社員さんが読まれたようで、とにかく読んで頂けて感謝です。
また僕が障害基礎年金を受け取れるようになったのも、
今の支援が無ければ恐らく受け取ることも出来なかったでしょうから、
その点でもさらに感謝なのです。

　で、僕は今の就労継続支援ｂ型を卒業する流れをそろそろ、
作らないといけないらしいと、社員さんが言われたので、
その通りに卒業することになるのでしょう、
ただ僕は納得して卒業できるかは分からないです。
　今まで就労継続支援ｂ型を卒業した方の例を、
何回か話してくださったのですけど、
僕の様に絵をこころざし、絵に特化した方向で、
就労継続支援ｂ型を卒業する方は恐らくまれという話で、
いかに僕の住んでる地域のアーティスト支援が遅れてるか分かります。

　そう、僕の住んでる地域では、まだ、
障害者を芸術の方向で自立を目指すというやり方は少なく、
結果として、そういう支援をしている所に、
自分の選択で行ってもらう、別の地域に行ってもらう、
という形になるようです。

　正直な所、僕は通所にハードルを感じていて、
朝早く起きたりするのが苦手です、
そこで絵を描くということもなるたけ、
生活してるところから近いところであるのが望ましいのですが、
あまりそういう流れでの支援は行わないということですし、
何より、絵を描くという事自体が稀な事らしく、
アーティストに対してどうこうと出来る段階ではないようです。

　また個人の努力の必要を強く求められもしました、
個人的に努力をするにも、絵描きは絵を描くことの努力、
そこで止まっているのは確かですが、
手売りでもなんでも縁を作って自分の裁量で、
切り開くように求められるとなると、
一応、少しはその方向も考えた人間としては、
無理だろうなと思うのです。

　支援がしきれない、それは大体もう絵の方向としては、
無理なのだと分かっていますけど、
地域に絵を受け入れる場所を作っていかなければ、
恐らく、今後、才能がある人がいても、
うまく受け皿が無いという形になって、
あぶれる人が増えることになるとは思います。

　無論、人の支援にばかり周りの人の協力ばかり求めて、
自分では何もしてない努力もしない人間ではないか、
というのは分かるのですが、
僕はもう充分やりました、あとは理解してもらうこと、
それが大事です、これ以上、自分に何かを積めば、
重荷で潰れることが分かっているから、周りに頼るのです。

　頼られても困るというのはわかるのですけど、
今後も絵を仕事にという人はいると思うので、
僕できちんと前例を作って、絵の才能がある人には、
こんな仕事もあるよ、と一応開いていて欲しいわけです。

　ポストカードくらいから始めてもいいと思いますし、
それが出来ない、絵に関しての支援は専門外だ、
といわれるなら、この地域の絵に関する社会資源が、
枯渇してるってところで、
　僕の居場所がまた一つ無くなったという具合になり、
テンションは下がりますね。

　願わくばどのような形であれ、
絵描きの絵を売るということに興味を持って、
絵描きに努力だけ求めるのではなく、
絵描きに社会参加の機会を絵の仕事で答えて欲しいところです。

　努力はやりかたを間違えれば確実に死に至る薬ですから。

おしまい