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読書に熱が必要かもしれない

今日は大きな商いがない一日でした。そこそこ本が売れましたが、売上金額が跳ね上がることはありませんでした。いい本は沢山あるのに、売れないのは何故だろう?その解決策を含めて、今日はブログを書いてみたいと思います。

最近、スポーツを観戦しているときに気がついたことがありました。盛り上がっているスポーツには熱狂的なファンが存在しているという事実です。

例えば、プレミアリーグというイギリスのサッカーリーグの動画をYouTubeで観戦すると、観客席は超満員。そして贔屓のチームを応援する熱狂的なファンの姿が見て取れます。店主はアメリカンフットボールのNFLが好きなので毎年見ていますが、どの試合も同じように熱狂的なファンで埋まっています。新聞記事で読みましたが、逃走中の犯人に「NFLのチケットが当選しましたよ」と連絡すると、まんまと引っかかり、試合会場でお縄頂戴となることもあるのだとか。

それに対して、読書というものはどうでしょう。

店主が感じる限り、読書に魅力を感じている人も少ないですし、読書家の熱を感じることはありません。作家の中には情熱をもっている人もいますが、かつての三島由紀夫ほどではありません。

つまるところ、読書家や本好きと呼ばれる人たちに熱がないと感じています。そして更に、読書家は孤立しているような気がします。はい、店主も思いっきり孤立しています。

もちろん読書に情熱を傾ける人がまったくいないことはないのですが、オンラインサロンの集客やセミナー勧誘を目的とした詐欺っぽい人の方が目立ちます。

しかし、よくよく考えれば、教養を高めるために読書に熱や交流は必要ないかもしれません。かつて二宮金次郎が少年時代に薪を背負い歩きながら読書に励んでいたことを考えれば、現在の私たちも、そのように淡々と読書に取り組むべきかもしれません。

とはいえ、本を出版したり流通させたりすることは商いであるわけですから、キレイ事と本音の両方が必要なわけで、確実に収益を上げることも大事なこと。そのためには、やはり人が集まる熱が必要です。

店主は、本を読んでもらうために「読書のメリット」を広く拡散しようと考えておりましたが、それは手応えがありませんでした。なので、今後は読書熱が高まる発信をしていきたいと思いました。

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