立春の候
春になりました。
といってもよく云う暦の上で、かと思いきや、少しずつ少しずつ、春の気配がしてきています。
関東地方でも北海道かと見紛うほどの雪が降り、まだその名残りもあるのですが、それでもちらほら梅が咲いたり日が伸びたり。
日が伸びる、というのは日の出が早くなったり日の入りが遅くなって、日中の太陽の出ている時間が長くなる、という意味だろうけれど、このほんの少しずつの日の長さが、春にとってはたいせつなようです。
お日様のちからというのは、本当にすごいのです。
寒(かん)が続く間、なんとなく、錠までかけてかたく閉ざしていた扉が、ギィと音を立ててひらけてくる、そんな気がします。
冬至からいくつめの節目でしょう。
立春は、いよいよ春が来ますよ、という喜びの日です。
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