娘が出させてもらったピアノのコンサートに、ピアニストの外山啓介さんが出演し（娘の先生の元生徒さんなので）ショパンのスケルツォ２番を演奏しました。その時のDVDを見ていたら目が離せなくなって
「スケルツォよくね？」と思い他の人のスケルツォも色々聞きまくる
「ゾーン」に突入しました。

まずこの曲は、中学生ぐらいの子供が良く演奏していて
いわゆる「子供が弾く」スケルツォ２番には正直飽き飽きしておりました。
ですのでピアノのコンサートのプログラムにこの曲が入っていると
それだけでそのコンサートを敬遠してしまうほどの飽き飽きさです。
ところが、外山さんが弾くスケルツォ２番はそれはそれは
ワクワクしてドキドキして本当に面白くて「こんなに面白い曲だったんだね！！！」と思ったのです。

そして改めて色々聞いてみましたところ
「この人だ！！✨」と思った人が「ソンジンチョ」とローマ字表記で読める男性の演奏でした。

え、めちゃめちゃいいじゃん！！！ついでにこの人の他の曲も聞いてみよと
思ったらどうやらショパンコンクールに出ていたらしく
色々弾いてる。ポロネーズも２４のプレリュードもエチュードも
あの、つまんねえバラード２番（失礼）さえもこんなにステキ！！！！
エチュードに至っては「これ以上完璧な演奏があるだろうか、いやない」と思えるほどの演奏。
（特に何者でもないけれど）私としたことがこんな人を見逃していたとは！と思い、いつも聞くアマプラミュージックで検索したところ、その彼は
「チョ・ソンジン」と判明しました・・・・。

チョ・ソンジン、めちゃくちゃ聞いていました。
特に最近はヘンデルプロジェクトなるアルバムを出していて
ピアノ曲としてはヘンデルの曲はあまり表に出てこないことが多いのですが
実はステキな曲が多く、それらの曲を
すんばらしく演奏しているアルバムで、最近の私の「朝の一枚」として
お気に入りリストのトップにあるぐらいでした。
更に彼のドビュッシーのアルバムもすごーーーく良くて
娘がドビュッシーを弾いていた時に参考演奏として聞いていたのですが
ちょっと他のドビュッシーとは毛色が異なり、
これまた特別扱いリストに入っていたぐらい。ドビュッシー好きの友達とも「チョソンジンのドビュッシーめちゃいいよね！」と盛り上がっていたぐらいです。

というわけで、今回YouTubeで発見した「ソンジンチョ」はショパンコンクールの優勝者で、彼の弾くショパンが「そりゃいいはずだわ・・・」と納得しました。それにしても「チョ・ソンジン」と「ソンジンチョ」って逆になっただけで気付かないもんかね？更に顔みてわからんかね？と自問自答したりしましたが、なんせ人の顔が覚えられないので
ちょっとした角度で、もうそれはあっという間に別人となってしまうため
わからなかったのです。

まあ、私の中で割と顔なじみ（いや、顔は覚えてなかったと判明したんだけど）、耳なじみのチョ・ソンジン。コンサートはないかね？と探したら
これがまた近々である！！！しーーかーーもーーーオールラヴェルプログラムという素晴らしい内容。
東京でのコンサートチケットは完売らしいけれど川崎のコンサートはまだチケットあり。ド平日だけれど「行くか？」と思い飛行機チケットを調べたらこれがまた、本来、地元から羽田間がだいたい片道２万５千円ぐらいするのに最近地元→成田というジェットスター便ができて、更にそのコンサートの日はセールだとかでなんと「３９８０円！」。手数料入れても往復１万弱で東京に行けちゃうのだ。

「もう近く死ぬかもしれないしな」と思い買いました。

全てのベクトルがチョ・ソンジンに向かっている今（私の中でだけ）、もう聞くしかないです。

https://youtu.be/5ctnesYYicM?si=rpZzcNeMJWJSW8uy