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文章術の本に跪く「三行で撃つ」第2回目

初詣に行かない店主は、代わりに本を拝みます。田無神社には長蛇の列。それを横目にいち早く出勤します。なぜなら本を読むからです。そして、読書ブログを書くからです。それは誰かに課されたものではなく、自分との約束です。

今日の読書ブログは1月2日の続編です。引き続き「三行で撃つ」より文章の書き方を学びます。

第3発「すべる文章」から本日の引用を始めます。この項で、著者は文章から「固有名詞」と「数字」を減らせと指南します。最低限にしろと忠告します。じゃないと読者は読んでくれないよ。そんなことをいうのです。これには店主も驚きました。

なぜなら、文章術の本には「数字を入れろ」と書いてあるのが常識です。どの本にも数字を入れることによって信用力が上がり、わかりやすくなると書いてある。しかし、「三行で撃つ」の著者は違います。そもそも読まれなければ書く意味がないでしょというのです。そのぶれない姿勢に気圧されて、逆らう言葉を飲み込みます。

そして第4弾で「常用句をなくせ」と教えます。正直、そんなバカなと思いました。晴天を「抜けるような青い空」と書いてはいけないというのです。自分の目で空を見ろ。他人がつくった言葉を使わず、自分の頭で言葉を探せというのです。わたしゃ文豪じゃないんですよ。そんなことができるんですか。

さらに第5弾で「オノマトペをなくせ」と続きます。そんなバカな。オノマトペは学術的にも認められてる。そのオノマトペまでポイしろというんですか。自分で考えて言葉を見つけろという意図はわかります。でも、オノマトペを使わずに、読者の心にズバッと刺さる文章が書けるのでしょうか。

今日の読書ブログはここまでです。店主が驚いた様子が伝わったかと思います。著者の言葉を聞かぬよう、文章を書くことは簡単です。しかし、それで本当にいい文章が書けるのか。店主には自信がありません。だからこの後も「三行で撃つ」に膝まづき、学び続けたいと思います。




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