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君はコルマールの自由の女神を知っているか?

こんにちは、ぼのぼです。
中国ではもうすぐ国慶節、一週間の大型連休がやってきます。

日本に一時帰国を前に、ウキウキとスーツケースを準備している今日この頃。
あれやこれやと、お買い物リストを作ったり、東京の美術展をチェックしたり。あ〜、飛行機に乗るのが待ち遠しいなー。

1、童話のように可愛らしい旧市街

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スイス・ドイツ・フランス・リヒテンシュタインの四ヶ国を狙いスケジューリングした2019夏のバカンス。

前半はドイツのボーデン湖を拠点に、夫と合流したラスト一週間はスイスのチューリヒを拠点にして巡りました。

フランスでは、ドイツ文化圏の木組みの建物が旧市街に残っているコルマールという街を訪問しました。実はここ、二つのことで有名なんです。

一つ目はフランスからアメリカに贈られた自由の女神の作者「フレデリク・バルトルディ」が生まれた街ということ。

そして二つ目は、ジブリ映画「ハウルの動く城」の舞台となったモデルの街ということです。

2、ニューヨーク・お台場・そしてコルマール

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「世界三大自由の女神のある都市は?」というクイズが出たら、私は自信を持って「NY・お台場・Colmar!」と答えたい。

実際は、レプリカはパリをはじめ世界各所にあるので、世界三大というのは言い過ぎなんですけどね。

コルマールにはバルトルディの暮らしていた建物があり、現在は彼の作品を鑑賞できる美術館となっています。

3、バルトルディ美術館の見どころ

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バルトルディが生まれ育った家ということで、絵画作品や自由の女神の製作工程、幾つもの試作品など、バルトルディの足跡を辿る記念館の役割をなしています。

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3階建ての広い館内では、躍動感あふれる彫刻を間近に見ることができます。

双頭の鷲に攻撃される拘束された男性のように、寓意に満ちた表現の作品が多く、神話の世界やヨーロッパの歴史、フランスの背景を知っていれば、何倍も楽しめるのではないでしょうか。

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天井に焼き物を埋め込んでインテリアにするという発想には驚きです。この部屋も当時のまま残しているのでしょう。東洋美術にも造詣が深かったことがうかがわれますね。

4、町歩きで見つかる作品

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美術館で作品を堪能した後、ブラブラとコルマールの街を歩いていると、あちらこちらに見覚えのある彫刻を見つけることができました。

足元に座っている犬の表情がなんとも言えません…。

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噴水の周りに配置された4人の座像、美術館の中に同じモチーフの作品がありました。大型本の作品集も自由に読むことができ、展示されている習作がどのように街中に展示されているのかも確認することができます。

5、自由の女神は空港前のランアバウトにあった

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コルマール駅から自由の女神のあるホウッセン空港前まで、公共の乗り物で行けるだろうと踏んでいたのだけど、googleマップで目を凝らしてみても、残念なことに交通手段を見つけることができなかったんですよね。

さて、どうしたもんかと思いましたが、コルマールのホテルをチェックアウトしたら、タクシーでヨーロッパパークのあるドイツのルストに移動する予定だったので、途中で寄ってもらうことにしました。

運転手さんも心得たもので、よく見える場所にあるストアの駐車場に車を停めて、
自由の女神をバックに家族写真を撮影してくれましたよ。

ちなみに今回、コルマール→ヨーロッパパークのタクシー料金は90ユーロで、チップ10ユーロを足してちょうど100ユーロとなりました。ホテルからホテルまで小一時間、スーツケース4つと4人を運んでもらって、楽チンでした。

6、まとめ

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自由の女神のモデルは、バルトルディの母親ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」という絵画に描かれたマリアンヌ(フランスを象徴する女性)だそうです。

よく見るとバランスや美しさがそれぞれ違っていて、どの像も味わい深いです。

日本ではバルトルディという呼び方ですが、現地ではバーソルディと呼ばれているようでしたよ。

コルマールの旧市街は完璧な観光地で、どこに行っても楽しめます。ただ歩いているだけでも映えるスポットだらけでした。チューリヒからはFLIXBUSで約3時間、日程に余裕があったらぜひ訪れてみてくださいね。

自由の女神が、あなたを待ってます!



中国は色々とネット規制があるので、サポートは帰国後に次のステップに進むときに活かそうと思っています。今は広州の色々な城(問屋)を攻めてます(w)