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教えて下さい96:ギリギリ行動・尻に火が付くまで動かない、で良いの?(v5_もぐらさんの悩み)

10月5日。木曜日。久々に物理的な移動が多い1日。初めてお邪魔したお客様のオフィス、役所への書類提出と他の役所での書類受け取り。そして何度か訪問している協力会社さんオフィスで打ち合わせ。

ここに、役所の場所、お客様の場所を「事前に余裕を持って」調べない自分がいる。移動しながら調べる。地図を見ても勘違いはありえるけど、大丈夫さ、のギリギリ行動。これが当たり前になっている。「目的地に時間通りに着く」にイレギュラーがほぼ無い世の中、と思い込んでいる。

年齢を重ね、どうにかなるマインドが強くなった。イレギュラーはイレギュラーなだけに発生確率は低い。だいたい大丈夫さ。また、都内のほぼ全域に行ったことがある経験や、地下鉄・道路への知識、調べれば何でもわかる各技術進歩も助長する。これらが絡まり、ギリギリ行動に毒される。ギリギリ行動は、さて、良いのだろうか。

今日の悩み: ”ギリギリ行動こそが効率的で密度が濃い。何かが起きてもその緊急・緊張時にこそ脳みそフル回転し、火事場の馬鹿力が出る。あるべき姿だ。あるいは、無駄時間は発生するが、未来に期待せず・不測の事態を想定し、前広に余裕を持って行動すべき、なのか”

案1:
ギリギリで何も問題無い。不測の事態は当然起きる。でも、ギリギリ+不測という緊張の中で、脳みそフル回転し解決する。そんな経験が増えれば対応能力が高まる。あえてギリギリで動き、訓練するのだ。そして、ギリギリとはつまり無駄な時間は最小限に抑えているということであり、課題を思考できる、処理できる、対処できる、対応できる時間(量・質)が増えるといことだ。移動時間になんて余裕を持たせる意味は無い。イレギュラーは当然起きえるが、遭遇する確率は低いのだから。「できるひと」になるには、本質的時間をどれだけ多く持てるかがキモ。ギリギリ行動で問題無い。

あるいは

案2:
イレギュラーはイレギュラーだから時々しか発生しない。だから、前広に、余裕を持って行動する価値はなかなか納得されにくい。未然に防いだことの価値はわかり難い。どうせ起こらないでしょ、だいじょうぶでしょ、そう思う。お尻に火が付くまで人は動きにくい。対岸の火事は対岸の火事。自分は大丈夫。そう思いがち。だから、災害時の逃げ遅れが発生する。イレギュラーに直面した際にコトが大きくなる。自業自得。「できるひと」は自律してこれを回避している。無駄時間・のりしろ時間・アイドル時間も、無駄にしないで何かに当てる。だから信頼される。「将来」を感じる感度を強く持つ。心配性で弱虫で怖がりで・積極的で前向きで挑戦志向であろう。

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。

大切なのは:
1.
どっちか悩む/どっちもあり/変化する、そんな自分を知ること
2.そして、自分と違う他人がいても、差別せず受け入れること
3.そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、案1、2のどっちがより心を落ち着かせ、安心させられる温かい言葉になるかを考えてプレゼントすること

そんな風に思ったりします。

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