コップの中の水

良くある心理テストで以下のようなものがある。

コップの中に水が半分入っています。
「水があと半分入れられる」「コップの中の水は増える」がポジティブ思考で「水が半分しか入っていない」「コップの中の水は減る」がネガティブ思考。

昔から非常に違和感があった。

因みにコップの中の水の話はあのピーター・ドラッカーさんが発祥の様だ。でもドラッカーさんの本意は心理テストではないみたいだ。どうも本意は「複数の視点を持て」「変化の瞬間にイノベーションが発生する」らしいのだ。正解はわからないが、ポジティブネガティブちゅうのは一つの見方に過ぎず、それに囚われたりすると本質を見失うぞという事なのだろう。

自分の今の考えはこうだ。「コップの中の水が半分なのは観測された現象」「半分入れられるのも半分しか入ってないのも同じ」「その時の変化を見ろ(即ち微分せよ)」「増えるか減るかは周囲の環境で決まる(即ち初期値と積分で決まる)」

だからポジティブネガティブと決める事はできない。

心理学的な価値観を見るのには良いのかもしれない。



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