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AEON at Nilai (ニライ)マレーシアまで来ておいてイオンで買い物しちゃう人

バスや電車で行くと、徒歩の距離がある程度発生するようだ。
灼熱の太陽を浴びながら椰子の木の脇を歩くのは怖いよ。
タクシーを使おう。(ダイソー目的でイオンへタクシーで行くなんて、なんという贅沢な奴…)
日本でいうところのウーバーのマレーシア版『Grab』というタクシーアプリをダウンロード。このアプリでタクシーを呼べば、運転手の評価や車種を確認してから乗ることができる。降車場所も地図や住所入力で指定しておけるので、土地勘のない場所へ行く場合も便利。
価格もそれぞれ違うが、安全を優先し数十円高く払って「plus」マークのついている評価の高いドライバーを選んだ。
コンドミニアムのそばのショッピングモールにGrabタクシー乗り場があったので、そこで車を待つ。
現れたのはツヤツヤに磨かれたHonda civicだ。右から読んでも左から読んでもシヴィック。エレガント…。
運転手に挨拶をし、乗り込むと運転手は頭をコクっと動かし車を発進させた。
行き先の確認や天気の会話は、ない。
流れるイスラミックな音楽。ミラーに下がった、揺れるエグゾチックな飾り物。スリリング…
無言の20分程度のドライブが終わり、イオンに到着!
鬱蒼とした椰子の緑と赤茶色に剥き出した土や岩肌を見ながら20分。
高速道路ではなさそうだけれど、追い越し、追い越されビュンビュン走る車。
人が歩くような道はあまり見なかった。もしかして、マレーシアでは人は長距離をあまり歩かないの?
タクシー代は600円ちょっと。車を降りるとアプリで自動決済が済む。

日本並みの清潔感

こんな綺麗なところが地球にはまだ残されていたんだ…なんて。
たった2週間、郊外の素朴な地域で過ごしただけでイオンがキラキラと輝いて見えた。日本では行きたくないイオン。混んでるし、つまらないものばかり売っているから。でも、文化のないところで殺伐とした生活をしているとこういう場所でのショッピングが楽しみになるんだね。意味が分かったよ。

お手洗いと間違え入りかけたイスラム教のお祈り部屋
美しいトイレ
足元は15cm程度空いている
値切れない雰囲気のおしゃれ家電ショップ
イスラム系のお洋服屋さん

品質を見てしまうとマレーシアの一般的なノーブランドの洋服は高く感じる。
比較的カジュアルな価格帯の衣料品売り場には、コットンシャツなんかはRM45くらいから売っていたが、日本で1,300円出せばもっと良い品質のものが買える。
きっと縫い目の不安定さや生地のひきつれも、あの暑い太陽の下で暮らしていれば気にならなくなるんだろう。白いシャツだって、数回選択すれば茶色くなってくれちゃうわけだから、色もそんな気にしない。

ダイソーで買った手のひらサイズのボウル

ダイソーの商品はRM5.9(180円程度 RM1=30円計算)
この品質のものは、現地のホームセンターではなかなか見つけられない。
二重構造で角もなく素敵なデザイン。
近所のホームセンターに売っているものは、裁断の部分の処理が適当で飛び出ていたりするので恐る恐るチェックが必要。ダイソーの商品は、最初から安心。
マレーシア製品の検品は買う側の仕事。日本製品の検品は売る側の仕事〜!
だから日本では労働者が忙しい。そして極上のクオリティーのものを、激安で売っちゃう。世界最大のチャリティー集団。

スーパーの商品はどれも綺麗で安心して買える。お値段もそれなりに高い。
私の将来の夢は、価格を気にせずイオンのスーパーで買い物ができるようになることです!なんて。


吊るされる肉たち

帰りのタクシーも無言だった。
後で知ったことだが、とある記事にタクシー運転手のこんな言葉があった。
「乗客は女性一人だったから、失礼にならないように相手を見ないようにして車を走らせた」
もしかして、ムスリムの男の人は他人の女性に話しかけたり見たりすることを遠慮しているのかもしれない。


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