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【韓国隔離生活暇つぶしシリーズ4】入国準備の話〜部屋探し〜

こんにちは!9月からソウル国立大学自由専攻学部に進学するBONNEと申します。本シリーズは、韓国に入国後隔離で暇を持て余している私が、韓国に来るまでのあれやこれや、書きたいなと思ったことを書き連ねるシリーズとなっております。前回まではこちらのマガジンにまとめているので、気になる方はぜひ読んでください!

シリーズ第4回目の今回は、私にとって最難関だった「部屋探し」についてお話ししようと思います。

最初に、私はとりあえず最初の学期をシェアハウスで過ごすことに決めました!が、そこに至るまでかなり色々あったので、事細かく解説していきたいと思います。(需要はあるのか?)

寮の申請に落ちる。

もちろんソウル大にもキャンパス内に学生寮があり、5000人ほどの生徒が住んでいます。(ちなみにソウル大はキャンパスがめちゃくちゃ広いので、寮から講義などを受ける建物群に行くにも15分ほどかかるんだとか。)

寮の申請は7月中旬に始まります。私ももちろん申請しました。合格後すぐに入金し、健康診断フォームも提出しないといけないのでその準備もしっかりして、寮に住む気満々でした。

正規留学生たるもの絶対に寮に住むことができるだろう。ましてソウル大には正規留学生は超少数。いくら交換留学生がいてもちょっとは優先してくるんじゃないか。というか米大で寮に入れなかったとかあんまり聞かないぞ。

と甘く構えていた私が甘すぎました。

落ちました。

補欠合格も、落ちました。

ポータルを何回見返しても、「대기 (辞退者待ち)」の2文字が出てきます。

ここで8月10日ほどだったでしょうか。出国まで1週間ちょい。

やばい、このままだと住むところがないぞ!

とようやく危機感を覚えた私、住むところ探しを始めます。

部屋探し、難航。

とにかく私は韓国に留学する人がどこに住むかを調べ始めました。

①コシウォン(고시원)

韓国に留学したことがある人・留学を検討中の人は一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか。シェアハウスに近いのですが、主な居住者が異なります。いわゆる「浪人生」です。浪人生と言っても様々な浪人生がおり、大学受験のための浪人生や、就職浪人生、国家公務員試験浪人生など、多様な浪人生が一箇所にひしめき合って勉強するための部屋みたいなものです。

一人部屋の中にトイレとシャワーがついているのですが、何しろ超コンパクトな部屋なので、閉所恐怖症の方には向かないらしいです。家具は全部ついていて、簡単なご飯(ご飯・ラーメン・水など)付き、光熱費ネット費込みで安価な家賃、保証金なし(韓国は大抵保証金を事前に払う必要があります)とかなりお得で、なるべく費用を抑えたい!という方にはおすすめだと思います。

ですが、私は一人部屋がよかったものの、トイレ・シャワーは共有でいいからちょっとは広い部屋がいいと思い、コシウォン探しはやめました。(と言いながら一通り探しましたが…)

②ハスク(하숙)

次に探したのはハスクです。ハスクは韓国語でそのまま下宿という意味なのですが、ホームステイが日本語訳としては正解だと思います。韓国の実際のご家庭にホームステイさせてもらう、という感じでしょうか。朝食や夕食がついてくるものもあり、比較的安価な家賃でお得です。

なんと、冠岳区政府が運営するソウル大生専用ホームステイプログラムが存在し、それに応募し通れば大学最寄駅近くに保証金なしで住むことができます。(気になる方はこちらから。)下宿先になるご家庭も政府が承認した人ばかりなので安心です。

こんなん応募するしかないやん!と思い意気揚々と応募したのですが、ここでコロナの壁にぶつかります。

「新型コロナウイルスの影響を受け、現在本プログラムは一時中断しております。」

③賃貸を借りる

ここまで来たら一旦賃貸探してみよう、となりました。

が、

高い。

何より保証金が高い!!

韓国では賃貸を借りる際に、デポジットとして保証金を払うことになります。長期契約(1年以上)になるとその額、100万程度。流石に一度にこの額を支払えない。というか短期契約はできないものなのか?と思い問い合わせたところ、あるにはあるが、短期契約したいのであれば部屋が市場に出るのは入居希望日1〜2週間前かららしく、入国前に部屋だけでも決めたい私は諦めました。来学期どうなるかわからないし、寮に入れるなら入りたいし、それでワンルーム借りて初期投資にお金かけるのはもったいないと思ったことももう一つの理由です。

ちなみに、韓国の賃貸には2種類あります。ワンルームとオフィステルです。オフィステルはワンルームの上位互換だと思っていただければいいと思います。(笑)広い、シャワーブースがあるORシャワー・トイレ別(個人的に韓国の便器の真横とかにシャワーヘッドがあるのがどうも抵抗感を感じておりました…)、セキュリティー万全!という感じです。そちらの解説はおそらく多くの方がされていると思うので割愛します。

④シェアハウス

数人で一緒に住むシェアハウスです。韓国では一般的ではないらしく、쉐어하우스 という単語自体が通じない場合もありました。(これガチ。)

英語でシェアハウスを探せるサイトは結構ありますが、オーナーの方は英語を話せない方が多いので、ある程度韓国語ができる方向けだと思います。(日本の仲介会社に頼んでも、韓国語で日常会話ができないと断られるケースがあります。)

シェアハウス探し、難航。

もうこうなったらシェアハウスしかないと思い、韓国では少ないと言われているシェアハウスを探し始めます。

コロナで外国人の入居受け入れを一時停止していたり、そもそも部屋数を少なくしている場所も多く、探す前からなかなか見つからないよ〜とは言われましたが、本当に見つかりませんでした。

私はCome&Stayというサイトを利用して、シェアハウスを探しました。中々自分の条件に合う&空室と記載されているシェアハウスを見つけるにも四苦八苦しましたが、問い合わせても返ってこない、返ってきたと思ったら実際は満室だった、一度は空室と返ってきたものの入居者が延長を希望しダメになった(!)などというケースもあり、最終的な契約を結ぶまでヒヤヒヤし続けることになりました。

最初は、大学の最寄駅(서울대입구)近くで探していましたが、見つからず、その沿線でハンガンより南の地域(ソウル大はハンガンより下にあります)で探しても見つからず、最終的に大学の沿線(2号線)にあって駅近だったらどこでもいいや!!のスタンスで、部屋を見つけることができました。(探してくれた友達、ありがとう。)

まとめ

と私の部屋探しは難航したわけですが、おそらくうまくいった方だと思います。それでもこの部屋探しのお陰で、精神的に参りかけたので韓国で部屋探しをされる方は、心を強く持って!!頑張ってください。。。

ワンルームを探す場合は、日本にある仲介会社を通して探すのも良いと思います。韓国語がわからない、契約をちゃんとしっかり確認したい、といった不安もないですし、多少の仲介料を払う価値はあると思います。

思い出すだけでも嫌な部屋探しですが、次部屋探しをするときの経験になったと考え、「早め早めの行動」「決めたらすぐ契約する」を心がけたいと思います。(笑)



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