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新興国投資の妙味

米国の動き

去年2022年は、2020年の世界的なコロナウイルス蔓延に対する大々的な金融緩和などの財政対策、物流のボトルネックの問題、それに拍車を掛けたウクライナ戦争により原油、金属、穀物などのコモディティー価格の高騰によるインフレを抑えるため急速な金融引き締めを行い、一年間で政策金利を4.50~4.75%に引き上げた。

ドル高

米国の利上げによって急速なドル高になり新興国などの財務に圧迫をかけた。為替は金利が高い国に流れるため著しいドル高になった。そして物資の買い付けを行う際はドルで行うため、各国は外貨準備金をドルで準備していたが著しいドル高と物価高の影響をより受けた形になった。

結論

今後米国の利上げが終わり利下げへと移行すれば、ドル高からドル安になり為替の影響による財務圧迫は和らぐ事になる。そして、ドル資産が目減りすることを考えれば米国以外に資金が流れることが考えられる。そこで新興国投資に妙味があると考える。しかし、今後米国やEUなどでリセッションいりする可能性があることから、資源国より非資源国の方がいいと考えます。資源国は資源の輸出によって外貨を得ていることから、為替と需給のバランスの影響を受けるため今後も波があると思います。ならば、非資源国で国内需給が安定していて経済が高水準で成長している国の方が経済的にも為替的にも安定して投資対象としての信頼性は高いと思います。それと過去に新興国ブームになってから10年が経っており十分に資金が抜けている事もあり投資妙味があると思います。


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