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日記(令和元年9月3日)

先週末から、甲斐凡子作 名古屋帯「踊り花」の線描きをしています。久々の直描きなので「大丈夫かな...」と不安を覚えつつ、やり始めると普通に出来るので、身体に覚え込ませるというのは大切だな、と思います。(直描きは、面相筆と墨を使って、白生地に直に線を描いていく作業です。)

この作品は、2月の個展にて出品した作品なのですが、ご注文頂き新たに制作中です。2月の個展に向けて制作している時は、とても忙しい状態で通称「非常モード」と工房内で呼ばれるものでしたので、制作時の記憶が曖昧です。「そんなに複雑なものでもないし、糸目糊置きじゃなくて直描きだし、○日で終わるだろう」と軽い気持ちで始めたら大間違い。普通に時間掛かります。

生地の上っ面を撫でるのでなく、しっかり生地の繊維に面相筆を使って墨を食い込ませる...という事をしないといけませんので、なんやかんや時間がかかります。糸目糊置きの時とそう変わりません。

制作上辛かった記憶はスポーンと抜け落ちている事が多々あります。この帯もそんな感じです。2月の個展、今年の話なんだな...と遠い目をしてしまいます。本日ようやく、直描きが完了しました。次は色挿しです。

メモ))今日の給食はカルボナーラとキャベツのサラダ。オヤツはハーゲンダッツのデセールバーの新商品ショコラバナナクロッカンを頂きました。作業中のBGMはaudibleの「ルーズヴェルトゲーム(池井戸潤)」でした。


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