見出し画像

25卒内定体験記 Vol.7 🏃@25卒(@tanuki11_11)

内定先:超大手広告代理店
学歴:地方国立大学


【はじめに】

はじめまして。25卒で広告、デベ、商社を中心に見ていました。
Twitterを割とよく使っていたので私のことを知っている方もいるのではないかと思います。

今回はこの場を借りて私の就活がどんなものだったのか、何を大事にしながら進めたのか、就活を通して何を得たのか、を書いていきます。
もちろんこれは私のやり方ですので、100%あなたにとっての正解ではないかもしれません。かなりの割合でポジショントークです。それでもここに書いたことが、あなたがいつか直面する困難を打開する際の一助になれば幸いです。

キャッチ―な書き方で読み手の関心を引くことも考えましたが、ここでは平等に、均等に情報を伝えたいので面白味のない文章を書きます。
☆ぼんじりさんのサービスについて知りたい方は後ろ方から2番目の【ぼんじりさんの頼り方】を読んでみてください。


【就活の流れ】

夏インターンからデベロッパーと広告をメインに見ていました。
自身の興味関心・専攻分野から決めた業界で、計12社エントリーしてデベロッパー全落ち、広告は第一志望除いて全て受かりました。

インターンに参加しながら学業にも時間を割きつつという感じでいつのまにか秋になり、秋ごろから自身の置かれている環境に触発されて商社も見始めました。
そのまま秋・冬インターンのエントリーをし、本選考にも出し、いっぱい悔し涙を流し、最後には納得して終活することができました。


【OB訪問と面接、ES】

①OB訪問の盛り上げ方:
自分の考えを持って臨みましょう、社員さんの名前を検索にかけて情報を頭にいれてから臨みましょう、あとは学生らしい元気さ、かもしれません。その会社にいる他の人でも答えられるような質問をするのではなく、目の前の『あなた』に興味があるから聞いているというスタンスで臨みましょう。


②先輩の見つけ方:
ビズリーチキャンパス、インターン経由で繋がった人、中学・高校の友達、人脈を駆使しましょう。初め、ビビりでなかなか人に頼れなかったのですが、相手も頼られると嬉しいのです。
会社のことではなく、『あなた』に興味があります、お話を聞かせてもらえませんか。とお願いしてみましょう。


③年次によって聞きたいこと、自分が得たいことを変える:
年次が上がると会社全体を俯瞰し、歩んできた・見聞きしてきたことを抽象的な言葉でまとめる方が増えるような感じがします。年次の高い方だからこそ持っている視点・考え方を引き出すことを狙って質問を考えてみるのも良いかもしれません。


④OB訪問はこちらが面接官ー自分の面接を振り返ろう:
このセクションで伝えたいことは、OB訪問で面接官の立場とはどんなものか理解して自身の面接に役立てよう、ということです。座談会やOB訪問でこちらが社員さんに質問をするという経験を度々するかと思います。どんな質問をすることが多いですか?一日のスケジュール?これまでで一番印象に残っている仕事?新卒に求める能力?

どんな質問でもいいのですが、もし自分が上記のような事を聞かれたらと考えて欲しいです。
Q.「一日どんなスケジュールで過ごしてますか?」
A.「朝起きたら手短に朝ごはん食べて朝練に行った後、授業を3限まで受けて、授業が終わったらバイト行くことが多いですね」
これだけではあなたらしさが全く伝わらないのが分かると思います。同じような質問を面接でされた時、こんな答え方をしないですよね?この場合、質問の質が低いことも一因ですが、答えも事実だけになってしまって良くないです。
質問者は何を知りたかったのでしょうか。日頃何を考えて過ごしているのか?毎日楽しみにしていることはあるのか?間違ってもただスケジュールを知りたくて聞いたのではありません。

このように質問を考える側に立ってみることで、面接官の気持ちに少しでも近づけるのではないのかなと思います。
1つの質問から就活生のどんな一面を見ようとしているのか、それを考えるのが面接官です。私はOB訪問ではそれを疑似体験できるのではないかと考えます。OB訪問で、事実ではなくその人の気持ちやモチベを聞け、と巷で言われているのはこのためなのではないのかと考えます。


⑤質問力・回答力についてー抽象と具体:
「うちの会社には好奇心旺盛な人が多い」と社員さんがおっしゃったとき、きっと頭の中では「有給取って南極探検行ったやついたな」とか「ワインが好きすぎる同期にこの前フランスのブドウ農園巡りに付き合わされた」とか「〇〇さん、この前突然キムチ作りたいって言って韓国唐辛子買いこんでたよな」とか色んなエピソードが渦巻いています。

「会社にどんな人が多いですか?」という質問に対して「好奇心旺盛なが多い」と返されたときに、ふむふむとメモしてしまうのは私的には足りないと思います。まだ抽象度が高いので、一歩踏み込んで質問する必要があります。誰しも抽象的なことを口にする時は、頭の中で一つおよび複数のエピソードがあって、それらの共通点を抜き出して答えているからです。

面接でも同じです。話が長い、端的に話す、など面接でどこまで話すかという議論は沢山されてきています。私がたどり着いた一つの答えは、『具体例で細部まで話せ』ということです。(これ実は3回目のぼんじりさんコンサルで気付くことができました。)

空き家を改修するサークルがあるとします。「地域の空き家を学生の手で設計から施行まで行い、リプロデュースすることで地域コミュニティに貢献しているんです」の後に「床板を剝いだり断熱材を詰めたりして木造家屋を改修してます」と言うと途端に想像しやすくなるのではないかと思います。
(全てを事細かに話せと言っているわけではないことは明言しておきます)

ここの抽象と具体の行き来をOB訪問で質問する時も、面接で受け答えをするときも上手に使うと良いのではないかと思います。この文章でもできるだけ具体例を出すように心がけています。


⑥ESについてーESは最終面接まで使うカンペ:
ES通過を目標にESを書いてはいけないと多くの方がおっしゃっているように、ESに一番時間をかけるべきだと私も考えます。
ESを提出した時点で最終面接までの勝ち筋、伝え方、志望動機の一貫性などが固まっていることを目指すべきだと思います。某広告代理店のES作成に一カ月かけました。ESが公開されてから数日で第一稿を書き、友人やぼんじりさん、24卒の内定者の方に見てもらい、一カ月かけて言葉の端々まで推敲を繰り返しました。

恥ずかしながら志望動機をES提出時点で固めることができておらず、後々とても苦労しました。以降の面接は全てこのESを元に進められるので、この時点で勝敗はほぼ決してしまうのではないかと思います。
小結:Twitterでもいろんな方が発信しているので、是非張り付いて自分のやり方を見つけてみてください。


【事例収集(広告特化)】

AdverTimesと電通報、宣伝会議デジタルマガジンなどを主に見ていました。事例だけでなく、制作背景や裏話、関わった人がどう動いて何を話していたかを知ることができます。
SNSで発信しているADの方々のアカウントも多数フォローしていました。
もちろんOB訪問で聞き出すという方法もありますが、自分の好きな広告を引き当てるというコスパの面では良くないので、その他の方法をここに記載します。(OB訪問を活用する場合、この広告が好きなんですけど似た事例ありますか?のような質問が有効かと思います。)

流れてくるニュースやプレリリースを見て「自分ってこういうのが好きなんだ」を見つけてそこから、「じゃあ将来はこんなの作ってみたい」「こんなことを成し遂げてみたい」に繋げて志望動機を考えるのも1つの手だと思います。また、どの代理店、どの制作会社が関わっているのかも知ることができるので、そこから携わった人の名前で検索して、「○○さんこんなのも関わってるんだー!」と新しい事例を見つけることができます。

私が好きな事例をふたつ載せておきます。
https://www.advertimes.com/20240304/article450387/
https://mag.sendenkaigi.com/brain/201702/up-to-works/009885.php



【メンタルとの向き合い方】

①ぼろぼろの夏からしたこと:
第一志望は落ち、第二志望でも早期落ち、デベに関しては全滅、商社にこのまま挑む勇気もない、就活に割ける時間も限られている中、私がしたことは「立ち止まらない」ということでした。
書き方は悪いですが、興味がそれほどない企業のESも出し続ける、友達と話す、第一志望のOB訪問をちょくちょくいれる、などして就活から離れないよう努めました。結果、焦燥感を上手く燃料にできたのではないかと思います。(ポジショントークですね)

②これぐらいでギリ通りはするでしょという慢心:
ESをとにかく書いて出し続けた時の話です。選考の初期段階で連続で落ち続ける時期がありました。「MMでも無いし、五大でも無いし、これぐらいやっとけは通るでしょ」という見下す心が伝わったのではないかと思います。
デベは動画選考がフローに含まれるところが多いのですが、あるときの動画で、身振り手振りもフリップもなく、日が暮れかけた自室で喋るだけの動画を締切ギリギリで提出してそれで落ちたことに凹んでいました。今考えると滑稽です。落ちるのは当たり前です。
ギリ通るのではなく、目指すべきはトップ通過です。誰もこんなレベルに仕上げてくる奴はいねえよと思えるまで磨くべきなのです。

この連続落ちを経験した後、25卒同期に落ちた動画を送り付けまくり、アドバイスを全吸収して動画を取り直しました。基本のはじける笑顔、はきはきとした喋り方、部屋の明るさ、服装、フリップ等の事前準備、一挙一動からあなたの志望度・本気度が伝わるのです。
おかげさまでこの後の動画選考には全通過することができました。(冬インターンから通りやすくなるという言説もあるので全て私の実力ではないかもしれませんが、、、)ガチンコの本気です。これ以上もう高められないところまで仕上げていくのです。


【自己分析のやり方】

①ES書きまくる:
色んな会社の色んなESの設問に対して一生懸命答えていると言語化されることもあります。

②人と話しまくる:
自分が詰まった時に人の言葉・思考回路に頼ってみるのも〇

③好きな事例探しまくる:
自分ってこういうの好きなんだ、こういうアウトプット作ってみたいな(→クリエーティブ?)、このタッグ成立って絶対大変だっただろうな~(→営業?)、ここに広告出すの考えたの凄すぎでしょ(→メディア?マーケ?)とか考えるとぼんやりとやりたいことや自分の興味関心が分かってくる気がします。

④一人壁打ちしまくる:
いちいち考えたことをツイートしていました。
「届かなかった声を届けたいはテレビだしYouTuberなんだよなあ、うーーーーーーーん」「クソデカ感情汲み取りたいが志望動機って感じすか?」
とか考えたことのメモに使っていました。
私がやったことではないのですが、Wordで数万文字書きまくった方もいらっしゃいます。考えたことを都度アウトプットすることが思考の整理に繋がるのでしょう。

⑤日常にヒントいっぱい:
「私、気づいたら人の後ろ姿の写真ばっかり撮ってるな、人より人の残り香が好き説」
「この二次創作好きすぎる、激重感情しか勝たん」
「日プの1分自己紹介動画めっちゃいいな、なぜいいって思ったんだろう」
全部を就活に繋げる勢いで日常生活を送っていました。

⑥モチベを大事にする:
どんな大きな仕事も動かしているのは人、自分が何を考えてどんな行動をして何を思ったのか、どんなエピソードでもいい、深掘りまくる。本当に十人十色だと思います。本を読みまくった人もいるし紙に書きまくった人もいます。


【ぼんじりさんの頼り方】

前述した通り、Twitterをよく使っていたのでデベ・広告・商社志望の25卒の方に模擬面を申し込んだりES添削のし合いをお願いしたりしていました。本当に助かりました。何度も目から鱗を体験しました。この場を借りて感謝を伝えたいです。

ただ、正直まだ働いていない就活生だけに頼るのはいささか危険です。なのでぼんじりさんを初めとする社会人の方々にも効果的に頼りましょう。SNS上で発信されている社会人の方、数名にお世話になりました。やはり見てきた、触れてきた学生の数が多いため、汎用性が高い爆益視点をくださいます。
OB訪問で繋がった社員の方に頼るのも有効な手です。もちろん爆益回にするためには、何のために何を聞くのか、どう助けてほしいのか、を明確にして臨む必要があります。


【ぼんじりさんを頼るメリット】

ぼんじりさんには計4回お世話になりました。重要な局面の前に神社に行くような感覚でサービスを利用しました、、、全て個別コンサルで、サブスクには入りませんでした。ぼんじりさんの凄さを隠れ蓑にして、怠けてしまうことを畏れたからです。
夏のインターン後の原体験コンサル、本選考前のESコンサル、2次面接前と最終面接前にそれぞれ1回ずつお願いしました。結果上手く行き、終活していますが、自分なりにぼんじりさんの伝えたいことを咀嚼できたからなのかも、と思っています。24卒のべリンガムさんやはなさんにも本当に沢山お世話になりました。ぼんじりさんよりも学生に近い立場でとても親身に相談にのって下さったり、模擬面をしてくださったりしました。

4回のコンサルを通して何度も励ましていただいたことが大きな支えになりました。ダメなところはだめ、とはっきりおっしゃってくださいますし、やはり多くの学生を見ているため、頂くFBは理にかなっており、客観的に自分を評価する大きな助けになりました。


〇コンサル1回目(夏インターン後):
原体験を見つけると良いことが沢山ある、、、!というツイートをみて原体験とはなんぞや、、、私も頼ってみようかな、、、とドキドキしながらコンサルを申し込みました。コンサル開始5分で自分史を読んだぼんじりさんに「○○さんってこういう人でしょ」「課題解決?本当にしたいことじゃないよね」と言い当てられ、そこから自分の原体験を元に価値観の変化、自分が本当に大事にしたいこと、を言語化していきました。
私には営業絶対できない、自分には向いてないからというマイナス感情を完全に消し飛ばされたのもこの回です。
実は当時指摘された原体験ではなく、別のエピソードを使って本選考に臨みましたが、このコンサルを受けていたことで自分の中の他の軸・別の原体験を自分で見つけられるようになりました。(自分でやると正しくないかもしれないのでまずは頼ってみましょう。)

〇コンサル2回目(ES提出前):
面接を見据えたESを書き上げるべくコンサルをお願いしました。
ここで局所的なガクチカの意味を知ります。局所的ってこういうことか~~~!とようやく腑に落ちました。ガクチカの書き方がガラッと変わりました。

〇コンサル3回目(2次面接前):
面接で絶対に勝てる自信がなく模擬面をお願いしました。
SNSに溢れる「端的に話す」に自分がどれほど躍らされていたかここで知ります。端的って短く話せってことじゃないよ!ボーダーで通過するレベルと言われてめちゃくちゃ焦ったのを思い出します。

〇コンサル4回目(最終面接前):
最終面接を目前にしたド緊張の中、これが最後のコンサルになることを祈って模擬面をお願いしました。なんとここまできて志望動機が固まっておらず、深堀に全く耐えられないカス面接を披露してしまいます。「御社に惚れたのって、どうしてなんだっけ?」と改めて第一志望御社が第一志望御社たる所以を見つめなおす機会を与えられ、最後に最終に臨む秘訣を伝授されました。


【ぼんじりさんを頼るデメリット】

うーん、ないです。バイト頑張りましょう、、、!
強いて言えば、「コンサルしてもらったから絶対受かる」と気を緩めてしまうことです。ぼんじりさんのコンサルでは受け身になることはおすすめしません。あくまでも自分で自分を受からせるんだぞ!ぼんじりさんは強力な後ろ盾だぞ!という気持ちで選考に臨むのが良いと思います。ぼんじりさんは最短経路を示してくださいますが、そこを駆け上がっていけるかどうかは結局自分にかかっています。
ぼんじりさんはコンサルでもスペースでも一貫した最短の、汎用性のある、理にかなった勝ち方を発信しています。そこに食らいついて自分の中でしっかりと咀嚼して実戦に生かして初めて成果に現れるのではないかと思います。また、都度コンサルで何を明らかにしたいのか、どんな成果を持ち帰りたいか、何ができるようになりたいかを明確して挑むのが吉です〇



【最後に】

就活無双勢ではないので偉そうに講釈垂れるのも気が引けるのですが、自分なりに追い込んで頭の中就活一色になるぐらい身も精神も削りました。その中で掴んだ何かをここでシェア出来たらと思います。

正解はないので、できるだけいっぱい人の考えに触れて、人の言葉に頼って、自分の事を信じて、最後まで頑張ってください。
体系的に考えを伝えることが得意ではないため、大勢の就活支援はしないという決断をしました。もし個人的な相談があればTwitterにてDMください。

皆さんの就活、およびこれからの人生がより良いものになるよう願っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?