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点検からスタート

あいにくの雨!悩ましい!

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でも、茅葺職人の本間さん参上!フェリーは相当揺れたらしい…。ありがとうございます…。

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気を取り直して!軽トラ1杯分の茅も積んできてくれた!それを早速下ろしてまずは現状の点検から。

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茅が本来は、軒先に庇のようにある程度出っ張るものだが、だいぶ減っていて木材に水が当たるくらいになっており、しかも薄くなってしまっている。直接木材に水が当たることはかなり良くないということで、その部分まである程度の応急処置までできたらいいとのこと。

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この角の軒先を直すとなると少し特殊な作業や道具も必要らしい。なので今回は、前回(昨年)の続きを上に向かって進んでいこうということに。

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前回は茅の量が足りず、トタンを差し込んで雨漏りを防いだちょっと不恰好な感じだったので、まずは、ここを!そして、部分部分で筋のように茅がなくなっており、木の骨組みに水が当たる場所も数カ所あり、そちらもある程度当たらないように修復できたらということ。

今日からの作業スタートとしては、トタンを外し木材で足場を作ること。この木材で足場を作るというのがやはり茅葺屋根ならでは。なんといっても屋根裏と表側からの作業が必要。でっかい針のようなものに縄を結び、屋根に刺す!屋根裏でそれを受け取り屋根の木材に回してまた裏から刺して表に返す。そうやってまさに縫い付けるように木材を縛っていく。その足場を使って上に上に行くという。北海道では多いトタン屋根では考えられない。

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表側の次は、屋根裏の点検へ!ここは真っ暗だし、足場も梁に足をかけるしかないので、ちょっとヒヤヒヤ〜。

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あれ?真っ暗やと思ったのに一筋の光が!と思ったら、穴空いてるやん!希望の光ちゃうやん…。でも雨が吹き込んでこない不思議なシステムの茅葺屋根。先人の叡智はすごい!

雪の重みで下がってくることもあるという。あとは、頭頂部の板金屋根の仕上げが悪そうな気もする。たくさんすだれが突っ込んであるので、やはり茅葺職人のいないエリアとして、屋根業者も分からず施工してしまった可能性が高い。まあ現状がそうなんやからしゃーないな!なんとかするしかない!

助けて〜!本間さ〜ん!ということで、さて今日や!これを書いている時点では晴れてる!気合入れていこ!

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