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21世紀の最高芸術 WayVの魅力

3周年のオフラインイベントが出来なくて残念・・と話していた威神メンバーたち。そんな彼らがより多くの人が見られる直播とYouTubeで無料生放送を決行してくれました。威神の周年祝い配信をしながら、冒頭よりNCT2021の活動・楽曲を懐古していたのが嬉しかったな。以前だったら考えられない話なので。

愛猫・愛犬を入れた手書きの告知teaserを用意している感じが威神(笑)

周年を思い出して浮上したところ配信情報を知り先程まで生配信を見ていました。今回は3周年を記念して簡単なメンバー紹介と威神の楽曲、これまでの軌跡を振り返ってみます。

謹賀新年 「威神」爆誕

2018年の12/31に、中国の大型新人グループが来月デビューするとの一報が……!! そして初日の出より早い中国時間0時に、彗星の如く現れた彼ら。NCTの中華系固定ユニットWayV(威神V)がお披露目された瞬間です。

WayV (威神V)とは中国語で神のごときの威力を表す。ファンダム名は、威珍妮(WayZenNi)

新年早々、非常に縁起が良かったですね。1月17日のデビューに先立って1/1に正式公開。当時は香港に居て年明け後直ぐの彼らのデビューティーザーに歓喜していました。

グループ結成に関しては、噂をされていた時期より1年近く遅れてからのデビュー。当初はNCTの一員としてでは無く、新たな中華系グループという売り出し方でした。NCT VISIONという名前で周知されていたものの、デビューではWayV(威神V)の名前で。元々はドヨン、ジャニ、ジョンウもメンバー候補だったと言われていますが諸々の理由より中華・タイ人メンバーで構成。

2019年は国家間の問題である限韓法の影響もあり韓国グループとは「別物感」がありました。活動に於いても、中国本土での活動が軸でありk-pop事務所が手掛けるc-popグループの様な感じ。因みに中国との合併レーベルLabel Vが彼らのマネージメントを行っています。

メンバー構成

元より事務所の公開練習生(SMルーキーズ)のメンバーとして公開されており威神でデビューとなったヤンシャオヘンドリーの3名+ソロ活動をしていたテン・デビュー曲以来の再登場クン・イリチル所属で活動していたウィンウィン・BOSSで一足先にデビューしたルーカスの計7名で結成。

クン Kun

本名:钱锟(チェンクン) 96年1月生まれ。中国 福建省出身。中国の名門音楽学校の北京現代音楽研修学院卒業。リーダーでありメインボーカリスト。2016年4月 深圳で行われた「第16回音楽風雲榜年度盛典」の中国版「Without You」にてステージデビュー。その後、準備期間を経てWayVで正式デビュー。常にファンから求婚をされている。

音大(正式には音楽専門学校?)出身の彼は、制作にも参加しており個人ベースでも楽曲を発表しています。最近だとヘンドリーの個人曲を発表しました。YouTubeにも携わった作品や編曲ver.の公開などを精力的に行なっています。

(プロフィール画像、会社員のFacebookのアイコンにありそうw)

料理や小型飛行機の操縦も出来ます。創作意欲と包容力のある人間から学べる事は多いと思うので、彼個人のコンテンツがもっと増えたら嬉しいですね。weiboではよく深夜帯に生配信(直播)を行う事が多く、生演奏も聴き応えがあるので要チェック!

現在、ラジオDJもしていて名言を量産しています。多才な人の言葉は心に留めておきたいですね。包容力があり、誰に対しても平等に優しいですが割と物言いはハッキリしている所もギャップがあって良いです。

テン Ten

本名:チッタポンリチャイヤポンクル。96年2月生まれ。タイ バンコク出身。(ルーツは中華) ソロ楽曲も多く持つクリエイティブなアーティスト。テヨンと並びNCTの’’ネオ’’を築き、拡張性を持つ人物。楽曲の振り付けも行うメインダンサー、リードボーカル。Uではメインボーカルを務める事も。SuperMと兼任。

正式にソロデビューをしている訳ではないですが、SMのStation(デジタルリリースのみ)にて個人曲を多く発表しています。昨年のPaint Me Nakedではステージ披露もあり、アルバムのアートワークにも本人が携わるなど、彼の感性に多く触れる事が出来ました。

観音様・・?

テンちゃんは、個人でのインタビューも多く、記事を探せば本人発信の情報が沢山あります。彼は人生経験が豊富故なのか、他人や物事を多角的に見れる人で、それが「作品」や威神としての魅せ方にも繋がっているんだと思います。

▼個人にフォーカスしたnote



ウィンウィン WinWin

本名:董思成(ドン・スーチョン) 97年10月生まれ。中国 浙江省出身。名門中学に主席入学・卒業後、世界的な演劇専門の名門大学 中央戯劇学院に入学(休学中) NCT127の初期メンバーとしてデビュー後、WayVのメンバーに抜擢。現在は個人事務所も立ち上げて中国拠点で活動中。サブボーカル/ダンサー。

ウィンウィンと言えば、NCTの長男 テイルさんを筆頭とした「ウィンウィン愛好団」のメンバーから寵愛されています。イリチル デビュー前に放送されたNCT LIFEでは通訳機を付け、一生懸命コミュニケーションをとろうとしていた姿が印象的でした。


彼の特技であり、専攻こそが中国舞踊。NCTの世界観紹介動画「NCT mentary」において重要なキャラクターを担っています。

イリチルで活動していた頃には歌謡祭などの前奏で中国舞踊を披露していました。威神の楽曲で言えば「Action figure」の振り付けがウィンちゃんの所作の美しさを際立たせていると思います。


ルーカス Lukas

本名:黃旭熙(ウォン・ユッケイ) 99年 香港出身。香港×タイのミックス。練習生時代は"ユッケイ"で知られており、芸名はEnglishネームのLucasに。SuperMと兼任して活動。本人曰くメビ(メインビジュアル)を担当している模様。サブラッパー。

現在は私生活の問題で半年以上、自粛中。元々、個人でバラエティ番組に出た事もあるため、kpopアイドルオタクにはNCTメンバーイチ知名度がある印象です。頭身バランスも良くて、モデルとしてランウェイデビューをしているなど活動の幅が広い。

デビュー前に、地元の香港ではkpopのオーディションを受けて合格した話が私の耳にも届いていました。当時は誰のことなのかまでは分からず、NCTファンではない友人が彼の同級生から聞いた流れで知った訳ですが、ここ最近になってそれがルーカスの事だと判明して割と驚きました。

💡ルーカスの名前に関して
ルーカス(🇬🇧)・ユッケイ(🇭🇰)・シューシー(🇨🇳)
中華メンバーからは、シューシーと呼ばれている事が多い印象。


シャオジュン Xiaojun

本名:肖德俊(シャオ・ダジュン) 99年8月生まれ。中国 広東省出身。音楽一家に生まれ、デビュー前X-Fireというオーディション番組に出演したりと、中国でも活動の幅を広げていた所でSMから声がかかった。演技系の国立芸大 上海戯劇学院に在学中。メインボーカル。踊れるメボ。

美声のメンバーが多いNCT内でもシャオジュンの歌声が好きですね。芯がありながらも語尾が響く歌い方でライブでこそ活きる声の持ち主。いつも歌唱中に笑顔で、楽しそうに歌っているのが印象的。
筋トレを頑張っていて、NCT内に推しが数名いる模様。推したちの前では目の色が変わるのが可愛い(笑)

大人気シリーズ オサズ での一幕

NCT2021のコンテンツでも大抜擢されており、変動制のUでも欠かせない存在となりました。


ヘンドリー Hendery

本名:黄冠亨(ウォン・クンヒャン) 99年9月生まれ。澳門出身。北京の学校に通っていて本土でのスカウトを機に渡韓。通称’’マカオの貴公子’’ 奇行な一面が目立ちますが大らかな人。リードラッパー。

気品があって美しいのに、インスタは気取らず面白さに全振りしちゃっているんだよな。夜中に不意打ちでネタ画像が投下されるので要注意(笑)フードから耳を出すスタイルは彼特有です。

Beautifulでのラップパートは自作。他にも作詞の制作に多く携わっています。またNCT2021の威神楽曲「Miracle」では、低音ラップを担当するなど欠員を感じさせない努力家。白紙化されたユニット活動についても、すぐに気持ちを切り替えてファンへのメッセージ・明るさを絶やさないところに彼の人柄が表れていました。

▼前述したクン作曲のソロ曲


ヤンヤン Yangyang

本名:劉揚揚(繁/リュウ ヤンヤン) 00年10月生まれ。台湾出身でドイツ育ち。現在、家族はイギリス在住のため、パンデミック前は何度か渡英をしていた。メインラッパー。ラッパーラインのボーカリストでもある。

NCT活動・WayV活動と生配信の1人の場では雰囲気が違うので、用心深くてスマートという印象があります。遥々ドイツから台北でのオーディションに参加し、約3万人/2日間の参加者から唯一デビューに至った逸材です。

1/17配信より

以前行っていた生配信で自分にとってのアイドルはSHINeeのテミンとTravis Scottであると明かしていました。どんな組み合わせだよ 最近は、同じNCTのテヨンへのリスペクトを感じられる言動が増えましたね。

人の能力と実年齢は比例しないと思っていて、彼の才能と立ち回りの巧さには感心しながら見ています。


▼ELLE JAPON

威神のパフォーマンス

威神のタイトル曲MVでは、ストーリーが続いていて展開していく様に構成されています。ただ、まだ考察系のツイートやブログを掘れておらず疑念を反芻させるだけで終わっている状態なので、時間がある際にしっかり解説を見てみます~。

グループとしてはメンバー同士の年齢が近くて、ドリームと同じく”連帯感”があるのが特徴。歌声は声質が近いと思います。テンちゃんが牽引しながら群舞に近いフォーメーションと舞台掌握力でアレンジメントが効いたパフォーマンスが楽しめるグループです。

威神といえば、「rainbow V」という自主制作の企画が非常に見応えがあって面白かった。NCTの企画でUとしてやってみて欲しい内容です。Behind好きなオタクは必見ですよ。

作り手の視点を知られるのがメイキング映像ですよね。メンバー同士だからこそ分かる部分があり、相手の魅力を最大限引き出せる。中でもウィンウィン×テンの「Lovely」は傑作。主にテンちゃんが振りを考えています。彼こそがウィンウィンだけの魅力を引き出してくれたと思いますね。衣装も併せて凄く素敵な作品・企画でした。

名曲の数々

好きな曲が多すぎて絞れない。3周年記念配信の企画にもあったファンが選ぶ一番良い収録曲でも上位に好きな曲が選出されていて、ゼンニの好みと合致するなと思いながら見ていました。「音」優位で選曲してみましたよ〜。

威神×LDN noise

威神とLDNnoiseの親和性の高さ。「love talk」「Miracle」にしてもmellowなサウンドって彼らのイメージと合致するんですよね。Love talkは英中 2ver.あり、言語によって違う響きを楽しめます。ミディアムテンポの曲調でありながらラップで締める感じが威神らしい音作りだな…というか。

miracleは昨今の衣装の中ではダントツで良かったですね。個人的な好みで申し訳ないが、威神は柄物のぶつかり合いやスポーティースタイルは主張が激しすぎて彼らだけの良さが伝わりにくいので、シンプル・高貴なスタイリングだと嬉しいです。

シックな衣装が最も気品高くて差別化が図れるなと思いながら見ています。まさにデビュー曲の『Regular』こそが原点にして頂点。

Unbreakable

「この曲は、MVで見たい!!」というか威神の楽曲、全て映像を下さい。これはね…暗闇の中、近未来都市を練り歩いている感じが見える。kwangya?少々、スローテンポで音が展開していくのも良いですね。

ALL FOR LOVE 梦尽
冒頭から情景が思い浮かぶ一曲。ノスタルジック。タイトル曲ほどは光らないかもしれないけれど、これぞネオの暗喩。威神のボーカルとラップのバランスが至高。メンツの個性が光る一曲です。

月之迷 (Nectar)
楽曲を聴いた当初から、ずっと威珍妮にステージ披露を求められていた楽曲。kick backのリリースイベントでの冒頭のテンちゃんの妖しさが満点だった。月明かりの下で是非、MVをお願いします。

逃离朦胧夜晚之中 孤独的干渴
(霞んだ夜から逃げ出した孤独の渇き)

​拨开乌云的一刹 看清我心中的月
(暗雲をかきわけた瞬間 僕の心の月がはっきり見える)

詩的な歌詞


好奇心をエネルギーに

ハイソな生活を送っていて美しい容姿をしていたら怠惰になりそうな気もするけれど、早くから親元を離れて異国での練習生を志したメンバーたちの心意気が格好良い。

当方も10代から仕事を始めて海外修業に行った身ですが、大多数が選ぶ生き方との違い・情報量の少なさに不安があっても、先に活躍する同世代の存在が夢を後押ししてくれたことを思い出しました。

kpopアーティスト毎に状況や環境は違えど、デビューに向けて語学力や技量を磨いたことには変わりがない人たちですから彼らの存在が元気の源にはなりますよね。オタク最高。

photo book「假日」

アイドルを見ていても自分に置き換えても、自身の性格を見極めた上で長所を伸ばした生き方を選択する事がこれからの時代は特に、大事なんだと思います。

威神のメンバーは、個人で生配信をしてくれる人も多く、何を考えてどう生きているのかを教えて貰える機会が多いです。共感は学びの源ですね。何事も好奇心こそがエネルギーとなるはず。異国や活動制約での不遇も乗り越えながら活動をしてきた彼らを見ていると自身の経験も相まってか特段の思い入れを以て見ています。

2022年の威神とこれから

昨年6月に告示されていた年間スケジュールでは、威神のアルバムが同年発売の予定だったようです。ただ諸問題(が要因と見られる)により、現在はアルバムの発売時期が不明です。但し、3周年の配信では明確に「スペシャルなことが待っているから、瞬きせずに待っていて!」(笑) とのアナウンスがありましたのでカムバかな・・!?と期待しています。

中華グループの使命とも言える〈全員での活動の難しさ〉を既に痛感しているところですが、今後に関してはメンバー個々が納得した上で、活動が持続したら嬉しい。オタクをやっていると色んな事象にぶつかることもあるけれど、グループの在り方、アイドル当人含めて他者が抱いた感情と考え・スタンスに対しては侵さずにいたい。100人いたら100の事情があって見えない部分も多いですから。今日は、何より3周年のお祝いの場があって良かったです。

最後に結びの言葉が思い浮かばないな・・と思っていた所、聴いていたBGMが「Dream launch」に。エンディングに最適ですね。未来は予測出来ないけれど、どんな形であってもメンバーの夢が叶ってほしいという気持ちが蘇る名曲です。勿論、威珍妮も。把梦想发射直通遥远外太空!

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