると、いよいよ上高地・大正池に到着する。 ガイドさんのアナウンスの後、バスを降り…2時間の散策タイムが始まる。

上高地・大正池…バスを降りてすぐに、絶景が待って
いた。 『自然・季節』のリポートを撮影後、送信する。

他の団体観光客も、続々とこの大正池に降りて来た。 撮影の邪魔にならない様、早々に上高地の定番スポット•河童橋までここから歩く。 その途中に田代池や穂高連峰を一望出来るスポットがある。
そのスポットのご紹介は、次回に譲りたい。 美しい上高地の自然への感謝を込めて、次回もお届けしたい。

◆今回訪れた『上高地』…元々は『神降地』と呼ばれていた様です。 『神が降臨する』…その神については諸説ありますが、次回ご紹介する『河童橋』の先に『明神池』があります。 その畔(ほとり)に、穂髙神社の奥宮が存在します。
ちなみに本宮は、安曇野市穂高のJR穂高駅のすぐ近くにあり…綿津見命(わたつみのみこと)が左殿に、穂髙見命(ほたかみのみこと)が中殿に祀られております。
さらに嶺宮(みねみや)は、北アルプスの主峰である奥穂高岳の山頂(標高3,190メートル)に存在し、祀られております。
とここまで綴ったところで、『なぜ海の神である穂髙見命が、海の無い長野県内に祀られているのか?』と疑問に思われるかもしれません。 浅学非才の当方は、その質問に対し答えることが出来ません。 ただ世の中には、不思議だと思うことが多々あるのは確かな様です。

参考文献等:『過酷な安房峠』/ぼらぼらワールド
『安房峠を越えて』/car. motor- fan.jp
上高地公式ホームページ
穂高神社ホームページ

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