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母親らしい服装?

✦✦ 母親らしい服装 ✦✦

草刈正雄さんのお嬢さんの紅蘭さんの服装が、胸元をアピールするものが多くて、「母親らしい格好しろ」「胸元出しすぎ」とかって言われているのを知りました。

まあ、確かに同性の私から見ても、ちょっと目のやり場に困っちゃうなあって印象は受けますが、スタイル抜群の紅蘭さんですから、大胆なファッションもお似合いで羨ましく思います。

問題なのは、「母親らしい服装」ってどんな服装なの?って私はちょっと疑問に思いました。それに、「母親らしい服装」って誰がいつ決めて、それは、どんな定義なの?って思ったわけです。

確かに、日本人の大多数が想像する「母親らしい服装」って想像できますよ。

おそらく、胸元をまったくアピールするものではなく、清楚なデザイン、地味な色、大勢の中にいたら同化して埋もれてしまうような服装でしょうね。スカートなら膝より長く、肌の露出は控え目で、せいぜい浅いVネックかボートネック、袖もヒジあたりくらいしか出さない袖丈でしょう。

毎日、こんな服装してたらどうですか?

少なくとも、私はこんな服ばかり毎日着ていたら、、ストレスが溜まります。たまにはオシャレして大胆なデザインものを着てみたいし、スタイルが良ければミニスカとか穿きたいし、ハイヒールとかも履きたいです。

日本人が想像する「母親らしい服装」を毎日継続して着ていたら、おそらく体型が崩れると思います。

「母親らしい服装」は、楽チンな服装が多いので怠惰な生活に陥りそうです。逆に紅蘭さんのような胸元を出す服装は、それなりに身体を鍛えて、美しい体型を維持する精神力と美意識が無ければ、あのような服を着ることは不可能です。

海外では、大人の女性であることを表現することの一つに、「胸元を開けた服装をする」というのがあるそうです。まして、海外ならドレスを着る習慣がありますから、イブニングドレスなんて、胸元が大胆に開いてるものや、背中も深いV字にカットかれてるものとかを、普通に子持ちの女性が着ていますからね。

それぞれのお国の文化の違いですから、日本ではそれは受け入れられづらいのかも知れないでしょうけど、所変われば価値も変わるものです。まして、人の趣味嗜好を他人がとやかく言う権利は無いと私は思います。そんなことをいちいち言っていたら、「あなたの服装の趣味は、さぞかし素晴らしいものなのでしょうね?」と言われかねないと思います。

紅蘭さんには、紅蘭さんの服装の趣味というものがあるのですから、自分が頭の中で定義する「母親らしい服装」とやらは、自分がそのような装いをすれば良いだけであって、人に押し付けるものではないと感じました。



✦✦ 日本のお母さんたち ✦✦

日本の女性は、特に母親になると良き母・良き妻であることを強く求められる傾向が強いと思います。

仮に夫の実家に夫の両親と同居している場合、舅や姑の顔色をうかがい、また夫に対しても同様です。そして、子育てもメインで行わなければならなかったり、まして、夫婦共働きしてる場合などは、勤務先でも社会人として懸命に働いていて、一生懸命に毎日を生きているという状態です。

日本の女性は、自分というものを押し殺して、控え目にしゃしゃり出ることも無く、家族のための自己犠牲のうえに自分の人生を生きいく女性がいまだに多いのではないでしょうか。

私は、30年以上、普通にサラリーマンをしておりましたが、その中で思ったことは、働く女性は非常に優秀な女性が多いということです。バイタリティに溢れ、能力もあって、向上心も強い、だけど、男性より一歩下がって控えめにしか活躍しようとしない。裏方的な考え方になりがち、自分をアピールしない・・・。そんな女性が多かった気がします。

日本の女性は強い。これからの日本はもっと女性が活躍するべきだと思います。子育てとか色々大変だけど、もっと自由に、もっと自分らしく、人の目や人にどう思われようかなんて気にせず、母親になっても誰になんと言われようとも着たい服を着て、生きていきたいものですね。

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