RYO.S(中辛)

最近の記事

オリンピックとネットと国の威信と戦争と平和

2020年東京オリンピック。 世界中から多くの国のたくさんの選手が集まり数々のスポーツ競技で競い合う。 国民は懸命に競技に励む選手を応援し声援を送る。例えメダルに手が届かなくても精一杯戦った健闘を讃え拍手と喝采で盛り立てる。 私がオリンピックがこの上なく好きな理由は、競技の種類を問わず皆が同じ方向を向いて応援するという現象にとてつもない感動を覚えるからだ。そして、勝っても負けても選手を讃え、広くスポーツの素晴らしさを実感出来るという点にもある。 相手が強豪国であれば更

    • 世界三大夕日

      釧路生まれ釧路育ちの私にとって、見馴れた風景である釧路港から望む夕日。 ここがどうやら世間から"世界三大夕日"と呼ばれているらしい。 北海道釧路市と言えば、釧路湿原や阿寒湖等観光地としても有名である。道東の各有名観光地へ繋ぐターミナルであり、ここを起点に摩周湖や屈斜路湖、果ては知床辺りへと観光コースを展開することが多い。 そして釧路市としての大きな売りがこの夕日なのだが、正直私は聞いたことがなかった。 というのも、一昨年まで関東で30年近く暮らしていたので実は釧路のこ

      • 意味を持たせることの意味

        物事にはトカク意味を持たせがちだ。 何か行動を起こす時 自身に何かしら降りかかった時 良い事や悪い事 例えばそれが災難だった場合、それを以て教訓としたり警告と捉えたり。はたまたそれが幸運だった場合、関わる縁に感謝をしたり。 でも、ほぼほぼ只の偶然だったりするんだよね。そこには余り意味なんて無く、偶然の積み重ねでそこに行き着き現在の生活があるっていうね。 幼い頃の夢や目標を幼い頃の気持ちのまま邁進している人はとても幸運で、揺るがない目標を見付ける事が出来、努力出来る

        • ザ・ドリフターズという音色

          私が物心ついた時既にテレビを席巻していたモンスター番組 "8時だョ!全員集合" 。 現在から遡ること約50年前の1969年にスタートしたこの番組は、1985年に終了するまで土曜夜、私と家族にとって毎週の楽しみとしていつも側にあった。 番組が絶頂期だった1980年前後、私は小学生であり、正にブームの真っ只中にいた。学校ではドリフの話題。加トちゃん、シムラの物まね。ちょっとだけョ~、カラスなぜ鳴くの…カラスの勝手でしょ。"ななつの子" という元々のタイトルなんか大人になるまで

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          満を持してラーメン好きな私の話

          私はラーメンが好きだ。 かと言って、「週7で食べます」とか「年間500食ラーメン食べます」とかの、評論家や本を出版するような方みたいなレベルでは全然なく、何なら2ヶ月くらいラーメンを食べないこともある。 そしてテレビに出るようなラーメン評論家みたいに博識なわけでもない。 専門的な知識なんてほぼ無い。 ただ、私は味噌、塩、醤油、細麺から太麺、あっさりからこってり、魚介、鶏ガラ、とんこつ、つけ麺やあぶらそば等、あらゆる種類のラーメンがほぼ同じテンションで好きだ。 なので

          満を持してラーメン好きな私の話

          家、ついて行ってイイですか?

          というテレビ番組を最近よく見るようになった。 番組では街中で出会った所謂「そこら辺にいる一般の人々」に声を掛け、自宅について行って色んな話を聞くという一見何の面白味も感じないものだが、見てみると様々な、実に様々な人々の様々な人生がテレビに映し出されている。 私も含めて人は皆、良くも悪くも自分が中心である。当然だ。自分の人生は自分が主人公であり自分を中心に日々の生活が廻っているのだ。 ただ、そういう当たり前の感覚で生きていると、自分以外の人々を含む世界全般は、ゲーム画面の

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          軽井沢のバス事故に見る旅客運輸の立ち位置と経済について

          まだ記憶に新しい、軽井沢で起きたスキーツアーバスが起こした事故から5年が経った。 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021011501237&g=soc 当時大学生ら39人を乗せ東京を出発したツアーバスが目的地近くの峠道ガードレールから転落し運転士も含めた15名が死亡、25名が重軽傷という悲惨な事故だ。 当時、事故の一報がテレビで流れた際私はすぐに「きっとあのカーブかな」と思った。 バスが走行していた道路は碓井バイパス。隣接する碓井

          軽井沢のバス事故に見る旅客運輸の立ち位置と経済について

          僕らの未来に戻る時

          今さら説明するまでもなく、名作の中の名作 バック・トゥ・ザ・フューチャータイムスリップ映画永遠の金字塔である。 高校生のマーティと風変わりな親友でもあるドク(ブラウン博士)とが繰り広げる、ドクが発明したタイムマシーンに乗って過去から未来へと行ったり来たりのドタバタアクションコメディ青春グラフィティ&サスペンスラブロマンス映画である。 高校生のマーティはひょんなことからドクの発明したタイムマシーンで過去へタイムスリップしてしまい、若き日の両親とうっかり接触して図らずも結婚

          僕らの未来に戻る時

          生きるということ2

          エディが死んだ。 VANHALENのギタリスト、エドワード・ヴァン・ヘイレンが病気に負けた。 初めて聴いた中坊の頃からずっと憧れ続け、自身の音楽的価値観に影響を受けまくったギタリストの1人だ。 以前一緒にアマチュアバンドを組んでいた頃のリードギター◯田さんは自らエディと名乗っていた(オレじゃなくてね)。 ただ、あまりに超絶テクニックなので自分程度のヘタレギターでは到底マネなんか出来なかった。 多くのギターキッズが心酔し私にとってもスーパースターでスーパーギターヒーロ

          生きるということ2

          オートバイという乗り物の楽しさと愛しさと切なさと酒と泪と部屋とワイシャツと私。

          私はオートバイが好きだ。 バイクを運転し直接風を受けながら走る開放感ったら、たまらなく気持ちが良い。 またバイクに乗って色々な所に行き綺麗な景色を見たり美味しい物を食べたりすることも楽しみのひとつだ。 初めてバイクに跨がったのは高校生の頃友達のバイクに乗せてもらった時。身体を伝わってくるエンジンの振動、そして唸るようなエンジン音。一瞬で虜になった。 あぁ、きっと"アイツ"も、こんな気持ちだったのか… "アイツ"は16才の時にバイク事故で死んだ。 "アイツ"とは中学

          オートバイという乗り物の楽しさと愛しさと切なさと酒と泪と部屋とワイシャツと私。

          生きるということ

          先に起こった様々な悲しい出来事もそうだが、総じて自分すらもよく知る有名な方の訃報、特にそれが自死だった場合の衝撃はかなり大きい。 亡くなった方にはもちろん自分で命を絶つほどの理由があるのでしょう。なので私達外野が「もっとこうしていたら…」などと無責任な意見を言う資格もないのでしょう。 ただ、残された家族や友人、とりわけたくさんの関わりのある人達の気持ちを鑑みるに、やはりもっと別の道は無かったのかと考えてしまうわけです。 世の中には色々な性格や性質の人達がいて、それが色ん

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          ライブステージの上と下

          私の趣味はライブ鑑賞。 横浜アリーナや日本武道館のような大きな会場から、100人程度のいわゆる"ライブハウス"という場所まで、割りと色々ライブを観てきた。 有名なバンドやミュージシャンのライブはもちろんアツい。激アツだ。大当たり確定だろう。 しかしながら私がライブハウスも好きな理由は、その距離感にある。出演する歌手やバンドは有名無名に関係なく、例えば全国的に知名度こそ無いものの実力は間違いなく、とんでもなくステキな曲を演奏してくれるアーティストもいる。 そしてそんなア

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          カッコいい友達(出勤編)

          1964年東京オリンピックの時には既に開催されていたパラリンピック(旧 ストークマンデビル大会)。当初は戦争による負傷兵のリハビリを兼ねたスポーツ大会だったという。 現在は広く障がい者がメインのスポーツ大会となっているが私は非常に注目している。 生まれながらのハンデや病気、事故による不自由を負った方々が必死で取り組む姿には、素直に勇気と感動をもらう。 そして一部不自由を負ったことによるところかは私にはもちろん知り得ないが、恐ろしく高い集中力を以て競技に対する才能を開花さ

          カッコいい友達(出勤編)

          スキャンダラスなスキャンダルが溢れるクソみたいな世界の真ん中で。

          思った以上に世間に溢れている浮気や不倫という、どう考えても脳みそが足の付け根辺りに鎮座しているのではないかと、生命の神秘すら感じざるを得ない実に野性的な行動も、ひとたび有名人が実践することによって一気にそんな一般人の攻撃の対象という娯楽の殿堂に成り代わる。暇を持て余した神々いや世間の人々にとっては 正にボリューム満点激安ジャングルだ。 だが、このような話題が嬉々として議論されている間はテレビも恐ろしくつまらないので、本を読む絶好のチャンスとなる。 「誰が悪い」とか、そん

          スキャンダラスなスキャンダルが溢れるクソみたいな世界の真ん中で。

          それぞれの地元(時々ジャガーさん)

          去年、高校卒業まで暮らした地元である北海道に帰ってきた。 それまで千葉県に30年近く住んでいたので関東で生活した時間の方が圧倒的に長い。匝瑳市も千葉夷隅もちゃんと読める。 ただ、これまでに何度となく帰省もしていたし両親も今は地元に暮らしている。なのでやっぱり "帰ってきた" という表現がピタッとはまる。 とはいえ今まで暮らした千葉の時間も長く、濃密で、やはり大切な人生の時間だ。知り合いや友達も多い。ジャガーさんのことも尊敬している。引っ越しの時 千葉の友達は皆「で、いつ

          それぞれの地元(時々ジャガーさん)

          コミュニケーションって

          Twitterの使い方というのは、本当に人それぞれで、人知れず自分の心の膿を昇華させたい人や知らない誰かとコミュニケーションを取りたい人、友達とのコミュニティとしての場所と様々だ。 私は基本的に「共通の趣味を持った知り合いとのコミュニティの場」として毎日楽しく利用している。 普段はもちろんだが#を付ける際は特に不特定多数の目に晒されるつもりで気を配ってツイートをする。 例えば好きなラジオの放送に参加したりする時、自分の知らない不特定多数のリスナーの目に触れるわけなので、

          コミュニケーションって