LION AND PELICAN

このアルバムは、かなりカッコいい。わたしは、井上陽水の世界観が好き。言葉遊び、少し離れたところから見ているような心の表現、ニヒルだったり、シニカルだったり。想像させる。

一番好きな曲は何か?と、聞かれたら、このアルバムの曲ではないけれど、「なぜか上海」。この曲は、わたしの中では、長崎で、海を越えたら、上海、その、パッと開ける感じ、色でいうと赤を感じる曲、ランタン祭りの長崎のイメージがある。

彼の曲は、せつない。恋人がいても、どこかに不安があったり、愛することについて考えてしまったり。「海へ来なさい」はとても優しくて、柔らかな曲で、これも好きな曲。「招待所のないショー」「ミス・コンテスト」「神無月にかこまれて」「ジェラシー」好きな曲はたくさんある。

「LION AND PELICAN 」は先日Amazon MUSICでダウンロードしたばかり。(CDもあったのだけど、引っ越しで行方不明に)井上陽水の世界は、夜、そして、このアルバムは妖しい夜が見える。(妖しい夜をまって」というアルバムには、ジェラシーがはいっている)この頃の井上陽水は、それほど活動もしていなかったという印象があり、アルバムもそんなに売れていなかったように思う。ただ、この時期のアルバムは、おそらく、とても充実していて、素晴らしいと思う。

「LION AND PELICAN 」はこのアルバムで恋愛が完結していると思う。恋が始まり、恋愛関係になり、不安になったり、喜んだり、そして、最後に収録されている「背中まで45分」でその恋愛の始まりを振り返って終わる、というような、1つの恋が終わる時に聴くと、沁みるアルバムだと思う。

#井上陽水が好き #写真 #恋


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