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2019.6.7 女性のための起業セミナーvol.3 「ビジネスモデルを完成させる」

「アイデアを形にする方法がわからない…」
「情報や知識、人脈がほしい…」

そんな起業家の皆さんの1人ひとりの悩みやニーズに対応し、次なる一歩を応援しよう!というのが、この山梨中央銀行主催「女性のための起業セミナー」です。
全4回の連続セミナーのプログラムデザインと講師をNPO法人bondplaceが務めさせていただいています。

本セミナー全体の趣旨や私たちが大切にしていることは、こちらのレポートにありますので、ぜひこちらもご覧ください。

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■講座概要

2019年6月7日(金)10:00~13:00
セミナールーム昭和(山梨中央銀行 昭和支店)を会場に講座を開催しました。

前回の講座では、参加された起業家の皆さんのビジネスを「ビジネスモデルキャンバス」を使いながら整理していきました。
詳しい内容はこちらから!

前回の講座では、主に起業家と支援機関の2人1組でビジネスモデルキャンバスを埋めていきました。
ただ、やはり各支援機関によって視点や得意な分野も違うため、今回の講座では前回のペアに限らず、とにかくたくさんの支援機関にビジネスモデルを見てもらい、多様な視点からアドバイスをもらうことを目指し、講座を組み立てました。

■わたしのビジネスモデルを読み上げる

ビジネスモデルキャンバスには、顧客セグメント(Customer Segments)、価値提案(Value Propositions)、チャネル(Channels)、顧客との関係(Customer Relations)、収益の流れ(Revenue Streams)、リソース(Key Resources)、主活動(Key Activities)、パートナー(Key Partners)、コスト構造(Cost Structure)の9つの要素があります。

1枚のシートに9つの要素が書かれていて、前回の講座ではそれぞれの要素にポストイットをどんどん貼っていきました。
あらためて前回作成したビジネスモデルキャンバスを見直してみて、以下のフォーマットにまとめていきました。
このフォーマットのように読み上げると、自分のビジネスを端的に伝えることができます。

ただ、各要素のポストイットがたくさん貼ってある状態だとなかなか端的に相手に伝わりづらいため、全体のつながり・相関関係がおかしくならないように整えていきます。

■9つの要素 ここがモヤっとを見つける

先ほどフォーマットにまとめた各起業家ごとのビジネスモデルキャンバスを、とにかくたくさんの支援機関の方々に見てもらう時間を作りました。
テーブルに座っている起業家の皆さんのところへ、支援機関の方々が「お見合い回転方式」でぐるぐる歩き回り、起業家の皆さんのビジネスモデルを聞いて回りました。

支援機関の方々は、ビジネスモデルを聞きながら「ここがちょっと繋がらないな…」「ここをもうちょっと考えてみて!」というポイントにシールを貼っていきます。

■要素ごとに別れてモヤっとを見なおす

たくさんの支援機関にビジネスモデルを聞いてもらったあとは、特にたくさんシールが貼られたところを中心に、再度ビジネスモデルキャンバスを整理していきます。

「やっぱりどんな人に届けるのか?どうやって届けるのか?にたくさんシールが貼られているから、ここをもっと考えたい!」
「いろんな活動があることがいいことだと思っているんだけど、それだと相手に伝わりづらいから、どうやったら相手に伝えられるかを考えたい!」

多様な視点で聞いてもらったからこそ、具体的にどこを考えたらいいのかを把握し、さらにブラッシュアップしていく。
今回のセミナーの期間中に限らず、これからもずっとそんな繰り返しだと思います。
「こんなことやりたいな…」と思っているだけでは何も進まなくて、「こんなことやりたいと思っているんだけど、どうかな?」っていろんな人に喋ってみる、試しに1回やってみて感想を聞いてみる、やってみたからこそわかることもある。
そんなことを、このセミナーに関わりながら個人的に感じていました。

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次回はいよいよ最終回!
6月22日(土)の開催となります。
起業家の皆さんにはご自身のビジネスを発表していただきます。
また、ペアで担当した支援機関の方々には「どんなことを意識して関わったのか?」「このセミナーの中でどんな気づきがあったのか?」などをお話していただきます。

また次回の講座のレポートもお楽しみに!

山梨中央銀行 女性起業家応援プロジェクト「女性のための起業セミナー」
主催:株式会社山梨中央銀行
共催:山梨県信用保証協会 株式会社日本政策金融公庫
後援:山梨県 公益財団法人やまなし産業支援機構 山梨県よろず支援拠点
講師:NPO法人 bond place
Photo & Writing:芦沢郁哉(Twitter:@ashi_19


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