(チラ裏レビュー)「オナニーマスター黒沢」 (漫画 2007-2008年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:「オナニーマスター黒沢」 (漫画 2007-2008年)
リンク:https://seiga.nicovideo.jp/comic/6164
評価:★4(★★★★☆)

かつてインターネットで一世を風靡した伝説のカルト漫画「オナニーマスター黒沢」を再読してみた。青春の最中にある作者が、思いっきりその思いを込めて描いた作品という感じで、とても良かった。2024年2月現在、まだ「ニコニコ静画」で無料で読めるようになっており、読者のコメントが当時のまま(初出ではなく再掲載時の2013年当時のようだが)フリーズドライのように残っているのも良かった。ニコニコは世の中のすべてのコンテンツでこれをやって欲しい笑。

ストーリーで心に残ったのは、失恋の描写だ。思春期の恋愛って、意中の相手と両想いになりたいという思いが物凄く切実だったということをこの漫画で思い出して、胸が締め付けられるような当時の感情が割とリアルに蘇った。それだけでもこの漫画を読んだ価値がある。青春を描いた漫画としてなかなかこれ以上のものはないと思う。

タイトルの元となる「女子トイレでオナ◯ーが日課」という設定自体は読者を呼ぶ”引き”の役割で、決してメインではない。が、その極端な設定を読者のコミュニティの中で転がして楽しむというのも本作の外せない側面だ。なので、Kindle版も出版されているがニコニコで読むのがオススメだ。インディーズ漫画ならではで、当時流行ったデスノートやハルヒなどのオマージュが多用されているが、それらの答え合わせもできるのでニコニコは本当に便利だ。

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