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教えて下さい99:信頼:自分は完璧?相手が信頼に足るかが問題?(v5_もぐらさんの悩み)

10月8日。日曜日。セミナーに参加。色々お勉強。で、「紹介でビジネスを拡大する方法」とその失敗の話になった。

・ビジネスを一緒にするうえで信頼できないと初見から思うケース。紹介してもらったひとにごめんなさい。私にはこの人、合わないです。。。
・GiveばかりでTake(Give Back)無し。もう信頼できない。関係を断つ。
・仕事を任せたが混乱で終り。金は払ったが、後片付けは自分がやる。発注元の会社には平謝り。信頼しなければよかった

で、メッセージは、ひとは会ってみないと分らない。蓋を開けたら失敗となってもしょうがない。そういうこともある。受け入れ、対策を実施すればよい。そんな話。

ちょっと違和感あり。
・信頼を所与にしている、から
・自分(だけ)は信頼に足る人間、という前提だから
・問題は相手が信頼できるか/できないか、そういう前提だから

信頼は常に相互の問題。相手だけの問題ではない。そして所与では無い、構築するものだ。


・初見でこいつは信頼できない、なんて判断能力を自分はどれだけ持っているの? ただの好き嫌い、趣味の違いかも。
・ちょっとした先方のミスを大げさに受け取っていないだろうか? ミスへの許容度が低いだけかも。
・先方が自分をテキトーにあしらったのは自分がそれだけの存在ということ、自分の価値を認められなかっただけ。
・自分がひとの多様性に対する許容度が狭いだけの問題かも。
・Give ばかりでTakeが無いと言うが、そのGiveは相手にとって価値があるGiveではないかもよ。要らない迷惑だったかもよ。
・仕事を任せて失敗した、と言うけど、自分は失敗が取り返し付かなくなるまで何をしていたの?
・発注した会社側にも問題がありそう。例えば、コンサルを雇っても、発注元に主体性が無いならうまく行く訳は無い、とは大前研一さんがいつも言うこと。主体性無く、依頼内容も支離滅裂、朝令暮改だったかもよ。

今日の悩み: ”自分は信頼に足るすばらしい人物だから、信頼は常に相手次第、なのか、信頼は一定の未熟さを常に抱える人間2人(複数)が相互に構築していくこと、なのか”

案1:
信頼はゼロから相互にチカラを合わせて作ること。たまたま感性や趣味や価値観が合致して一瞬で意気投合、なんてことは限定的。自分が真剣に信頼を相互構築したいのか、あるいは、自分は信頼に足る人間で相手が自分の思うような人間であり・そう有り続けてくれるかを評価したい、だけなのか。後者であれば無理な話だ。自分は何もせず、相手だけに期待し、信頼なんて構築できない。GIVE & TAKEの本質は、「自分があなたを信頼したい」を示すこと。理由は無いけど「もう大好きなんです!」。物品や金などをGIVEすることではない。信頼は相互に構築すること。スタートは、自分から相手に対して、あなたを信頼したいの!マインドを持ち、示し、それに足るところを探し、欠点をあら探しするのではなく、良質な関係を構築していく、こと。その結果、信頼できるひと、ができあがる。

あるいは

案2:
信頼を構築する時間はない。スピード感をもって目標・目的・ビジョンを実現しなければ。自分はもちろん信頼に足る前提だ。だから問題は相手だけ。相手が信頼できるかどうかを即見極める。当然、自分は自分で別途、より信頼できる人間になるべく努力はする。が、これらは別の話。何かを一緒にやる相手に対しては、常に自分が面接官だ。相手が自分のために、自分の思う通りに思考し、動くのか。動いてくれるならば、信頼できる、という評価を与えよう。そういうことだ。

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。

大切なのは:
1.
どっちか悩む/どっちもあり/変化する、そんな自分を知ること
2.そして、自分と違う他人がいても、差別せず受け入れること
3.そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、案1、2のどっちがより心を落ち着かせ、安心させられる温かい言葉になるかを考えてプレゼントすること

そんな風に思ったりします。

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