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【韓国隔離生活暇つぶしシリーズ2】韓国大受験のあれこれ。

こんにちは!9月からソウル国立大学自由専攻学部に進学するBONNEと申します。本シリーズは、韓国に入国後隔離で暇を持て余している私が、韓国に来るまでのあれやこれや、書きたいなと思ったことを書き連ねるシリーズとなっております。前回まではこちらのマガジンにまとめているので、気になる方はぜひ読んでください!

はじめに

隔離中シリーズ2回目の今回は、韓国の大学の受験について思い出せる限り書き出していきたいと思います。(第1回目のnoteはこちら。)

ですが、私は元々米大を希望してていたこともあり、若干特殊な方法を使って出願しているので参考にならない部分もあるかと思いますが、基本的な概要だけでも知っていただければと思います!

また、下にある情報は鵜呑みにせず、経験談として参考にしていただき、ご自身や生徒さんが出願される時はまたきちんと調べるようにしてください。

※以下はソウル大の出願をベースにした情報です。他の大学も大方同じですが、大学によってかなり異なる部分もあるのでよく注意してください。

出願資格と時期

そもそも、自分が外国人留学生として正規入学できる資格があるかどうかを、大学の募集要項をしっかり読んで把握しましょう。大学によって異なるので細かく言及しませんが、大学によっては親が韓国籍であったりすると出願できなかったりするケースもあるので、該当する方は注意が必要です。

まず、韓国の大学は日本の大学と同じように、外国人留学生の入試は国内受験生とは分けて行われます。また、ソウル大の場合は春入学と秋入学の2回受験の機会があります。(秋入学は3月出願に対し、春入学は6〜7月に出願と早めなので注意!)

また、自分で作成する書類の提出期間と推薦状など他の人に提出をお願いするものの提出期間が異なります。その上、どちらも提出期間が1週間ほどとかなり短いのでしっかり事前に準備をしておきましょう。ちなみに、募集要項が出るのも結構ギリギリです。前年度までのものを参考に予め作成し始めるようにしましょう。

一つ余談ですが、大学の出願時に使用するポータルが日本のサーバと相性が良くないケースがあります。Internet Explorer でしか機能しないページ(特に出願料支払いのページ!!!!)があるので、反応しないな〜と思ったら別のPCやブラウザを試すようにしてみてください。大学に問い合わせて教えてもらうことも可能です。

出願準備

ソウル大を一例としますが、大体出願時に必要な書類は以下の通りです。全てオンラインベースで行われます。

・願書(基本情報)

・パーソナルステイトメント(志望理由書・学習計画書)

・推薦状2通(スクールカウンセラーから(カウンセラーがなければ担任や校長などから)1通と、科目担当から1通)

語学能力証明書(英語または韓国語でOK。Required scoreがあります。TOEFLで80/TOPIK 3級くらい。そこまで高くないのが驚き。)

卒業(予定)証明書

調査書

出願者と両親のパスポートのコピー

出願者と両親の親子関係証明書(戸籍謄本でいけます。)

(以下、オプショナルです。)

・テストスコア(共通テストやSAT、ACT、A-LEVEL、IBなどかなり多種多様なテストに対応しています。多分これを出すと結構好印象。)

・特記事項(何か言いたいことがあれば言っていいよ、みたいな項目です。私はなぜギャップイヤーを取ったかについて書きました。

・スクールプロファイル(学校紹介。米大受験で出すあれです。)

・韓国語と英語以外の語学能力証明書

・サプリメントステイトメント(課外活動のリストなどを載せられます。)

注意していただきたいのは太字にした項目です。これらは、一次結果発表後、郵送で送らなければいけません!!しかも、またまた1週間ほどの短期間で。なので、前もって準備をしておくことが超重要です。

私は韓国以外にも米大を受験していたので、推薦状・パーソナルステイトメント・TOEFL・SAT・課外活動リスト・スクールプロファイルを持っていたので、それらは少し修正を加えれば終了だったので比較的楽に出願できたと思います。もし韓国一本で出願する!という方がいれば、早め早めの準備を心がけましょう。

【追記】

一番大事なことを忘れていたのですが、卒業証明書や成績証明書に関しては外務省からのアポスティーユを受ける必要があります。また、戸籍謄本などは英語・韓国語に翻訳されている必要がありますが、その翻訳は自分ではなく外部業者(ちゃんと資格を持っている人)に依頼し、領事館で認証を受ける必要があるのでご注意を!!!(アポスティーユの代わりに領事館で認証を受けることも可能ですが、私はそうして領事館の人に若干怒られたので、皆さんはきちんとアポスティーユを受けるようにしてください。)

アポスティーユに関してはこちらから。現在はコロナの影響を受け、郵送でのみ受け付けているようです。早めの準備が大事です。(n回目)

これ一番大事かつ一番めんどくさいのに忘れてた。。。

審査について

審査は出願書類を基に総合的に行われます。AO入試や米大等入試に近い形だと思います。KAIST(韓国科学技術院)のような大学は人によって面接も行われるそうです。

提出必須書類から見ると、パーソナルステイトメント・推薦状・高校での成績が大事なのかなと考えられます。それらにプラスして、課外活動やテストスコアがあるとさらに好印象につながるのではないかなといった感じです。そこまで語学力が求められていないのは私もかなり意外に感じました。きてから学べ、というスタンスなのでしょうか。

結果発表

上にちらっと書きましたが、結果発表が2回行われます。(これはソウル大だけだったと思います。)1回目はPreliminary Decisionで、2回目がFinal Decision、ここでようやく合格が決定されます。Preliminary Decisionで合格すると、その後1週間ほどの間に先程の太字にした書類を直接大学に送り届けなければいけません。

私が出願した秋入学の場合、3月に出願、5月中旬にPreliminary Decision、6月中旬にFinal Decisionが発表されました。9月1日には新学期が始まるので、合格発表後からは結構忙しいです。私の場合、それプラス進学先でうじうじ悩んでいたので、韓国行きを決めてから出国まで1ヶ月あるかないか程度でした。

まとめ

ここまで、留学の経緯や出願に関してお話ししてきましたが、実際の生活に向けての準備については一切触れてきておりません。なぜなら、超めんどくさい手続きと不安と焦りに駆られなければいけないからです。(笑)そちらについては、また今度ということで、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!!

忘れていることも多々ある気がするので、思い出し次第追記していきます。

何か質問等ある方はお気軽にコメントやメッセージをしていただければと思います!!


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