スギ

音楽と本と映画が好きなおばさんです。動物病院をやっています。 苦にならない程度に続けよ…

スギ

音楽と本と映画が好きなおばさんです。動物病院をやっています。 苦にならない程度に続けようと思います。

最近の記事

毒を吐くにもほどがある話

動物病院にやってくる「健康な」わんにゃんたちの写真を撮って インスタに載せている。 同業の先輩に「やってみたらいいよ」と言われたからそっかーと思って やっている。自分のペットたちの写真を載せるだけで喜んでくれる人が思いのほか多くて驚いたけれど、特に手間もかからないので続いている。 時々自分ちのわんにゃんの動画をあげて、BGMで娘のピアノもかけたりして喜んでいる。 インスタは写真がメインでそこに一言添える程度。文字制限もあるのかな。 そこに「インスタ+文章」みたいなアプリがで

    • ベクトル

      娘が出させてもらったピアノのコンサートに、ピアニストの外山啓介さんが出演し(娘の先生の元生徒さんなので)ショパンのスケルツォ2番を演奏しました。その時のDVDを見ていたら目が離せなくなって 「スケルツォよくね?」と思い他の人のスケルツォも色々聞きまくる 「ゾーン」に突入しました。 まずこの曲は、中学生ぐらいの子供が良く演奏していて いわゆる「子供が弾く」スケルツォ2番には正直飽き飽きしておりました。 ですのでピアノのコンサートのプログラムにこの曲が入っていると それだけでそ

      • だいたい、なんとなく、ま・いっか

        長男は海外在住の私の友人に感化され、語学の大学に行く予定でいました。現役時代に受けた大学は語学大学ばかり。悉く振られて浪人生活へ。 途中で急に理系に変更。獣医を目指すと言い出しました。 獣医学科には行けなかったけれど、生物系の学科に進みました。 昔から動物に関わること、あるいは海外で生活することをなんとなく目標にしていた長男は、ある夏休みなにかの本を読んでいて「オレ、税理士になるかな」と言いました。 まさか長男からそんな言葉が出てくるとは思わなかったけれど「いいんじゃない?

        • 私が99回やって壊れなかった検査機械の操作を、他の人が1回やったら壊れた。それは偶然なのか。その人が何かやったんじゃないかと疑ってしまうことは悪なのか。

        毒を吐くにもほどがある話

        • ベクトル

        • だいたい、なんとなく、ま・いっか

        • 私が99回やって壊れなかった検査機械の操作を、他の人が1回やったら壊れた。それは偶然なのか。その人が何かやったんじゃないかと疑ってしまうことは悪なのか。

          うたうピアノと調律師さんとラルゴ

          本日ピアノの調律をしていただきました。 調律師さんは家で夜中にチェロとか弾いていそうな雰囲気の とっても素敵な方です。 チェロを弾いているかどうかは不明ですが、皮の小物を作ることが趣味だそうで、仕事が終わった夜に作ったという皮の鉛筆キャップを頂いたことがあります。 その趣味がとーーーってもお似合いの方です♪ 調律が終わったあとにピアノがどういう状態だったかを細かに教えて くださるのですが、今日は私の手が空かず座ってお話をする時間がありませんでした。 それでも「どうでしたか?

          うたうピアノと調律師さんとラルゴ

          満期のお知らせ

          大学4年生の長男から「就職の内定もらった」というLINEがきました。 「子育ての満期のお知らせです」という言葉が脳内を駆け巡りました。 どういう会社なのか、とか年収はどのぐらいなのか、とかどんな仕事なのか、とかどこが勤務地なのかとか 夫はすぐに調べていましたが、今のご時世「ここで一生働く」と決めて就職する人は少ないように見えて、ご多分に漏れずうちの長男からも そんな雰囲気は全く感じられず、私は「嫌だったり生活できないとかだったらすぐ辞めるんだろうな」と思ってしまって、たいし

          満期のお知らせ

          野生の王国

          小さい頃から動物が好きすぎて、死ぬ姿を見ることが嫌だったので 獣医になって全ての動物の命を救いたい!という壮大な夢をもって 獣医になったけれど、今や「救うなんておこまがましい・・・みんないつかは死ぬし」というやる気あんのか?獣医になってしまいました。 ところで、その動物が死ぬという姿を嫌というほど見せられるのが 野生の王国で、野生の動物の世界のことをやっていたものだから 狩りをするライオン、狩られるシマウマ、狩れなくて死ぬライオンなど とにかく死に直結でした。当然見ることはで

          野生の王国

          10時間かけてうちの近所に行った話

          現実から逃避するため、日ごろのストレスから解放されるため、 非日常に身をおきたい。 などなど旅には理由が必要なのかもしれないけれど私の場合は特にない。 ここが見たい!と思ったら見たい。 ただそれだけで旅にでます。 日常がストレスフリーなので、旅の方がストレスがあって なにしに来たんだと思いがちだけど 「見たいとなったら見たい」「知りたいとなったら知りたい」 「欲しいと思ったら欲しい」なんだからしょうがない。 私の心の拠り所である映画「ロードオブザリング」。久しく見てなかった

          10時間かけてうちの近所に行った話

          そういう人か

          映画「ジョーカー」の続編のニュースをみた。 ああ、私がこの前ジョーカーを見たのは「見るべくして見た」わけだな、と 合点がいきました✨ ところで、数年前に知り合った人とちょっとしたきっかけで 距離が近づいたことがありました。ただ、それはその方にお悩みがあったためそれを聞いて欲しかっただけなのかもしれませんが もともと私はその方を嫌いじゃなかったし、むしろ似たものを感じる!と思っていたので、しばし楽しい時間を過ごしました。 私は世話焼きタイプでもないし、人にあまり興味もないし、

          そういう人か

          飛行機の中のホラー

          映画「ジョーカー」を観た。 ドラマ「クリミナルマインド」を暗記するほど見ている。 クリミナルマインドはシリアルキラーと呼ばれる連続殺人犯を追うFBIのドラマ。シリアルキラーになるべくしてなってしまう人、生い立ちがそうさせてしまった可能性がある人などなど あくまでもドラマの中だけれど「幼少の頃に虐待された」 「母親との関係が異常だった」など「人間ってそこまでいってしまうんだね・・・」という心の闇を嫌というほど見せてくれる。 私はどうも「闇」に惹かれるらしく、音楽でも映画でも本

          飛行機の中のホラー

          前進

          大人のピアノレッスン 一回目に行ってきました。 7年前から地元のピアノ教室に通い、ジャズピアノを習いに行ったにも 関わらず、つべこべ言ってジャズピアノも上達せず クラシックも本格的にやりたいけれど、それもつべこべ言ってやらず ただ7年過ごしている内に、娘はどんどんステキなピアノを弾くように なっていました。 娘に大分上から物を言われるようになってきた今日このごろ(ピアノに限ってですが)「私だってあなたと同じ先生に習っていれば上手くなるんじゃ」と言っていたら 娘の先生が大人の

          色紙

          ピアノ教室を卒業する高校3年生の女の子に送る色紙の作成をした。 代々引き継がれている親の作業。 先生と在籍生にメッセージカードを配っておき、記入してもらったものを 回収。昔のお母さま方が作ったドレスやスーツの着せ替え折り紙みたいなものと提出してもらった顔写真を組み合わせてそれも色紙に貼る。 発表会の練習で、子供を待っている間に数人のお母さん方と それらの作業を行う。 私は個人的に「アルバム」とか「メッセージカード」とか、あまり大事に しない方で「思い出」グッズは躊躇なく捨

          ばななさんの本

          高校の時の国語の先生の影響で、私の読書の量と幅がとても増えた。 中学の頃はひたすら赤川次郎を読んでいた。赤川さんじゃなくても読んだのはライトミステリーの小説で、誰かが死んだ。犯人は誰だ!的な本ばかり読んでいた。 小学校の頃のルパンや明智小五郎、大どろぼうホッツエンプロッツなどの本から始まった「ミステリー好き」は今に至り、もっと手の込んだ殺人ものにも手を出すようになった。  そういう物とは違う本を読むようになったのが高校時代だった。 周りに本好きな友人も表れお互いに好きな本を紹

          ばななさんの本

          手紙の使い方

          「タダノ」さんが書かれた「おらおらする」という記事を読んで 大いに共感しました❤ この記事を読みました!と皆さん上手にここにアップされていますが どうやってやるんですか・・・ コピーしたり、出典からやってみたりしたけれどできずにごめんなさい。タダノさん・・・。 タダノさんは、もともと言葉遣いは悪い方ではないでしょうし、 タダノさんにお手紙を寄越した方が「オカシイ」だろ、と思って読んでいました。そういう私は言葉遣いも悪く性根も悪い人間です。 ところで手紙という手段。 私は大

          手紙の使い方

          NZ

          3月にNZに行くと決めた去年の春。成人長男もなぜか行くことになってしまったので家族5人で行くことにして、色々予約をしたのに高2次男が「部活を休めない」と言い出した。 何度も確認したよね?と言ったのにキャンセル。それに便乗して「じゃあ俺も・・・実は仕事休めないかも」と夫がキャンセルを申し出た。 飛行機はキャンセル不可のチケット😿 飛行機チケットを無駄にするか?それの方が残り3人で行くよりはお金は浮くだろう・・など考えていたけれど、長男が「絶対行きたい」と言って 色々予約をし始め

          死との向き合い方

          久坂部羊さんの本を読むことが多いです。 「無痛」という本から始まりました。 痛みを感じない病気の少年が犯罪を起こす物語で、ミステリーでもあり 医療物でもあり、大変面白かった。 その続編「無痛2」はもっと面白くて、数ページ読んでは 「ああ、こんなに読んだら終わっちゃう!!」と思いながら 読んだほど面白かったです。 原因不明の病気、治療すればするほど死ぬ、結局生き残ったのは治療しなかった人。という結論でした。 久坂部さんは現役の医師で、他にも色々医療物を書いていますが 先日読ん

          死との向き合い方