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赤ちゃん猫の“ミルク日記”

赤ちゃん猫の“ミルク日記”がでてきました。

我が家の次男坊「ボン君(本名:梵天丸、オス)」の“子育て”をこの日記をもとに振り返ろうと思います。これから赤ちゃん猫を育てる方へのご参考になれば幸いです。


姿かたちはピーナッツ🥜

今から10年前の2013年5月19日、道端で泣いている猫を拾いました。生まれてからしばらく(恐らく5月6日生まれ)経っているようで、ミルクティ色のフサフサした毛に包まれた、ピーナッツのような形の猫でした。「どうしよう、これ」と持ち帰った“ぴ~にゃっつ”は即刻家族の一員となりました。


「ボン君です、よろしく!」にくきゅうはツヤツヤ!

片目がつぶれていたので、名前は“ぴ~にゃっつ”ではなく、独眼竜正宗の幼名「梵天丸」になりました。今では「ボン君」と呼ばれています。


グビグビ飲み始めた!


我が家に迎え入れられたその日、ボン君はほとんどミルクを飲んでくれませんでした。「このまま死んでしまうのでは」と極度の不安に陥りました。「どうしたものか」と“猫育ての先輩”に聞いたところ、「哺乳瓶はぐっと突っ込む式で」と言われたのでその通りにしたら、グビグビと飲み始めました。

もはや人間の赤ちゃん同然 

5ccとか10ccの少量を2時間おきぐらいに与えました。ミルクは夜中も与えます。この頻度はもはや人間の子育て同然です。4日後には体重が200グラムになりました。5日後には「ミルクをもう少し増やしていい」と獣医さんにいわれたので15ccを与えるようになりました。

後ろ足で耳をかいたり、元気に歩き回ったり、大量のウンチを出したり…。1週間が過ぎるとしぐさが猫らしくなってきます。

子猫らしい顔つきに


眼は「ペットボトルのお茶がいい」

一方で、おしっこに血の粘液が混じっていたりしてハラハラしたときも。血尿、便秘、片目のつぶれといろいろとハンデがある子でした。眼については、「ペットボトルのお茶で洗ってみては」と獣医さんにいわれたのでその通りにしました。

お茶には殺菌作用があります。この獣医さんは「なんでもかんでも薬」ではないところがいいです。気づけば、ボン君の2つの青いおメメはきれいに開くようになりました。


ぱっちり開いた青いおメメ

便秘にはビオフェルミン

便秘にも悩まされました。なかなかウンチがでないとき、獣医さんはビオフェルミン(粉タイプ)を混ぜてみて、とアドバイスしてくれました。

https://petokoto.com/articles/3133

夜中に下痢をして下半身ウンチまみれになったり、所定の場所から外れた場所におしっこをしたりと、「おしっこ&ウンチ」には苦労しました。もちろん、「おしっこ&ウンチ」の世話は一生続きますよ!

我が家の一日は、猫砂に埋められた、ツヤツヤして立派な“黒いダイヤ”をほじくり出してトイレに捨てることから始まります…。

我が家に来て2週間近くが過ぎると、ボン君はじゃれるようになりました。6月6日には450グラムになりました。恐らくこの時点が生後1カ月とおぼしき…。ボン君の推定誕生日は5月6日かもしれないと獣医さん。


やんちゃぶりを発揮!

生後一カ月を過ぎたら離乳食に挑戦

そろそろ哺乳瓶ともお別れです。獣医さんからは「皿にミルクをいれて飲ませてみよう、離乳食の挑戦もそろそろだね」といわれました。

まずは指でなめさせる訓練からスタート。ここからお皿に誘導していきます。指舐めは成功!ミルクをペースト状にするのがコツだとも。

6月20日にはついにお皿からミルクが飲めるようになり、22日にはカリカリ+ミルクもクリアしました。カリカリは4粒とか7粒とかの単位で与えます。


生後2か月で立派な子猫に!

6月30日には体重が860グラムになりました。階段も上手に上り下りができます。食事もドライフード中心に。この頃には、先住猫のタビー先輩と追いかけっこを楽しむようになりました。

しんどい思いもあった「猫育児」ですが、今となってはかけがえのない思い出です。


たくましく育ったボン君

そして今、このボン君は10歳の誕生日が過ぎ、老猫の入り口に立っています。

猫人生はあっという間!

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