【笑える職場の力学】#6 Mr.バッファー
メーカー経理勤務、コミュ力爆高男江場です。
今回は職場での遭遇率高め、
「Mr.バッファー」
を考察し、みなさんの日々の仕事ライフに少しだけポジティブを届けます。
Mr.バッファーとは何者か。
Mr.バッファーとは、ひたすら「バッファー」を気にしているおじさんのことです。
バッファーとはスケジュールや、予算、人員等に関する、「余裕」や「ゆとり」を意味します。
使い方としては、
「この提案の内容だと、お客さんとの交渉が難航するかもしれないから、スケジュールにバッファーを設けといて。」
とか、
「この見積だと前回の見積より金額が増えてるけど、予算にバッファーあるの?」
とか、そんな感じでしょうか。
つまり、
「余裕」や「ゆとり」を設定したり、確認したりする時に使う単語ですね。
Mr.バッファーは、常にバッファーを気にしています。
理論はありません。
ただひたすらに、安心したい。
Mr.バッファーは不安なのです。
Mr.バッファーの仕事とは
Mr.バッファーが仕事の始めに気になるのは、
スケジュールに余裕を設けたのか。
人員の余裕はあるのか。
予算の余裕はあるのか。
これだけです。
もはや彼らの主な仕事は1時間でも、1円でも、1人でも多くのバッファーを設けることなのです。
こう聞くと、Mr.バッファーの部下は幸せだと思うかもしれません。
なぜなら、Mr.バッファー周囲は余裕を持って仕事できると想像できるからです。
しかし、実際は逆です。
Mr.バッファーは、余裕を持ちたいがあまり、キツキツのスケジュール、予算、人員での仕事を求めるのです。
どう言うことかと言うと、
例えば、機械の設計の仕事をしているとしましょう。
納期は2週間後。
普通に考えると、12日で設計して、残り2日で最終チェック。
この時、上司であるMr.バッファーは一週間での設計完了を命じます。なぜなら、一週間のバッファーが欲しいからです。
既におかしいですね。
そして、なんとか一週間で設計を終えたとすると、Mr.バッファーは残り1週間の間に、思い付きで前提を変えまくり、余分な仕事を増やしまくります。
そして2週間経つ頃に、タイムアップで設計完了します。
Mr.バッファーは安心します。
いやぁ、一週間のバッファー、あってよかったぁ😄🎵
やかましい。
要は、プロジェクトスタートの時点で正確な計画をできないのです。
とにかく余裕を持たせることを最初の目的にしてキツキツスケジュールで仕事を進め、
残りの時間をフルに使って計画や前提を変えまくり、仕事を増やすと言う、極悪サラリーマンなのです。
Mr.バッファーとの関わり方
できるだけ距離を置きましょう。
Mr.バッファーはシンプルに仕事ができません。
どうしても一緒に仕事をしなければいけない時は、
どうしたらMr.バッファーの感情的な指示を避けて、正確な段取りで仕事を進めることができるのか、
ということを計画の最初の段階で集中して思考することが大切です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
江場
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