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#ライ麦畑でつかまえて | #JeromeDavidSalinger #TheCatcherintheRye 他 |

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J・D・サリンジャー (1)

人間二人以上になると競争原理というものが働きます。これは建設的なものであれば良いのですが、激化すると「勝ちゃ良い」となり、更に激化するとやがて「隠し球してもOK」という極めて歪な醜いモノになる可能性もあります。其処に自己承認要求が加われば地獄絵図です。で、「倫理」となるワケですが、社会の構造を簡単に変化させることは困難で、これらを迂回するには取り敢えず、人と関わらず、「一人が良い」という極めてsimpleな構造を選択という方もいらっしゃいます。友達がいない人を馬鹿にする風潮が世の中にはありますが、間違っていると思います。…賢者だから友人を作らないを選択されていると思います。で、サリンジャーはその一人ではなかろか?と思っているワケで…以下の文書でポイントは「教会の夕食会」にあると思っています。…

晩年のサリンジャーは人前に出ることもなく、2メートルの塀で囲まれた屋敷の中で生活をしていたとされる。彼には世捨て人のイメージがつきまとうようになり、一度小説を書き始めると何時間も仕事に没頭し続けており、何冊もの作品を書き上げている、など様々な噂がなされた。ただ、実際にはサリンジャーは、町で「ジェリー」と呼ばれて親しまれ、子供たちとも話をし、毎週土曜に教会の夕食会に参加するなど、地域に溶け込んで暮らしていたという。住民の間では彼の私生活を口外しないことが暗黙の了解だった。


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