見出し画像

自分の別人格が何を考えてるか分からなかった話

武德です。
私は自分の別人格を1年以上観察して少しわかったことがありましたました。別人格は所詮は他人なのです。一つの体を共有しているとはいえ、考え方は全く別物です。
なので、自分がよくないと思ったことは、相手にとってもよくないはずだなんて考えるのはそもそも間違いだったと思います。

別人格が何を考えているか探る方法

別人格である女の子の自分は、感情を持っているものの、論理的思考力をほとんど持っていません。
そのため、女の子の自分にとって、「私はこれが嫌だ、でもなぜ嫌なのかがわからない」のようなことが度々起こります。

そういった時に便利なのが「感情」です。
たとえば、女の子の私が、「この先も誰ともお付き合いしないのはもったいないよ」誰かに言われると、毎度むっとした感情が湧き上がっているのを私は知っています。つまり、それには同意しかねるということなのです。

そんな感じで、こう言われた時は嬉しい、こう言われると悲しい。そういったものをたくさん集めていくと、この子はこう考えてるんだなと言うのが初めて見えてきます。

性格が似ているところはある

今のところ女の子の私は、自分が好きだと思った相手以外に没頭する事はありません。
でも、これって男の方の私がこれだと思ったことには、とことんのめり込むことに似ているのではないかと思いました。どうも別人格も一点集中型のようなところがあるのです。

「その人じゃなくて、他にもっといい人がいるよ」そう言ってしまうと、ムキになって自分の好きな人にのめり込んでしまい、逆効果だったと感じています。

まずはその考えを受け入れ、否定はしない。その上で、他にも素敵な人がいっぱいいるよ。いろんな人から愛されているんだよ。と教えてあげるのです。

人の気持ちは変えられないけど、変えられる。

女の子の私は最初はとても頑固でした。
そういう意味では、人の気持ちは変えられないのです。
だけど、その気持ちをわかってあげる。肯定してあげる。そうするとあんなに頑固だった女の子の気持ちも少しずつ変わっていくのです。

それぞれの幸せを思えばこそ

私も、別人格も、別人格が思う相手も。
それぞれみんなが幸せになればいいんじゃないかなと思っています。
誰のせいで悲しいとか、そういうのがなくなったとき、ただ幸せだなと言う気持ちだけが残ります。これからも穏やかに暮らしていけることを望んでやみません。

28歳の時「ゴメン、本当の性別女じゃなくて男だった」を食らった性別不合の当事者です。日常的に男女の性別使い分けを強いられそのまま根付いてしまった奇妙な人生。サポートや紹介していただけるメディアさんも募集しています。