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多くの会社で内向きと外向きがバラバラ。だから上手くいかない

みなそれぞれに「すでに巨匠」です。個性を生かして、自分に素直に、自分らしく生き、表現するならば。他人に流されず、他人に従わず、自分らしくあるならば。

ある本でそんな主旨を読んだのです。芸術を志す学生への先生からのメッセージ(noteでフォローしている方の投稿で知った本を読んでいて)。素敵ですね。

「自分」なるものは、この地球の45億だか46億年の歴史の中で「1人」だけ。他人や過去の偉人と同じことを表現するのは真似。真似する限り巨匠にはなれない。巨匠になりえるのは「新しい」ことをするから。だから世の中がびっくりして、驚嘆して、感動して、求められる。そして、この「新しい」こととは、つまり過去とは「違う」こと。過去と「違う」ことを表現するから巨匠になりえる。つまり「自分らしく」あろうってこと。だって「自分」は歴史上に「1人」だけなんだもの。

だから、素直に「自分らしく」表現する。直観に任せても良いし、熟考しても良い。熟考の仕方も自分らしいし、ロジカルに熟考しているつもりもそこには直観が含まれるし、自分らしい思考のクセが含まれる。だから、真似しようと思わない限り「個性」になる。地球の歴史上に「1人」しか存在しない「自分らしく」あれば、他人とは過去とは「違う」ものが生まれる。

「自分らしく」あればいい。「自分らしく」あるならば、あなたはもうすでに巨匠だ! そんな勇気を貰える暖かい言葉。

ボクは「自分らしさ」を自分で説明なんてできないし、芸術活動していないから、何が自分らしさの表現か正直わからないけど、このメッセージは理解でき共感できる。

さて会社・職場においても、自分らしさ・個性・ユニークさは大切と言われる。出る杭になろう、入社式の多い4月によく聞く言葉。でも、本当にユニークで出る杭になると、うざいと思われるのが現実。

でも、大概の職場のメンバーは芸術を志してはいないし、そこまでユニークにはならない。空気を読まないキャラもいるし、らしさを貫くメンバーもいるけど、稀有。だから、一定の穏やかさで職場生活が過ぎていく。。。

でも思う。だから多くの会社が「弱い」のだ。成長しないし、存続しないのだ。職場というのは、会社というのは、外向きと内向きが「支離滅裂」だから「弱い」のだ。

1.お客様や社会に”役立つ”製品・サービスを提供しようとしているのに、社内に対しては主従関係が強く独裁的で高圧的

2.市場という競争環境で自社の製品・サービス差別化を実現をしようとしているのに、社内に対しては言うことを聞けと高圧的で全体主義的で、金太郎飴を欲する。みんな大好きなんでも「戦略」の名のもとに、「競合差別性」の実現が「正論」とされる。にもかかわらず、人が、本当に職場の仲間と違うと煙たがられる。「違いを出そう」が「戦略」だと言うのに、「多様性」が大切だと言うのに、本音と建て前で、自分らしさが過ぎると、困ったさんのレッテル。

3.昨日の友が今日の敵。「会社辞めます」と言われたら「できないやつ」に様変わり。「どうせいらないやつだったしな」。病気になったら、仕事が進まず、裏では「なんだよー、健康管理しろよー」と批判の対象。産休育休、「よかったね、すばらしいね、おめでとう」と言いながら、裏では「しょうがないけど、使いにくいよなぁ」なんて低レベル。

だから、「弱い」のだ。多くの会社が「弱い」のだ。税務署によると10年生き残る法人は4%のみ。20年に至っては1%を切る。もちろん、税金対策のダミー会社や、作ったけど稼働していない会社、個人会社も多々あるので、真面目に経営している会社に絞るともう少し数字はあがるでしょうが。

外向きで優しさ、世の中に役立つこと、親切を目指すならば、社内もそうであるべき。外向きで差別化を追求するならば、社内も出る杭、空気読まない仲間を重宝すべき。

内外で一貫性がない会社は、仲間を本気にさせない。そう思うのです。


読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_75)


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