7/29に思ったこと(キンモクセイ)
夜の首都高から見えるマンションの上層階。
電気が点いていたり、人が見えたりすると
瞬間的にその人はなぜそこに住んでいるのか想像するのが好きだ。
都会のど真ん中だったり
観光地に近い場所や、家賃の高そうな地域だと
ことさら興奮する。
そういうところに住んでいて、毎晩帰宅するとどんな気分だろう。
どれぐらい広いのか、狭いのか。
あちら側からはどんな景色が見えるんだろう。
なんてことないただの妄想なのだけれど
自分は一度死んで来世に期待するしかない、というシチュエーションに
この紙一重な好奇心が混じりっけ無しだと確信できる。
しかもこの妄想は純度が高いようで、そういう時に想像した部屋が
夢の中でセカンドハウスとして登場する。
好きな時に立ち寄る、ちょっと高級でちょっと狭いマンション。
ときどき誰かを呼んでくつろいだり、密会しているのだ。
しかし、ふと「ここの家賃てどう払ってるんだっけ」と過ぎり
「払った覚えがない!やばい!」と慌てて夢は醒める。
夢から醒める引き金は現実しかないのか。
久々にまた、あの夢を見たいものだ。
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