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新宿地下に必要なものは勇気

B「突然ですがここでメンバー紹介をします。OLのYちゃん!」
Y「はじめまして。地下探訪初心者のYちゃんです。」
B「気づいたら地下に引きずりこまれてこの連載の校正や撮影を担当してくれています。いつもありがと。思えばYちゃんに新宿地下について聞いたことがなかったな、と改めて伺った所、最初は地下に行くことに対して、なんで二人が面白がっているが理解不能だった…と。これは見逃がせないパワーワードだったので、ロングインタビューを始めたいと思います。」


Y「よろしくお願いします。私は大江戸線ユーザーで幼少期からずっと、地下は地上へ上がるためのただの通り道でした。深いホームを上り改札を出たと思ったら、さらに地下を通らなくてはいけない…長い、孤独という感想しかありませんでした。飲食店や喫茶店も10代、20代の頃は可愛いって思える場所もなく、たまに休憩で立ち寄る店もロッテリアかファミマくらいで、その他の店は自分と関係ないような佇まいだと感じていました。」
B「確かに可愛い場所はないね…しかしこの企画に関わって2年?先日意を決して<茶の池田や>に一人で行ったと。」


Y「<茶の池田や>はずっと気になっていて、先日ようやく勇気を出してお茶を買いました。このお茶屋さんは、新宿地下をのぞいて都内ではあまりみかけないタイプのお茶屋さんです。店で抽出された冷たいお茶を、ラベルのないペットボトルに入れて販売するスタイル。これと同じスタイルのお茶屋さんは、熊本旅行へ行ったとき、静かな商店街の中にありました。」
B「サーバーからのペットボトルの茶屋が熊本にも。でもまず茶屋が売る茶だし、美味いだろうってなるよね。でも新宿は勇気が必要」


Y「そうなんです!熊本ではふつうに躊躇なしに買えました。が、新宿では勇気が必要…なぜ!」 

つづく…

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