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【死語現禁】287.花嫁修業

(日:花嫁+修行)嫁ぐまで、家で作法や家事を習得すること。

<用法>
緑は短大を卒業した後は家で花嫁修業に励み、見合いで良い夫をみつけるつもりだった。

<解説・思い出>
僕が若い頃、男女の出会いシステムで、何人か女性が職業欄に書いていた言葉です。意味の似た言葉に「家事手伝い」という言葉もありました。

職業欄でそれらの言葉を見ると
「職業じゃないじゃん。無職と書けや!」
と心の中でツッコミを入れていました。

実際に出会いパーティー的な場所でも、
「花嫁修業中!」
と言う女性に会ったこともあります。

当時は結婚するのが当たり前で、結婚すると家事や育児をするのは女性の役目と言う考えが主流で、「花嫁修業」という言葉にもリアリティがあったのだと思います。

現在は女性の社会進出が当たり前になり、大学を卒業して
「家で花嫁就業するんだ!」
などと言うと、却って周囲から珍奇な目で見られそうです。

「花嫁」という言葉も普段は余り使われませんし、「修行」も普段使いが減っています。
さらに現実でも「花嫁修業」をする人は減っていると思われますので、この言葉も死語の世界を舞い始めていると思うのです。

死語ランク:☆
☆・・・多くの人が知っていて、言った人に「懐かしい」と言うレベル。

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