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七尾美術館「長谷川等伯展」

僕庭珈琲の田中です。先日「長谷川等伯展」にいってきまして鑑賞記録として(殴り書きですが)綴ります。いやぁ大変よかったです。

はじめに

石川県七尾美術館。
能登で唯一の総合美術館です。

「長谷川等伯展」は本年で28回目を迎え、テーマとしては「水墨画」と「長谷川派」に設定されていました。

会期は2023年4月29日~5月28日です。
2023年秋に国民文化祭が石川にてあるので
プレイベントにもなっていました。

印象に残った作品紹介

本展は27点展示されており、特に印象に残った3点を紹介します。

仏涅槃図

無分・等伯・等誉作の3点が展示されており、師匠を真似て弟子が受け継ぐスピリットが興味深かったです。(系図がありメモ書きしていたのですが今見ると解読できず、、自分の悪いところです、、、)

春耕図

個人的イチオシの作品。思わずキャプションの文字を鉛筆で写してしまいました。一部下記にて引用します。

人物の衣紋様などには「狩野派」の影響を感じさせられる一方、岩や土壌などに見られる鋭利な表現はのちに等伯作品にも継承されてゆく手法だ。

七尾美術館(2023)「長谷川等伯展」

こうでなければいけないというものではなく、どちらも知っているからできる手法であるなぁと。新しい挑戦を勇気をもって制作されたのかなぁとこの作品から感じました。

画面右下方に「信春」と袋形印が捺され、制作年はおおよそ30歳代頃か?

七尾美術館(2023)「長谷川等伯展」

とあり、自分が現在27歳というのもあり、少し応援されているような勇気が沸いた作品でした。春耕図自体の説明はなくすみません。会期後は京都国立博物館に所蔵されていると思いますのでそちらでもぜひです!

龍虎図屏風

6曲1双、長谷川宗也(新之丞)作。宗也は等伯の3男。

ちょうど近くの小学校のふるさと教育と同じタイミングで観覧しており学芸員さんいはく「弟子より等伯の方が迫力がある」といったようなお話も様々聞くことができたので大変貴重な機会でした。

まとめ

今回初めて鑑賞記録をnoteの記事として残した感想としては、「引用の仕方正しいのか」や「そもそも作品の紹介をどのあたりまで深くネットにあげてよいのか」といったリテラシーへの疑問がまずひとつ考えました。また、改めてこうやってのこすことによって自分の知識が蓄積されその可視化が長い目で見ると芸術作品を人に伝える・紹介できる力になるのだろうとも思いました。つたない文章ではありましたがここまでお読みいただきありがとうございました。

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僕庭珈琲 田中


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