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訪問着

今回5回目の個展にして初めて訪問着を制作しました。今まで何度も師匠には「訪問着作りな〜作れない子だと思われちゃうよ〜」と助言と心配の声をかけてもらっていたのですが「作りたいと思えないですし〜作れない子と勝手に決めつける人はムリ〜」と駄々を捏ねていました。

ワンピース感覚の飛び柄付け下げは、着用する場所のイメージが湧きやすいこともあり、今までいくつか制作してきました。どれもお気に入りです。訪問着に関しては、現代着ていく場所...というのがイメージしにくく、そもそも師匠の作る訪問着が好き過ぎて「私が作る必要があるのかしら?」という気持ちもありました。

しかし、森田空美先生の着付け教室に通うようになり、着物を着る機会に恵まれ、少ない機会ではありますが訪問着を着るような会にも何度か参加して...と経験を積むうちに「私から出てくる訪問着はどんなものだろう?」と思うようになりました。

そして今回制作したのが写真の文様の訪問着です。よく出来たと思っています。私らしいものだと感じます。親方の更紗とも違う、女性らしいけど甘過ぎない...繊細だけど存在感のある雰囲気になったかな...と思います。

是非、ご興味のある方は羽織ってみてください。フォリアの考えの通り“着用した時に美しい、最も力を発揮する”ように制作しました。

甲斐凡子 染色作品展【幸福の花束】
2024年3月12日(火)~17日(日)
10:00~18:00(最終日のみ17時終了)

ーGALLERY ART HOUSEー
〒104-0061 東京都中央区銀座4-4-5 簱ビル
地下鉄銀座駅A10番から徒歩1分(和光ウラ通り)

今回のテーマは「幸福の花束」。

見て、身につけて、軽やかな風と幸福感を感じるような草花文様をメインに制作いたしました。

着物・名古屋帯を出品いたします。是非ご覧下さい。皆さまとお会い出来る事を楽しみにしております。

フォリア 甲斐凡子


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