大滝紅実

白黒つけたい働きもの ふんわりのんびりしたナマケモノ どちらも私

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最近の記事

ミモザと桜の合奏 蔵前神社にて

朝から小雨模様 雨も止みほんの少し薄日がさす午後 蔵前神社へ 何故だか会う日は雨の日が多い友人と ここ数日の寒さがミモザと桜が満開のまま時を留めてくれてました ありがとう

ミモザと桜の合奏 蔵前神社にて

    野辺の石に仏を見る

    野辺の石に仏を見る

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    黄色い彼岸花

    黄色い彼岸花

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    妖しく綺麗 百段階段

    妖しく綺麗 百段階段

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    ヒキコマレル?

    裸婦たちが遠くの川辺で水浴びしている 顔もわからないくらい遠くで なんて気持ち良さそうなんだろうぉ 遠くから見ても涼やかな水を感じる 私も一緒に水浴びしたい… 遠くにいたはずのブロンズ色の髪を結い上げた婦人が私の目の前にいる ヒキ…コマレ…ル…… イタリアの川辺へ イケないそちらに行っては 刹那、脚をふんばった 良かった私はちゃんとこちら側に居る 古いイタリアの絵を恐る恐る見つめ直す 裸婦たちは遠くに描かれている

    ヒキコマレル?

    雨に濡れる薔薇

    雨に濡れる薔薇

    機関車の夢

    博物館に飾られた機関車 空を走るのだろうか? 曇天の雲間を ソレトモ公園の木々のあいだを抜けていくのだろうか? 眠ることのない街で誰にも見られることなく密やかに大きな機関車は走れるのだろうか? 愉しそうに走る機関車に私は乗せてもらえるのだろうか 夢を見ているのは私かもしれない

    機関車の夢

    満月

    今夜は満月。 ベランダに出てほんのり明るい彼方を見上げる。 雲間にまん丸の月が夜空にある。 今夜の風は寒くない。 少しヒンヤリが混じる温かい風。 翼を出して夜空に散歩に行きたい。 羽根は何色だろうか? 悪魔のように黒いのか?鳥のように灰色か? ありもしない羽根を背中に感じ満月を眺める。

    水たまりの花火

    眩しい。 大つぶの雨と春雷。 夜道の水たまりに足を入れないように 目を凝らして道路を見ていた。 街灯に照らされた雨がまるで線香花火のように水たまりに波紋を広げている。 傘にぶつかる雨粒がはぜる花火のような音を奏でている。 雨は好きじゃないけど、綺麗な花火を見られるなら悪くないかもしれない。 水たまりの花火をよけながら家路についた。 誰かに水たまりに花火が咲いていたよと話をしたくなった。

    水たまりの花火