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【死語現禁】213.大蔵大臣(家庭)

(日:大蔵+大臣)家計を管理している妻のこと。

<用法>
「この車は高すぎて、うちの大蔵大臣の許可はおりないよ」

<解説・思い出>
妻が家計を遣り繰りし、夫のお金も管理していた家庭が多かった時代によく使われた言葉です。

当時は国にも実際に大蔵省があり、大蔵大臣がいました。

大蔵省は各省庁の予算を決定できるイメージがあり、大蔵大臣は大臣の中でも最上位のように思えました。

そのイメージを家庭に置き換え、妻のことを大蔵大臣と呼んで崇め奉った言葉だと考えられます。

大蔵省が財務省に変わり、財務省の権限もかつての大蔵省の絶大なイメージがなくなりました。また家計の管理の在り方も変わっているので、もう妻を財務大臣と呼ぶことはなくなっています。

従って家庭での大蔵大臣という言葉は、使われることは無いと思われます。

死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル

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