見出し画像

【湊かなえ作品~Nのために~】それぞれの愛のカタチで隠された真実に涙する超切ないミステリー

はじめまして。読書が趣味の大学生今井ゴンです。
いいなと思った作品を解説していきます。
100冊読んだら1冊自分の物語を書くつもりです。
どうぞ温かい目で見守ってください。

それでは本題。ミステリー女王との呼び声高い湊かなえさんの作品
「Nのために」。2014年にはドラマ化もされているようですが、皆さんはご覧になりましたか?

SNSで紹介されていたので、なんとなく読み始めてみるとページをめくる手が止まらず3,4時間で読了してしまいました。ありきたりな表現ですみません(笑)。そのくらい先が気になる作品でした。読了後はしばらく放心状態でした。

まずはあらすじ。物語はある高層マンションに住む野口夫妻が血を流して倒れているのが発見される事件から始まる。現場に居合わせた4人の男女の事情聴取はまったくもってかみ合っている。が、物語は過去の回想に入り大きく動き出す。登場人物全員にすさまじい過去が発覚し緊張感が漂う。さらに主人公杉下希美を取り囲む3人の男性,,,。ここからは驚愕の連続です。そして話は事件当日に戻ります。あの日誰が何のために嘘をついていたのか。真実が明らかになったとき、「すっきり」なのか「そんな,,,」なのか、えも言えぬ感情に襲われます。あの事件には、様々な愛が隠れていたこと。
「私の人生に愛をくれた人たち―Nのために」

こんな感じです!今、少し読み返しただけでもジーンときました(泣)。
途中まではよくあるミステリー小説だと思っていましたが終盤なんです(泣)。こんな切ないミステリーあっていいのか,,,(泣)
感動系でもミステリー系でも味わえない感覚が味わえます。そういう意味ではほんとに唯一無二の作品です。
「ミステリーは途中でこんがらがっちゃうな~」とか「物語が複雑そうだしな~」と思っている方も心配ないです。めっちゃ読みやすいので!

文章が拙い部分もあったと思いますが、やはり百聞は一見に如かずです。
是非手に取ってみてください!お読みになっていただきありがとうございました!また会いましょう!

#小説 #大学生 #Nのために #読書



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?